ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

映画「バンクーバーの朝日」

 
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                パンフレット
 
今からおよそ140年前。カナダへ渡った日本人たちがいた。
新天地、裕福な生活を夢見て、多くの日本人が理想を求めた。
 
しかし現実は、現地のカナダ人の倍働くものの、賃金は半分。
思ってたより過酷な生活を虐げられていた・・・
そして、自分の仕事を日本人に奪われたカナダ人からの恨みも買ってしまう。
 
やがて、沢山の移民達にも二代目が誕生する時代がやってくる。
彼ら二世は、野球チームを結成する。
 
この映画は、実在した日系人野球チーム“バングーバー朝日軍の物語。
  
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移民として渡った日本人の苦悩は色々なメディアで紹介されているが、カナダに渡った日本人がいるとは知らなかった。
 
過酷な労働の中にあってもバンクーバー朝日軍”日系人にとって希望の星だった。
しかし、体格の違いから、カナダ人の野球チームとは連戦連敗。
 
そこでバンクーバー朝日軍”は頭脳プレーに転ずる…
 
今まで取れなかった点が、初めての1点が入ることから反撃が始まる・・・
 
しかし、それが気に喰わない相手チームによるラフプレー。
自国民贔屓の審判・・・
どう戦うか朝日軍
 
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朝日軍の快進撃・・・
しかし、日本による真珠湾攻撃により開戦状態になった日系人は、敵国人として強制収容所に送られることに・・・
 
この映画は、野球の試合を重きに置いた内容ではなくバンクーバー朝日軍”に関わる人々、そして『戦争』に翻弄される日系人の物語を描いていた。
家族愛や友情といった、心の琴線に触れた、こういった日本人がいた、という史実にも触れるいい機会だった。
 
実は、この映画公開のずっと前にテレビで紹介されていた。
 
私が、この映画を観たいと思ったきっかけが、この番組。
 
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平成26年2月27日放送
 
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番組では、相手チームのどんなラフプレーにも、フェアプレーで対抗する朝日軍の試合が再現ドラマとして紹介された。
 
どんなプレーにもフェアに対抗するその精神が多くのカナダ人の心を捉え、2003年。カナダでは異例の日系人野球チームが殿堂入りした。
 
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今はカナダでは、子どもたちの教育の一環として“朝日軍”のエピソードが語られるそうだ。