ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

2016年 上京物語 一日目 その③

 
もう日付がだいぶ経ってしまいましたが、10月9日に東京へ行った時の出来事の続きです・・・
  
ミッチこと、堀江美都子プライベートライブが終了したのが8時半前。
 
スマホのバッテリーが89%まで回復。
地下鉄に乗って、向かったのは新宿・・・
 
ところが今、新宿駅周辺は工事中で、ナビの案内が役に立たない。
ナビが行かせようとするところに道はない!
 
遠回りになってでも、ナビをわざと違うルートでやり直させて進んでいると・・・
 
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 ・・・おや?
と、思う男性とすれ違った。
いや、この方、歩いているのではない。
この恰好のまま、止まっている? いや、少しずつ動いているようだ!
どこかにテレビカメラがあるのかも?
 
固定カメラで撮影し、後から早回しにすると、普通に歩いているように見える、と言う番組を観たことがあるのだが、この方だったか?
  
いや、見とれている場合ではない。
さっさとナビの言うとおり歩かなければ・・・
 
やがて、目印としていた目標のヤマダ電機に到着した。
 
その時!
 
映画「タイタニック」のモリー・ブラウンが、いきなり耳元に囁いた・・・ように思った。
 
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  「あなたは、これから
   蛇の穴に入ろうとしてるのよ!」
 
目の前にあるのは・・・
  
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 ・・・目の前の、人々の往来が途切れた瞬間を撮影。焦っていたのでブレてしまったが歌舞伎町一番街である。
 
昨年もここに来ているが、今回は休日の夜。しかも翌日も休み。連休中ということで、人の往来は半端ない。
 
もっと激しい通りもあるのだが、慣れない者が通るとなれば、ここも危険な匂いを感じてしまうのは、田舎者のヒガみなのか?
 
案の定、歩いていると・・・
 
「1000円でいいですよ!」
 
とプラカードのようなものを持った若い女性が近づいて来る。
 
手で振り払って、歩を進めると観たことのある風景が!
 
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 ・・・ここはTOHOシネマズ。
昨年もここを通って、撮影したのがこれ・・・  
  
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 ・・・首だけのぞかせたゴジラ
 
側面には・・・
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 ・・・巨大なビジョンにゴジラの姿が映し出されていた。
 
いやいや、これに見とれている場合ではない。
もう九時半近くになっている。
  
そして到着したのが・・・
 
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 ・・・見上げると看板に電気が点いている。
 
店は開いているようだが、中に入ったところで座れる場所があるのか電話で確認すると、今夜は11時半で閉めますがいいですか?
と、お返事。
今、9時半過ぎ。そんなに長くいるつもりはないし・・・
 
で、入った店とは、ここ・・・
 
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 『歩ッ歩』というスタンド。
  
昨年も訪れたのだが、この店は・・・
 
     イメージ 9
・・・ウルトラマンA」
 に・・・
 
   イメージ 10     イメージ 11
 ・・・TACの吉村公三隊員役として出演されていた、佐野光洋さんが経営されている店なのだ。
 
※昨年の画像を再び使用させていたたきました。
  
「こんばんは」
 
と入ると・・・
 
開口一番
「あれ、前に来られた方?」
 
覚えていて下さったようだった。
 
店内に並んだウルトラマンAや超獣たちのフィギュア。一年ぶりなのに、全然懐かしさを感じさせない落ち着いた雰囲気は健在だった。
  
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 ・・・小さな冷蔵庫の上に置いてある“ムルチ”と分かりにくいけど“バキシム
 
店内にはもう一人、客がいらして、この男性もまたウルトラファンで、ここの常連。本日は、ウルトラのイベントで上京されたようだった。
 
本日『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン役の森次晃嗣さんはイベントがあった、と言うのをその男性から聞いた。
それで、森次さんはジョリー・シャポーにはおられなかったわけだ。
 
不躾ながら、スマホのバッテリーが30%を切っていたので、カウンターに出して、モバイルバッテリーで充電させていただいた。
  
水割りを呑みなから、広島から来たことを再度説明。やはりカープの話題になる。
  
やがて、もう一人の客の男性は、高速バスの時間が近付いた、とのことで帰られ、佐野さんと二人きりになった。
  
話が進む中、当時の撮影方法について、ずっと知りたいことがあったので、思い切ってぶつけてみた。
 
当時、撮影中は同時録音が出来ず、キャストがスタジオに集まり、仕上がったフィルムに合わせて、声を充てるのが当たり前だった、と言うのは分かっていた。
 
科学特捜隊のパリ本部や、地球防衛軍関係の要人が海外から来た時、彼らは明らかに英語で喋っているのに、音声では、日本語で吹き替えしているのは、口の動きが合ってないので、子どもが見ていても分かるのだが、
  
『日本人本人で、いくら自分が芝居して喋ったとは言え、フィルムの口の動きに全くブレることなく、同じセリフがきちんと充てられるのが不思議です・・・』
 
と、尋ねてみた。すると・・・
 
『役者、というのは、セリフを言う合間や呼吸を、自分でちゃんと持っていて、それをアフレコでもちゃんと同じことが出来る…外国人のセリフを日本語で吹き替えするのより、ずっと簡単なんですよ』
 
とのこと。なるほど!
 
佐野さんは歌手としてデビューしていたかも知れないほど、音楽センスは抜群。ドラマの中でも実際にギターを弾いているシーンがあり、
 
『録音スタジオにギターを持ちこんで、自分で弾いて唄った・・・
 
とか、
 
『撮影中は、どんな超獣かも分からず、高いところにある目印を観て演じていたが、アフレコの時にフィルムを観て、どんな超獣なのか初めて分かった・・・』
 
と、本人から伺うと、とても感慨深い。
 
最近2時間ドラマの撮影があり、それにマンションの管理人の役で出演されたそうで、共演した袴田吉彦さんが、とても面白い男だった、と話されていた。
正直、袴田吉彦さん、という役者・・・
であり、芝居だと分かっていても、その役柄が、どうも好きになれない、と正直申し上げると、
 
『・・・素顔は全然違う、本人は、本当にいい奴で面白かった』
 
と、話された。
 
いつか、このブログで袴田吉彦さんを取り上げるつもりだったので、目からウロコの情報だった。
 
しかしながら、2時間ドラマは放送する日が定まってない場合があり、このドラマも、いつの放送か分からない、と言われていた。
 
11時過ぎた。
そろそろ引き上げることにするのだが、最後に、カウンターへ百均で買った三脚を立ててツーショットを撮らせていただいた。
 
実は、セルフモードを使ったのは、この時が初めて。
しかも、

チャッチイ三脚で、なかなか安定しなかったが、何とか撮影出来たのがこれ・・・

  
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 ・・・顔は伏せさせていただきます。
 
店を出て、エレベーターまでお見送り頂いた。
 
来年のこの頃になるのかな? また来てみたい、と思いながら、再び歌舞伎町一番街を通って、ホテルに帰る。
相変わらずポン引きに遭う・・・
  
と、言うことで、上京物語 二日目に続きます・・・