「劇団四季 美女と野獣」千秋楽
場所は上野学園ホール。
上演回数80回
会場入り口にあるモニュメント。
夜はライトアップされるみたいだが、私は見たことはない。
2008年以来、7年振りの来広である「美女と野獣」
公演中3回行った。あと1~2回行けば良かったかな・・・?
いつもなら“リハーサル見学会”や舞台裏を見学出来る“バックステージツアー”なるものに参加しているのだが、今回は体調が良いにも関わらず、時間が無いのも手伝って行けなかった。
実は十年も前に、京都や福岡に遠征して、前回の広島の公演までに5~6回は観ているのだ。
舞台裏も、リハーサル風景も福岡で拝見している。
Tシャツやジャージズボン姿のレッスン着で舞台を跳ねて唄う団員達に感動したものだった。
あの頃は、ビースト(野獣)を、今は大スターになられた石丸幹二さんが演じていらしたのだが、当時は、彼が四季の中でもどんな位置づけの役者かも分からないくらい私はビギナーだった。
今回のパンフレット
そもそも「美女と野獣」とは・・・
特番の地上波より
ディズニーアニメを舞台に置き換えたミュージカル。
オリジナルの映画があるが、これとはディズニー版とは似つかぬモンスター映画。
遠い昔、森の中にあるお城に、一夜の宿を求めてきた老女を、城主である王子が冷酷にも拒んだ。
我がままで、冷淡な心をたしなめるべく、老女は美しい魔法使いである正体を現し、王子を醜い野獣の姿に変えた。また、王子をわがままに育てた城内の召使たちもバツとして、モノに変えてしまう・・・
・・・目の前に、キャラクター紹介を兼ねた会場への誘導が目につく。
広島県内の企業や官公庁もスポンサーになっての大イベント。
県外からのツアーも組まれていて、会場の駐車場ではドでかい観光バスが並ぶ。
それを切り抜いて・・・
・・・貼るスクラップブックみたいなものがある。
・・・中身はこんな感じ。
それを、紙面に掲載されているキャラクター紹介記事を切り抜いて、貼っていく・・・
・・・3月31日にビーストの紹介。
翌日4月1日にベルが紹介され・・・
右・ガストン(町の人気者でうぬぼれ屋)、ルミエール(蝋燭台)
・・・左・バベット(羽根はたき)、コックスワース(置時計)
・・・左・ルフウ(ガストンの腰巾着)、タンス夫人(元オペラ歌手)
・・・そして右・その他、モノに変わった召使いたちの紹介が終わると・・・
・・・ミュージックナンバーの紹介。
最初は ♪変わりものベル・・・
・・・左 ♪ふたりで、♪わが家
右・♪ガストン、♪ビーアワゲスト(おもてなし)
・・・左・♪愛せぬならば、♪何かが変わった
右・♪人間に戻りたい、♪美女と野獣
※小さくて読めませんね。
コンプリートして会場に持って行き、休憩中にカウンターで見せると・・・
・・・四季のマーク、ハープのスタンプが押され、記念に・・・
裏と表
・・・非売品のポストカードが貰える。
テレビにラジオにCMがしょっちゅう流れているのである。
日曜日の午後に放送されている『元就!。』と言う番組がある。
路地裏のグルメ、連休に行くと良い隠れたスポット、商店街巡り、意外な史蹟・・・
元就に命令されて、家臣役の設定のアンガールズがリポートする娯楽番組で結構面白い。
全国放送ではキワモノ扱いの二人だが、地元広島では普通のあんちゃんである。たまにキモい時もあるが・・・
元就とはこれ・・・
・・・この人形がナレーションに合わせて動き、番組を進行する。
田中は、ガストン役に挑戦する。
・・・酒場で、ビールのマグカップをぶつけ合う“マグダンス”のシーンである。
僅か30秒足らずのシーンに彼は悪戦苦闘。
「元就!」。の撮影日でもあるアンガールズ田中の出番は4月15日の夜の部の終了後。
9時過ぎにも関わらず、見学の為に残ったファンの前で披露された。
情報は随分前から受け取っていたが、当時の私は、どうも参加する気持ちが強くなくて、今では後悔している。
結膜炎が完治したばかりでもあったし、車を買い換えたばかりでもあった時期だったからなぁ。
番組は前回の「キャッツ」公演でも、田中に命じている。
・・・ラム・タム・タガーである。
舞台とは、付け焼刃のレッスンでは通用しない過酷な現場である、と知らしめた作りにもなっていた。
当然彼は、本公演には出させて貰えず、コスプレだけに終わった・・・
今回のガストン役は、本公演こそ出させて貰えなかったが、30秒だけ“マグダンス”の一部を本公演後に披露させてくれたのだった。
余談だが、この「元就!」。の人形。「キャッツ」公演中、ゴミ捨て場の中に設置されていて、話題を呼んだのだ。
・・・放送された当時は、私がまだブログを始める前だったし、その後の「キャッツ」を紹介する記事の中でも取り上げる機会がなかった。
話しは元に戻って「美女と野獣」
千秋楽のチケットは、先行予約の日は仕事だった為、午前十時受付から二時間も後の、正午の休憩時間中に申し込んだ為、良席ではなく、ホールの後ろの方、下手側をやっと取れた次第。
モギリを通過したものの、たいてい千秋楽と言えば、五円玉の入ったポチ袋とか、ステッカーか、ポストカードと言った粗品が配られるのだが、今回は何も無かった・・・
帰りに配られるのかな? と小さな期待を胸にロビーに進むと・・・
・・・出演者達のサインが寄せ書きされたタペストリーが広がる。
下には協賛する企業、官公庁からの献花、綺麗なバラが沢山あった。
ホールに入り、第一幕を迎える。
千秋楽ともなると、リピーターばかりで盛り上がりも大きい。
しかし、手拍子をするタイミングを前倒しする、ツウぶった者もいるのが何だかなぁ…もしかしたらこの千秋楽が初めての人もいるかも知れないのに・・・
第一幕が終わって、二階に上がってみた。
吹き抜けになった二階ロビーから見下ろす・・・
・・・あのタペストリーを撮影する沢山の人!
この二階のロビーには実は特別な撮影スポットがある。
・・・シャンペンボトルに挟まれた、ビーアワゲストを再現したミニチュアで、ここに立って記念撮影。
他に・・・
・・・酒場で“マグダンス”を再現出来るカウンターを模したもの。
これらは、頼めばスタッフがシャッターを押してもくれる。
第二幕も終わって特別なカーテンコール。
キャスト達によるワルツとビーアワゲスト。
最終的に、整列したキャストから一人一人挨拶・・・
いつまでも鳴り止まぬ拍手。その都度上がるカーテン・・・
名残惜しかった。
やはり、もう1、2回行けば良かった!
ロビーへ出て、何か記念になるものを買った。
それがこれ・・・
・・・キーホルダー。
そして、ロビーを抜けて外へ出る時に頂いたのが・・・
・・・この1輪のバラ。
あのタペストリーの下にあった沢山のバラの中の一本に違いない。
1600人分のバラを、第一幕が始まった時に回収して、スタッフが一本一本ラッピングしたに違いない。
恐るべし劇団四季!
外では・・・
・・・RCC中國放送が取材に来ていた。
後ろから撮影させて頂いた。
・・・本日7月6日の中國新聞朝刊より。
第一面である。
TVやラジオで「美女と野獣」とCMが流れなくなるのが寂しくなる。
今度、広島に来るのは何年後だろうか?
※パソコンの不具合がまた生じてしまい、写真の貼り付けが上手く出来ませんでした・・・