2015年上京物語 再び その1
2015年12月22日。
また東京へ行って来た・・・
前回の上京は僅か一ヶ月前だった。
前回、11月に堀江美都子プライベートライブ行きが決まった直後、今回の東京行きも決まり、この二つの予算を捻出する為に、7月のクソ暑かった頃から、ずっと計画を立てていた。
一本千円で観られる映画も全て捨てた・・・
話題になっている映画だけは鑑賞して、交通費と宿泊費を積み立てたわけで・・・
ン・・・違うか・・・!?
時系列で、今回の上京した時のことを写真を整理しながら追ってみる。
12月22日。
東京へ着いたら午後12時半過ぎ。
地下鉄に乗って先ず向かったのは、銀座のあのお店・・・
・・・蕃、と言う喫茶店。
時間は十三時前。平日の午後で会社の休み時間が終わりに近づいているので、店の中は落ち着いているだろう、と思ったが、まだ結構賑わっていた。
ドアを開けると
「いらっしゃいませ!」
と、西恵子さんが声をかけて下さり、
「お久し振りですね~」
と。私のことを覚えてて下さった。
※ 西恵子さんのことは、これまで何度か記事にしてます。
一人席に案内していただき、コーヒーと、ブルーベリーとイチゴのケーキのセットを頼んだ。
これで700円、と安い。味も驚くほど美味しい。
失礼ながら、いつもシネコンで飲んでいる一杯360円のコーヒーとは格段の差がある。
ここで座っている間、少しでもスマホの充電を行おうと、電池式の・・・
前回の画像を流用
・・・ものをバッグから取り出して接続しておく。
これは先月に上京した時の経験から得た教訓。
ナビの途中でも、目的地が見えたら、すぐにナビを終了させて電源を落とし、ポケットの中かバッグの中で少しでも充電しておく。
電源が入ったままだと、何をしてなくてもバッテリーは消耗するので・・・
どうせメールしか入って来ないし、例え電話がかかって来たとしても、着信記録は残る。
20分くらい滞在して席を立ったのだが、この時もレジで、西恵子さんが相手をして下さった。
「今日は暖かいですね」
「ええ。寒い、と思って、重装備で上京したんですけど・・・」
と、バッグを示した。
私のバッグの中は、長袖のシャツが余分に入っていた。
また、先月上京した時には、同じく「ウルトラマンA」においてTACの隊員で吉村公三を演じた佐野光洋さんのスナックへ行ったこともお話させていただいた。
そもそも年に一回ぐらいしか上京出来ないので、
「今度、来れるのは来年の秋くらいになりそうです・・・」
と申し上げたら
「そう・・・では、よいお年を!」
と笑って返して下さった。
清算の時に、レジのそばにあった・・・
・・・コーヒーキャンディを二袋買った。苦味があって、これもスーパーで売ってるのとは格段に違う美味しさがあり、口の中で長持ちする。
輸入物かも知れない。
しょっちゅう行くわけでもないのに、西恵子さんが、私を覚えてて下さったこ
とに感激した!
おそらく西さん目当てでお店に通うファンの方々のお顔も、結構覚えておられるのだと思う。
蕃を出ると、スマホのナビをステレオイヤホンで聴きながら、銀座を歩く。
次に向かったのは、ここ・・・
・・・伊東屋、という文房具店。
伊東屋銀座本店。看板の上のクリップがユニーク。
ここは高級文房具を扱う老舗。
ノートや手帳、万年筆を始めとする筆記具、カレンダーなどにこだわる方にとっては面白い品が揃っている。
ここの3Fに目的の品がある筈なのだが・・・
しかし、いくらフロアーを回っても、何処にも見当たらない・・・
え? 何で?
たまらず、カウンターの若い男の店員に
「・・・・・・は無いんですか?」
すると「ちょっとお待ちください」
と、カウンターの奥に引っ込み、何やらファイルのようなものを持ってきた。
「どちらにしましょう?」
と、クリアホルダーに入ったサンプルをめくっていった。
沢山種類があるんだなぁ・・・でも、めぼしいものはないなぁ・・・
と、店員のホルダーをめくる手を目で追っていると、あの象徴的なマークがど真ん中に付いた用紙が目にとまった。
「あ、これにして下さい」
と指さした。1080円? 高っ!
と思いながらも、
「これって、何枚入りですか?」
と聞くと、
「50枚です」
と言われた。
贅沢かな・・・?とも思ったが、憧れのものだけに、今回は思い切ろうか・・・
店員が実物を持って来た時、
「申し訳ありません、100枚入りでした。それで1080円に消費税ですので1166円になります」
80円が消費税としての込みじゃなかったのかよ・・・と、ブツブツは心の中で。
この店員、物腰から新人なのかなぁ・・・とも思い、清算を待つ。
(100枚ならいいかも・・・)
と、徐々に納得・・・
思ったより高い買い物とは、これ・・・
・・・満寿屋(ますや)の原稿用紙。
これに書くと、芥川賞が取れる、と言われる格調の高い原稿用紙。
やはり、原稿用紙には真ん中の“魚尾”というマークが付いてなければ雰囲気が沸かない。
著名な作家も使っている、使っていた、と言われるこの満寿屋の原稿用紙。
手作りの和紙で、インクの滑りもいいそうだ。
満寿屋は浅草に本店がある老舗なのだが、わざわざ浅草に行かなくても、商品を取り扱っている店は全国にある。
しかし、広島には一店舗もない。
東京都内に取り扱っている文具・書店は沢山あるが、移動ルートの範囲内に収まる店で見つけやすいのはここだけだった。
アマゾンでも入手出来るが、実物を観て購入したかった。
しかし、この原稿用紙を使える日はいつだろう?
と期待半分、不安半分でホテルへ・・・
そこで荷物を軽くして、更に本来の目的地へと向かうことにした。
時刻は14時前。
続きます・・・
予告です。