ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

3月23日と言う日 その2

 
前回に続いて、3月23日と言う日について・・・ 
 
1978年・・・昭和53年3月23日は
 
キャンディーズ・グッバイ・コンサート」
 
が広島で開催された日であるが、実はこの日は
 
木曜日だった。
 
木曜日と言えば・・・ 
 
キャンディーズ・グッバイ・コンサート」から家に帰ると、7時を回っていた。
仕事から父も帰っていて、母はすぐ晩御飯の支度、私や妹はそれぞれ順番に風呂に入り・・・
 
食事がすっかり終わる頃に、木曜日の定番とも言うべき番組に喰いつくことに・・・
 
それはTBS系列放送のザ・ベストテンである。
 
さっきまでナマで観ていたキャンディーズの“微笑みがえし”は今週は何位だろうか?
当然、今日は広島からの中継だろう、と番組に集中していた。
 
この日、キャンディーズの“微笑みがえし”は何と1位だった。
 
    イメージ 1
 
ザ・ベストテン」と言う番組は、
 
レコードの売り上げ
ラジオ番組へのリクエスト数
ハガキによる番組へのリクエスト枚数(一人一枚が原則だった)
有線放送へのリクエスト回数
 
を総合して点数を計算し、順位をはじき出している。
 
キャンディーズが前年に解散宣言してから、ファン達はキャンディーズを1位にしよう”と動き出した!
その結果がこの順位に結びついたわけだ。
 
ランキングボードがカタカタと心地よい音で回り、キャンディーズの文字が出た時、狂喜した。
 
その前の2位の曲が2位じゃなかったのだから、残った1位はキャンディーズしかない、と心の準備は出来ていたが、
それでも初めて触れるかのような喜びだった。
 
ザ・ベストテン」はアーチストがスタジオに来れなくても、アーチストがその時点で滞在している場所まで赴く。
 
『追いかけます。お出かけならば何処までも』
 
がキャッチコピーだった。
 
キャンディーズはそのまま広島県立体育館での中継かと思ったら、廿日市町(はつかいちちょう・当時)にあるヒロシマナタリーという遊園地からだった。
 
ヒロシマナタリー』は昭和49年4月に開園した。
その時のマスコットガールはキャンディーズだったのだ。
 
広島と近辺の地域では開園に向けて、キャンディーズが出演しているCMを繰り返し放送していた。
「全員集合」にも出演していたキャンディーズを身近に感じ、この頃にファンになった。
 
キャンディーズはステージ衣装のまま、ヒロシマナタリー内にある“ナタリー号”という船の甲板に立っていた・・・
 
広島ではTBS系列はRCCと言うのが放送局となる。
RCCアナウンサーのMCで、キャンディーズ゛はヒロシマナタリーに関わりがあることと、本日行われた広島県立体育館での模様が一部紹介された。
 
興奮が再び蘇る!
 
あの頃ビデオを持っていれば・・・
 
と今でも思う。
 
しかし、ナタリー号で唄うキャンディーズの姿は、その後「『ザ・ベストテン』リクエスト大会」か「復活ベストテン」とかで放送された記憶があり、確か録画した筈だった。
だけど、そのテープが何処にあるか・・・
もし、このビデオが見つかったらアップしてみたい・・・
  
では今回、キャンディーズと関わりが深かったヒロシマナタリーに触れてみる。
 
       イメージ 2
 
       イメージ 3
 
      イメージ 4
 
「タイムトリッパー」という雑誌の付録に付いていたDVDからである。
 
youtubeなどでも発信されているので、ファンで知っている人が多いCMである。
 
DVDではこのCM一本だけが収録されていたが、実はキャンディーズが登場する「ヒロシマナタリー」のCMはまだある。
 
ヒロシマナタリー」を象徴する大観覧車に乗っているキャンディーズを遠景で撮影。ズームアップされ、観覧車内に立ちカメラの方に向かって手を振っている三人。それにナレーションがカブさっているものだった。
上記画像のCMのナレーションをしていた人と同じ声だったか・・・
 
“・・・笑って手を振っているけれど、実は膝はガクガク・・・”
 
って言ってたようなナレーションだった。
 
では、どんな観覧車なのか?
 
    イメージ 5
  
当時、西日本一とか、東洋一とか、何かで誇れる大きさだったらしい。
  
これはビデオカメラで撮影したもの。
ヒロシマナタリー」は1996年3月31日で閉園している。
 
高速道路の充実で、福岡のスペースワールド、香川のレオマワールド、呉のポートピアランド(既に閉園)などに客が流れ、またレールが海上高くにせり出したジェットコースターなど遊具類も老朽化した為だった。
 
とても名残惜しく、閉園前に何日か通って撮影した。
  
では、観覧車の中に・・・
 
      イメージ 6
 
ナタリー号を撮影した部分を切り取ってみた。
 
プールの一部にナタリー号は設置されている。
あの上でキャンディーズが“微笑みがえし”を唄ったのだ。
 
ではナタリー号に近づいてみる。
 
    イメージ 7
 
思ったより大きくはないが、とても贅沢な仕様の船だ。
 
では中に・・・
 
    イメージ 8
 
甲板の上に立ってみた。
おそらくキャンディーズの立ち位置と思われる所から・・・
 
閉園日だったので、来客が多く気を使いながらの撮影だった。
この時、
 
キャンディーズはこの辺に立っていたなぁ・・・』
 
と意識したものだった。
  
キャンディーズ解散から36年。
ヒロシマナタリー閉園から18年。
 
今日は、キャンディーズと、ヒロシマナタリーを振り返る感慨深い一日だった。