ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

11月24日・25日 上京物語

 
平成26年11月24日、上京。
 
先ず「ウルトラセブン」のモロボシ・ダンこと森次晃嗣さんの経営するジョリー・シャポーという洋食屋へ行き、その夜はアニソンの女王こと堀江美都子さんのディナーショーへ行った。
 
半年前に機種変更したスマホ
一週間前にナビをインストール。
30日間の無料体験をしている間、この機能が役に立つことが分かれば一ヶ月300円の使用料を払ってもいい・・・
 
その真価を問われる今回の上京。
 
百均で買ったイヤホンを差し込んだスマホ・・・
 
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 ・・・スーツの胸ポケットに入れて、音声を聴きながら歩きスマホにならないように心がけた。
いざ、と言う時、イヤホンを外して、少し力を入れて引けば、バネの力でリールが巻き取って、スマホの入った胸ポケットに入って行くし・・・。
 
しかし、このナビ。不満がある。
神田駅を検索しても上手く表示されない。
JR神田駅と地下鉄の神田駅が至近距離にあり、JR神田駅は現在工事中、ガード下を歩くことも多く、ナビは駅構内か地下鉄構内の通路だと認識してしまい、外の道路を歩いていることを前提とした案内をしてくれなかった。
 
翌日・25日には、神田古書店街巡り、そこから銀座へ行く為のナビ案内の練習を兼ねて、ミッチのライブが終わってから、神田駅からホテルへのルート案内をイヤホンのみで聴きながら歩いていた時だった。
 
難儀していて、交差点にさしかかろうとしていた時、先に信号待ちしていた女性が話しかけてきた。
イヤホンでは丁度、この交差点名と、通過してからの進路を告げていたのだが、仕方なくイヤホンを外し、その女性の言葉に耳を傾けた。
 
「コレカラ、ドウデスカ?今、オ暇ナラ・・・」
 
明らかにアクセントのおかしい日本語で言ってきた。
 
ポン引きかよ・・・
 
と思いつつ、
 
「イヤ、忙しいんで・・・今からホテルに帰るんで・・・」
と、切り返したら、
 
「何処ノホテル?夜マダ早イヨ。三千円でイイヨ」
 
しつこく喰い下がってくる。
早いから、そのホテルへすぐ帰って、長くゆっくりしたいんだ・・・
 
と、思いつつも、喋るのも面倒臭いし、適当に手を振りながら何も言わずに信号を渡った。
 
自分って、スキのある顔をしてるのか?それとも好色そうな顔なのか・・・
  
ナビの案内がどうなってるのか、再びイヤホンを耳に差して、ナビのやり直し・・・
今、現在の位置から改めてホテルを検索する・・・
少し歩けば、改めたルート案内がなされるのだろうが、滅多に履かない革靴、すねの辺りが痛くなってきた。
ナビのやり直しの方が早い。おまけにバッテリーも少なくなってきた。
 
昼間にチェックインした時の雰囲気とは街並みが違って見えて、どこがどうなのか分からなくなってきてプチパニック。
 
先程の交差点は渡らずに曲がる、と案内があったようだ。
あのクソ女め!
 
と、心の叫び。
 
せっかくのナビの練習が無駄になった・・・
 
しかしながら、5分もかからずホテルには着いた。
早速、スマホを充電。
部屋にはスマホを充電する為のコネクターが備えられていた。
充電しながら、古書店街の情報を検索した。
  
次の日はあいにくの雨だった。
 
スマホを胸ポケットに、傘をさして古書店街へ歩いた。
耳には交差点の信号に掲げられている名称と同じことを告げていて、スムーズに案内してくれた。
案内の時以外静かで、外の音も普通に聞こえる。車のクラクションや他からの音を聴き逃す危険性はない。
  
最初に入ったのは中野書店漫画部と言うところ。
 
個人商店のようで大きくはないが、結構古い漫画や雑誌があった。
 
店内は倍賞千恵子さんの歌が流れていた。
(後に『下町の太陽』だと分かった)
 
漫画もいいけれど、昭和30年前後の小栗虫太郎夢野久作ものがあり食指が動いたが、高かった!
かなり古い横溝正史作品もあったが高い。
それなら海野十三作品はないだろうか?あればいくらくらいするのか?
  
結局、店内を二周回って買ったのがこれ・・・
  
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・・・広島県福山市であった「手塚治虫石ノ森章太郎マンガのチカラ展」でも展示されていた石ノ森章太郎先生の作品。
 
虫プロ発行の箱入りで、古そうで格式高そう・・・と思って手に取ると540円。
 
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奥付けを見ると、昭和44年発行となっていた。
虫プロの検印もあった。
当時の値段は360円。でも製本が凄くいい!
 
まんだらけでこのタイプのものだと安くても2~3000円はするんじゃないかな、と思った。
 
帰ろう、と思って目に留まったのが・・・
 
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 ・・・少年チャンピオンコミックスで手塚治虫原作の「やけっぱちのマリア」
 
一部分のみで、正式に全ストーリーを読んだことはないのだが、ブロ友でお世話になっている風こぞうさんの記事を拝見し、手塚治虫全集の一部としてではなく、昔から愛着のある少年チャンピオンコミックスとして読んでみたいと思っていた矢先のことだった。
 
最近発行されたのか2冊で360円。
でも、家に帰って確認してみると平成6年の発行になっていた。
20年前のものなのにとても綺麗な状態。
 
二作品とも、これからゆっくり読んでみようと思う。
  
次の書店は映画関係専門で、パンフやポスター、映画雑誌が沢山あった。
1950年代のアメリカ映画もの。これはいいな、と思ったら一冊五千円だったりして、手が出せない。
 
アナログレコード専門店もあって、店内はレコード針で再生した時の、チリチリと言った音が含まれる懐かしい雰囲気の音楽が流れていた。
試験的に聴かせてくれるサービスのようだ。
 
他の書店を、もっと歩き回りたかったが雨が鬱陶しくて、仕方なく神田を後にした。
 
銀座を目指して地下鉄を探す。
ナビに頼るのだが、データが古い!
 
『リパークを右に曲がって下さい』
 
リパークなんかない。
 
『〇〇寿司を右に曲がって下さい』
 
逆に〇〇寿司を探すのが面倒だ。
 
案内される商店名には潰れているのも結構あった。
 
でも、地下鉄の時刻、出口案内は良かった。
  
12時半頃、予定より一時間以上早く到着したのがここ・・・
  
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・・・東京へ来たら、必ず寄って行くことに決めてしまった喫茶・蕃。
 
今まで記事にしてきたが、経営しておられる方は「ウルトラマンA」でTAC隊員の美川のり子隊員を演じた西恵子さん。
 
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         ウルトラマンA」第一話
  
・・・ここのところTBS放送「爆報!THE フライデー」でもよく紹介される。
  
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                 「爆報!THE フライデー」より
 
・・・平日の11時半くらいから夕方5時くらいまで店内におられる。
 
今回、時間的にも混んでるかと思ったが、案外空いていた。
 
西さん御本人が迎えて下さり、何と、いつも座っていた席に案内された。
目の前には「ウルトラマンA」のコーナーがある。半年前に来た時と飾られているものに変化はないようで、今回は撮影を控えた。
  
漠然とした“ホット”ではなく、コーヒーにはいくつか種類があった。詳しくないのだが“ストロング”というものとブルーベリーケーキのセットを注文。これが700円。
 
もっと多く通って、色んなコーヒー豆を飲み比べてみたい、と思うくらい美味しい。
 
西恵子さん目的で通うファンも多いが、コーヒー好きや、ケーキやピザ目的の人にも評判がいいんじゃないのかな。
 
 帰る時、レジで西さん御本人がお相手して下さった。
そして、思い切ってサインを頼んでみた。
 
予め色紙とマジックペン、メモ用紙に私の名前を書いて用意していた。
 
すると快く空いた席に案内された。
こちらが用意してたのに、向こうからペンを持って来て下さって、私の名前と御自分のサインをして下さった。
 
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どちらから来られたんですか?
 
広島です。
 
えっ、広島!お仕事ですか?
 
スーツ姿だからね。
 
いえ、ある方のディナーショーがありまして、帰るところなんです。
 
以前に来られた事がありますよね?
 
私の事を覚えていて下さりとても光栄の至りだった。
 
また来て下さいね。
 
はい.是非!
 
喫茶・蕃を後に東京駅へ向かった・・・
 
雨さえ降らなければもっとゆっくり回りたいのだが、仕方なく東京駅で二時間も過ごす破目になった。
しかしながら積立してでも、春くらいにまた東京へ来たいなぁ、と思った。