7月30日と言う日 帰ってきたウルトラマン篇 後半
前回の記事
「7月30日と言う日 帰ってきたウルトラマン篇」 前半の続きです。
航空機の事故により、報道特別番組が組み込まれた為に、一週間後の8月6日に放送されたエピソード・・・
・・・第18回「ウルトラセブン参上!」
・・・本当は「8月6日と言う日・・・」として、記事にするべきかも知れなかったのですが、8月6日は広島にとって、とても重要な日。特に今年は70周年。
“原爆”とは何か?とまだ分からなかった子どもの頃の思い出を追い駆ける記事を作ることに躊躇われました。
かと言って何か原爆関係の記事を、と思っているのですが、仕事が入っているので、当日記事が作れるかどうか分かりません。
そこで、これが本来の放送日である筈だった、として記事にしました。
前回の記事のコメで、8月6日に放送された時のオープニングで、郷秀樹自身によるナレーション音声収録のDVDを教えていただきました。一度聴いたきり、二度と拝聴出来ない、と思っていただけに今も舞いあがっています。ありがとうございました。
本題です。
地球へやって来たベムスター。
マットアロー1号を失い、搭乗していた南・上野両隊員も負傷して入院。
その後、岸田隊員も負傷してしまいます。
あらゆる兵器が通用しない宇宙怪獣ベムスター。
CM明けの後半・・・
新聞を読んでいる郷のショットから始まる。
郷「ねぇ、コーヒーまだ?」
店員「・・・すみません」
しかし・・・
店員「・・・あれ?ガスが出ない。元栓は開いているのに」
・・・ガスが出ない、の言葉に『もしや』と頭によぎる郷。
・・・実は、この店員。翌年に始まる「ウルトラマンA」でTACの今野隊員を演じることになる山本正明さん。
この頃はまだそんなに太ってはおられない。
・・・その時、大きな地震が!
飛び出す郷!
マットビハイクルに飛び乗る郷。
(心のツッコミ)
何処に駐車しているんだ?
緊急車両として認められているから、休憩中の駐車も場所を問わずOKなのだろうか?
この時のBGMはMATのテーマ音楽『ワンダバ』でなく、
『帰ってきたウルトラマン』主題歌のインストゥルメンタル。
一方、MAT基地では・・・
丘隊員「隊長!第二地区のガスタンクにもベムスターが現れました」
・・・一人で出撃する加藤隊長。
暴れるベムスター。
現場に到着した郷。
いよいよウルトラマンに変身!
しかし、ウルトラマンの必殺武器であるスペシュウム光線が・・・
・・・吸収されてしまう。
苦戦・・・
苦戦・・・
あぁ、エネルギーも残り少ない。
ウルトラマンは大空に飛び去ってしまう。
加藤隊長は、破れたウルトラマンに失望します。
地球を飛び出したウルトラマン。そのまま太陽に向かいます。
ウルトラマンは叫ぶ。
すると謎の声が!
謎の声「ウルトラマン、これ以上太陽に近づいてはならない」
ウルトラマン「誰だ、私を呼んでいるのは?」
オープニングにはクレジットされてなかったが、明らかに森次晃嗣(当時・浩司)さんの声だ。
とうとうウルトラマンは、態勢を崩して太陽に引き込まれてしまう・・・
その時!
ウルトラセブンの主題歌に乗っかるように一つの影が。
影は、ウルトラマンを太陽から引き離す。
ウルトラマンは、セブンの存在を既に知っていたふう。
このツーショットに心躍ったものだ!
ウルトラセブン「ウルトラブレスレットだ。これさえあれば、どんな宇宙怪獣とも互角に戦える」
セブンは引き返します。
(心のツッコミ)
短ッ!出番はこれだけ?
セブンが地球に来て、二人でベムスターと戦うのではないのか?
ウルトラマンは地球へ帰ります。
その頃、たった一人で戦っていた加藤隊長でしたが、限界。
とうとう撃墜される・・・
その時!
・・・そこへウルトラマンが駆けつけます。
たっぷりと太陽エネルギーを浴びたおかげで(近寄り過ぎていたが)カラータイマーも青に!
いよいよ、ウルトラセブンから授かったウルトラブレスレットの登場。
右手で掴んで掲げる!
まばゆいスパーク。弓矢の羽根の部分に似た形状のものに変化し・・・
・・・ベムスターに投げる!
形状が変化する、やはり同じ化学的な兵器とは言え、古典的な刃物系にはあっさりやられます。
ついには首まで!
少し?グロテスクですが、スキッ!としたものです。
この後、槍の形になったり、四肢がバラバラになったウルトラマンのそれぞれの体の部分を引き寄せるように元の体に戻す力も見せてくれます。
体内に吸収したガスのせいか大炎上のベムスター。
加藤「梶・・・やったぞ」
マットアロー2号から抜け出した加藤隊長。大怪我を負っています。
人間体に戻った郷が駆け寄る。
郷「隊長、早く本部に戻って傷の手当てを!」
加藤「いや、梶の奥さんに知らせるんだ」
快く同意した郷は運転します。
『ワンダバ』の曲でエンディング。
(心のツッコミ)
何キロで走っているのだろう?
団次郎(当時)さんが直接運転し、牽引なしで、ナンバープレートもつけないマットビハイクルが公道を走っているのが、今の時代では考えられない。
このエピソード、夏休み特別企画として前編・後編として2話に分ければいいと思うのだが、予算の関係なのだろうか・・・?
ところで、このベムスター。
とても人気のある怪獣としてランクインされることが多いのですが、早速、翌年に始まる「ウルトラマンA」のオープニングにシルエットアニメとして出て来ます。
この記事の段取りをしている時、奇しくも、小型機が民家に墜落のニュースが!
巻き添えを食らった女性が一番気の毒です。マスコミは飛行機側の過失をここぞとばかり責めるように報道してます・・・
更に、大型フェリーの事故も起きてしまいました。
44年前の航空機事故も、今回の事故においても、亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。