映画「おかあさんの木」
久し振りの更新です。
パソコンを、他のことに取られてました。
ブロ友さん達の記事はスマホで拝見してましたが、コメント出来なくて申し訳ありませんでした。
最近、鑑賞した映画ですが、かなりヤバいのです。
“ヤバい”という表現は、現代風過ぎて、文法的には不適切なのですが、本当に“ヤバい”んです。
これでもか!と泣かせてくるのです。
随分前から、映画本編が始まる前の予告CMが上映されていたのですが、そのCMだけで号泣する映画です。
予告CMを観て、早速取ったチラシ
40年以上も前から、教科書に取り上げられた物語だそうです。
けれど、私の通っていた小学校では、授業でやった経験はない・・・
途中、転校しているので、引っ越す前の学校で、道徳の時間に取り上げていたのかも知れない。
「おかあさんの木」
原作:大川悦生
七人の我が子がお国の為に、と次々に兵隊に取られる。
母は、その度に桐の苗木を植え、無事を祈りながら、桐の成長を見守るのである。
…パンフより
・・・母、ミツを鈴木京香さんが演じている。
母親が我が子に注ぐ愛情は、かくも大きいのか!?
・・・ミツの思いは、残酷にも裏切られる。
長男の戦死、次男の戦死・・・
・・・出征する我が子にすがりつくミツを恫喝、暴力によって引き裂く憲兵。
額を割り、血を流すミツ。
観ていて怒りに震える!
七人の息子達・・・
それぞれの戦場で母を思い、他の兄弟を思い・・・
館内はすすり泣きでいっぱいになった。
物語の冒頭。
お父さんとお母さんが出会って、結婚して・・・
クスクス、と笑ってしまうほんの一部分、この平和な時間に唯一救われる。
戦争を知らない世代は観る価値がある映画だと思う。
教科書によって認知度が高く、辛くて観るに耐えられないという意見もあるのだが・・・
今年は戦後70年。
戦争を記憶する方達が高齢になり、当時のことを語って下さるのが困難になってきた昨今。こういった映画で、後世に語り継ぐしかないだろう。
ニュースの特集で拝見したが、とても難しそうだった。
だけど、被爆者の経験を遺さなくてはならない思いが番組終了時に一杯になった。
棺桶に片足を半分突っ込みかけたジジィが始め、それにより若い者が犠牲になり、尻拭いをするのが“戦争”だと言われている。
今後、バカな政治家が出て来ないことを祈るばかりである。