7月30日と言う日 帰ってきたウルトラマン篇 前半
久し振りの更新です。
やはりパソコンの文字打ちが、うまくいきません。
普通にキーを打っても・・・
フツウニキーヲウッテモ
・・・となってしまうのです。
その度に言語バーより設定をし直すことを繰り返す・・・
ウィンドウズを立ち上げてから数時間経つと軌道にのって、文字変換がスムーズになるのですが、最初の一~二時間くらいは、フリーズや文字変換異常との戦いです。
ブロ友の方達の記事を拝見して、僅か4行くらいのコメを打つにも1時間くらいかかってしまうこともあります。
これから、記事を更新する時は、まとまった時間がある時のみになりそうです。
今回の記事は、予め“公開しない”に設定して、下書きをしてから臨んでます。
タイトルは
「7月30日と言う日 帰ってきたウルトラマン篇」
昭和46年に始まり、変身ブームの先駆けとなった特撮ドラマ。
リアルタイムでの「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」を知らず、再放送や「たのしい幼稚園」「幼稚園」「学年誌」などの雑誌、5円引きブロマイドでの情報で楽しんでいたのが、本格的な新しいウルトラマンが始まることで、私のテレビライフが一気に跳ね上がった。
「ウルトラセブン」に観られる“大人な会話”は少なく、公害や、戦争の傷痕が起因する登場怪獣の設定。また、元々一般人である郷秀樹が、休日には坂田モータースで過ごし、綺麗な恋人・坂田アキ(榊原るみ)健(岸田森)次郎(川口英樹)らとやりとりする日常ドラマなども身近に感じて、低年齢の子ども的にも面白かった。
そんな中、夏休みが始まって10日経つ7月30日。
既に「学年誌」などで随分前から情報が伝わっていて、心待ちにしていたエピソードがこれ!
・・・「帰ってきたウルトラマン」が始まって以来、初の究極の敵が現れ、危機に直面したところへウルトラセブンが助けにきてくれる・・・
この内容に狂喜したものだった。
ウルトラマンもウルトラセブンも、この帰ってきたウルトラマンも、同じM78星雲の出身の設定。何処かにつながりがあるのだろう、と思っていただけに、このウルトラセブンのゲスト出演は、ずっと心待ち、だったのだが・・・
実はこの日、7月30日。
とんでもない事故が起こったのである。
全日空機雫石衝突事故
これにより、旅客機に乗っておられた方162人(内乗務員7人)が全員亡くなられ、戦闘機を操縦していた自衛隊員は事前脱出して助かったのである。
語尾に“事故”と付いているが“事件”を付けるべきなのではなかろうか?
このニュースで、番組変更したみたいで、いつも通りにチャンネルを合わせても「帰ってきたウルトラマン」が始まらないのにガッカリした覚えがある。
しかしながら、どこのチャンネルもこのニュースだったみたいで、半分あきらめがついたようである。
そう言えば、今では全く観られなくなったが、かつては番組放送中にトラブルがあると、放送スタジオをイメージするイラストが画面に表れて、
“このまましばらくお待ちください”
みたいな映像が延々と続いたものであるが、我が家ではそれらの現象を
『向こうが悪くなった』
と言う言い方をして、じっと待っていたものだった。
たまに他のチャンネルに回すこともあったが、今のようなリモコンがなかった頃は、冬場はチャンネルを回しに炬燵から出て行くのが面倒くさかったものである。
さて、それでもウルトラセブンが出てくる「帰ってきたウルトラマン」が始まるかも知れない、と期待していたが結局この日、始まることはなかった。
翌日31日・土曜日。普通にラジオ体操があったと思うのだが、公園に集まった友達同士の間で、昨晩「帰ってきたウルトラマン」が放送されなかったことについて話題になったかどうかは覚えていない・・・
『ウルトラセブン参上!』
は一週間後の8月6日に放送された。
ワクワクしながらテレビの前に座った。
すると、オープニングで!
「・・・郷秀樹です。先週はお休みしてごめんなさい。でも今週はウルトラセブンが出るよ・・・」
と言った感じのナレーションが流れた。
「あ!郷秀樹じゃ!」
と声に出したものでした。
後になって調べたら、私が記憶していたナレーションは・・・
・・・テーマ曲が始まるこの時だった、と思っていたが、実は・・・
・・・メインタイトルの表れる時だったらしい。
このナレーションも収録されたDVDの存在もあるらしく、是非これを拝見したいものだ。
では、ウルトラマン(以後“新マン”)を苦しめた怪獣とは?
・・・宇宙大怪獣ベムスター。
これまで、地球内に生息する怪獣と戦ってきたMATや新マンにとって、初の宇宙怪獣との対決である。
「ウルトラセブン」でも宇宙ステーションV3勤務の設定だった南廣さん。
「ウルトラセブン」繋がりのゲスト出演なのか?
この「新マン」でもMATステーションにキャプテンとして勤務する、梶、と言う役で登場。MATの加藤隊長とは大学時代からの親友。
MATステーションには・・・
・・・大門正明さんがいる。
そのMATステーションが突然・・・
・・・何者かに襲われ.る!
正体はこいつ・・・
・・・ベムスターにレーザーを放つが、吸収されてしまう。
やがて・・・
・・・ステーションごとベムスターの体内に吸収されてしまう。
その後、ベムスターは・・・
・・・地球へ向かうのである。
・・・南隊員、上野隊員の乗ったマットアロー1号が迎えるが・・・
・・・撃墜される。
・・・続いてマットアロー2号。郷と岸田隊員がそれぞれに乗っている。
しかし、ミサイルが効かず、基地への帰還を余儀なくされる。
郷が運転するマットビハイクル。助手席には加藤隊長。
・・・親友の梶を失い、南隊員、上野隊員も負傷してしまい、失意の中、梶の奥さんに、夫の殉職を報告に行く加藤隊長・・・
加藤「奥さん」
梶の妻「?」
梶の奥さんは来月出産の予定で、今幸せ絶頂なのだが・・・
加藤「梶が・・・」
梶の妻「主人に何か?」
言い淀む加藤隊長。
マットビハイクルの中で心配そうに見つめる郷・・・
セリフはない。
加藤隊長により夫の“死”を告げられ、泣き崩れ落ちる奥さん。それを支える加藤隊長・・・
フロントガラス越しの郷の視線で描いて効果を表しているのかも知れないこの演出。
郷という地球人としての気持ちと、彼の中に共存するウルトラマンの二つの気持ちが感じられる。
姿を消してしまったベムスターは・・・
ガスタンクを襲う・・・
タンクの中のガスを吸っているベムスター。
・・・ベムスターは、水素、窒素、ヘリウムといったものを食している。
現れるのもガスタンクのある所。そして下手に攻撃すれば二次災害が起こってしまうのである。
前半はここまで。
新マンは出て来ないし、ウルトラセブンも出て来ず、もどかしさを残したままCMに入る。
小さい頃は、ただ特撮のみの部分に目が行っていたが、歳を重ねてくると人間ドラマが深く感じられるようになった。
後半は2~3日後にアップします。