2018年10月夏のような秋 上京物語 一日目 その③
GPSによる、その立ち位置から一番近い地下鉄駅の、一番近い時間で計算され、その指示に従うのですが、いつも違うのは、降ろされる地下鉄駅。
同じ新宿三丁目なのに、街中へと上がると、観たことのない景色・・・
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一体ここは何処なんだ?(新宿三丁目)
スマホの地図は上を北に設定するとややこしい。
かと言ってスマホを持っている方向が、目の前の建築物と一致しているのかどうかも分かりにくい・・・
スマホを観ながら歩かなくてもいいように、イヤホンジャックにイヤホンを差し込んで、胸ポケットに入れる。
歩き始めると
『ルートから外れました』
Uターンする。
道路を挟んだ、あちら側の歩道なのか、こちらの歩道なのか、人工衛星にとっては、微々たる距離。
右の横断歩道を曲がれ、と言ってくるが、右には横断歩道はない。
ならば、あちら側の歩道を基準に指示しているのか?
うーん・・・数メートル単位の、もっといい精度のナビはないものか!?
短い距離だったが、ペランペランの革靴で歩いたせいで、精神的に疲れ、それが身体的な疲れにつながってしまい、歩くのが面倒になった。
あそこは何処にある?
幸い、すぐ近くに交番があった。
あそこは、歌舞伎町1番街にある。ヤマダ電機の真ん前を渡る横断歩道・・・
「歌舞伎町一番街に行きたいんですが。
と尋ねたが、応対した警察官はどう答えていいのか分からない様子。
すると、私の声が聞こえたのか、
「この道を真直ぐ行けばあります」
と、隣の警察官が答えた。
「更に向こう側に新宿駅があると思うんですが」
と加えると、
「新宿駅は、左側にあります」
と、向こうも加えてきた。
ああ、間違いない、この道を真直ぐ行けばいいんだ。
と、歩くのだが、人が多くて前へ進まない。
そのうち微妙な分かれ道があって、どっちか分からず、歩みを進める。
それにしても、昼と夜とでは街の様子が全く違う。
昼間なら、スマホがなくても迷わないのに・・・
結局、ビックカメラで呼び込みしている店員に尋ねた・・・
途中の目印となる“あれ”の所に行きたい、と言うと、
『ここを、こう(真直ぐ)行くと、ドン・キホーテさんがあって、そこの前です』
今、夜の9時過ぎなのに、店は賑わっているし、人も異常に多い!
東京ってところは何て所なんだ!
店員の言われた通りに歩くと、それはあっさり姿を見せてくれた。
どうして、今回はここへ来るのに迷ったんだろ?
ただ単に歩きたくなくなっただけ?
では、歌舞伎町に突入!
・・・いつもポン引きにあうのだが、今回はどうだろう。
人が多くて、その間を縫うように行くと、先程の・・・
・・・ビルの上から等身大のゴジラの頭がのぞく。
ここを左に曲がると、目的のものがある。
・・・到着した!
・・・ああ、やってるやってる。
昨日のこと。
今日(7日)の夜に伺いたいが、営業しているかどうかの問い合わせメールをしたのだが、いつも通り営業している、と返答があった。
けれど、連休中なので、多くの客が来店していたら、私の座る席があるかないか・・・
ビルの中に入る。
いつもの店・・・
・・・「歩ッ歩」
ここは「ウルトラマンA」のTAC隊員・吉村公三役の佐野光洋さんが経営している店。
※・・・過去の画像を再び引用しました。
店に入ると、客は誰もいなくて、佐野さんお一人だった。
アロハシャツ、といういで立ちから、やはり今日は一日暑かったのだろう。
・・・あの時のショットをもう一度!
トークイベントの後も、数名のファンが残っての呑み会でもお世話になり、そのお礼に、と広島を代表するお土産を渡した。
他に客がいれば、同じウルトラファンとして、佐野さんを挟んで話もするのだが、今夜は二人きり。
先週と今週の台風のこと。
広島では昨夜は、暴風雨の為にJRがストップしたこと。
西日本豪雨では、母方の田舎が被災地になったが、思ったより被害状況が佐野さんには伝わってなかったこと。
やはり、西日本での被害状況の報道の有り方に温度差があったんだな、と思わされた。
仕事上の愚痴とかも聞いてもらった。
2時間ほど呑んで喋って、店を出た。
新宿駅から神田へ向かうことにした。
神田駅からホテルが近いことが分かった。
だがしかし、神田駅を降りた途端、スマホのバッテリーが切れた!
えっ!ホテルは何処?
取り敢えず歩く。
人はいないし、開いている店もない。
もう0時を過ぎてる・・・
バッグが重い!
仕方なくタクシーに乗るか!
と思うが、タクシーは反対車線ばかり通っている。
じゃあ、あちら側に渡って・・・
しかし、せっかくこちら側に移動したのに、あちら側にタクシーが通りやがった!
数分立っていて、やっと来たタクシーに乗る。
「〇〇ホテル」へ
と言うのだが、その運転手、そのホテルを知らない。
電話番号は?
と聞いてきたので
「スマホのバッテリーが切れたんで、調べようがないんです」
と答える。
運転手は、カーナビをクルクル検索して、
ああ、あそこですね、と思い出して発進。
思ったより長距離だった。
深夜料金も加わっていくらになるんだろろう、と思ったら570円だった。
東京って、タクシー代安い?
ホテルは0時過ぎたら、玄関は閉じられて、ルームキーで開けるようになっている。
しかし、ロビーには従業員が立っていて、すぐ開けてくれた・・・
ああ、それにしても疲れた!
革靴の入ったバッグが重い!
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部屋に帰ると1時前でした。
二日目の行動は後日アップします。