ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

劇団四季ミュージカル 「ふたりのロッテ」

 
劇団四季ミュージカル「ふたりのロッテ」を観た。
 
   イメージ 1
 
ふたりのロッテ」はドイツ作家のケストナーによるもので、小学校の図書館にもあるかと思われる児童文学。
他の作品として「どうぶつ会議」「飛ぶ教室」があり、私も読んだことがある。
内容は忘れてしまったが・・・
  
内容は、赤ん坊の頃に両親の離婚により、ウィーンとミュンヘンへと、それぞれの親に引き取られた双子の女の子、ルイーゼとロッテが、夏休みの共同合宿で出会ってしまう。
同じ顔をした者同士…生まれた日、生まれた場所、そして、それぞれが片親との生活。二人は自分達が双子だと認識する。
互いに、会ったことのない、ママ、そしてパパに会いたい。さらに、また4人で一緒に暮らせたら・・・
そこで二人はある計画を立てるのですが・・・
 
いわゆるファミリーミュージカルとして、子ども向けの作品である。
S席4000円、と消費税8%になっても安いし、プログラムも500円だった。
 
十年以上も前、テレビで拝見して、録画したものを何度か見返してきたけれど、ナマの舞台で観るのは初めてだった。
何より、双子の劇団員が揃わなければ成り立たない題材だけに、なかなか舞台化の実現は難しいかと思っていたので、この度、全国公演があると知って、楽しみにしていた。
 
だが、ルイーゼとロッテを演じる劇団員の女の子は双子ではなかった。まあ、似た感じではあったけれど、二人が入れ替わった後の演技は、分かりやすくて却って面白いかも。
 
子どもが観たら、面白くておかしくて笑ってしまうだろうけれど、大人になって観ると、幼い子が両親の仲を復活させようと画策するところが、けなげで泣けてくるのである。
会場でも、鼻をすすっている大人がいた。
 
ダンスは複雑でテンポがよく、女の子らしくて気持ちいいのだが、振り付けは男性、加藤敬二さん。
クレイジー・フォー・ユー」でボビーを演じたのを拝見したことがある。
「キャッツ」のミスト・フェリーズを演じられた事も有名。四季のオーディションでも審査員を務めておられる。
 
 
また、出演者の中に「美女と野獣」でベルを演じた坂本里咲さんが、ロッテのママ役になっておられ、久し振りに拝見出来たのが嬉しかった。
 
最後に、出演者一同がロビーでお見送り。
もう坂本さんにひと言声をかけたくて、列を調節した。
少し高齢の女性が私の前にいたけれど、その方が
「『美女と野獣』を観ました」と言っていたので、私は坂本さんの他の作品の事を持ち出して
「『ブラックコメディ』が面白かったです」と言って握手していただいた。
 
“ブラックコメディ”とはミュージカルじゃなく、普通の舞台劇、それも喜劇で7~8年くらい前に福岡のキャナルシティで観劇したもの。
坂本さんは、笑って握手して下さった。とても綺麗な方でした。