2018年10月夏のような秋 上京物語 一日目 その②
2018年10月7日に上京した時の出来事、続きです。
いつもは新宿のホテルを利用するのですが、今回は満室で予約が取れず、東京駅・・・日本橋近くのホテルを予約しました。
と、言いますか、新幹線と宿泊代を合わせた、出張プランのホテルです。
以前、利用したこともある、使い心地が良かったのですが、車の往来と、ビルばかりで、人の匂いの少ない環境にあるホテルでした・・・
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東京駅から、日本橋へ向かって歩く。
時刻は15時。
到着する頃は、チェックイン予定時刻として申告した15時30分より5分前後早いと思われる。
ホテルに到着する前に見上げたビルディングの屋上の電光モニターを見上げてビックリ!
・・・只今の気温、32℃!
10月だぜ。フェーン現象って奴か?
カッターシャツとジャケットで、肌着の下は、汗でベトベト。
早くホテルに入って荷物を軽くして、ライブ会場に行かなければ、とホテルに向かって歩みを進める。
何年かぶりの、このホテル・・・
電話番号が登録されてあるので、チェックイン手続きは簡単だった。
部屋に入って、先ずはスマホを出来るだけ充電しておこう。
ライブ会場で、多分CDを買うだろうからバッグは持って行くのだが、着替えとなる肌着や靴下、電気カミソリは取り出して・・・
と、アクシデントはその時起こった!
靴(革靴)を脱ごうとしたら、何と、靴の底が外れたのだ!
えっ!・・・?
左の靴底がペランペランとなっていた。
一年に一度くらいしか履くことのない革靴!
安物でいいや、と10年くらい前にスーパーで買ったものだが、トータルして10数回しか足を入れてないのに・・・
でも、手入れをしてなかった自分も悪い。
昨夜のうちに気がついておけば、と後悔。
どうするんだ、これじゃあ街中を歩けない・・・
ホテルから出られない。
どうしよう・・・
考えている暇はなかった。
瞬間接着剤でくっつけて、一時しのぎをするしかない。
ちなみにこんな風になったのだ・・・
・・・この画像は翌朝、撮影したもの。
革も剥がれた。何故こんな風にボロボロになったのか、と言うと・・・
ペランペランとなった靴のまま、フロントに降りて、
「瞬間接着剤はないでしょうか、こんなになってしまいました」
と、伝えたら、ここにはないです。
奥から持ってきたのは、木工用ボンド。
こんなのでくっつくかぁ、と心の叫び。
「目の前にコンビニがありますが、そちらに行かれてはどうでしょうか」
と言われる。
仕方なく、横断歩道を渡って、コンビニに入るが、弁当、パンなどに力が入っているコンビニで、普通の文具としての、糊はあるけれど、瞬間接着剤はなかった。
仕方なく再びペランペランのまま、足を引きずりながらホテルに戻る。
フロントの女性職員に靴の状態を見せながら、ビニールテープはありませんか?
と尋ねる。
フロントの女性がビニールテープと両面テープを持ってきた。
これでくっつけば、ライブ会場へ行く途中の靴屋まで持ちこたえたら・・・
何しろ、ライブ会場は原宿にある。
竹下通りには、トレッキングシューズの安モンがあるだろう、それで間に合わせるしかないな・・・
と、ロビーの隅っこでペタペタ貼る。
しかし、ちゃんとくっつかない。
ビニールテープを剥がすと、革まで剥がれてしまった!
仕方なく、ペランペランのまま、東京駅のそばにある大丸百貨店に行くことにした。
タクシーを拾う。
しかし、タクシーは大丸百貨店の真ん前でなく、横断歩道を挟んだ向かいの歩道に寄せた。
料金が嵩む、ということに対しての配慮なのだろう。
仕方なく、こんな状態なので歩けないんです。
どうにか、真ん前までお願いします。
と言うと、タクシーの運転手は、いや、運転手さんは快く、大回りして下さった。
大回りする途中に、高島屋があった。
ああ、ここ、高島屋でもいいです。
と、言ったら、その運転手さん、ワンメーター上がってしまったのをサービスして、490円にしてくれた。
高島屋に入る。
紳士服専門店しかない、とフロアをペランペランのまま何とか、移動する。
紳士服専門店に行くと、ブランドものばかり・・・
安いものでも2万円以上。
店員も事情を察して、上の階のスポーツ専門フロアを紹介してくれる。
スポーツフロアのシューズコーナーで、ペランペランの靴を見せて、急場しのぎで手ごろなスニーカーはないのかと尋ねたが、みんなブランドものばかり。
一番安くいものでも1万円ちょっと。
ご予算は?
と尋ねてくる。
4~5千円です。
と答えるが、急場しのぎなのだから、1980円くらいのものが本当は望みだった。
このままじゃ行動できない。
仕方なく、一万円ちょっとの黒いメッシュのスニーカーに決める。
早くライブ会場に行かなければならないので、
このまま履いていきます。
と言うと、そのスニーカーを入れるべきだった箱は排除。
今迄履いていた革靴を持って帰る為のビニール袋はないですか、
と尋ねると、高島屋の紙袋をくれた。
さて支払いは現金・・・?
ここで1万円失ったら、いざと言う時、困る。
仕方なく、クレジット機能の付いた家電量販店のカードを提示。
何回払いにしますか?
一括でいいです。
と答える。
店員は、丁寧に履かせてくれて両方の紐を調整してくれた。
さすが大手の百貨店。そこまでするか!
と対応に関心。
ちなみに購入したスニーカーがこれ・・・
・・・高かった分、何年も持ちこたえろよ、と心で叫びながら、高島屋を後にする。
革靴の入った紙袋。それをバッグに入れて肩に下げるが、意外と重い。
地下鉄に乗って、原宿へ向かうが、路線案内を一つ一つ撮影する暇はない。
けれど、靴が変われば、こんなに軽やかに歩けるとは、改めて靴のメンテナンスの大切さを知った。
スマホ検索のままに誘導され、ライブ会場に到着したのは17時25分。
場所はここ・・・
・・・ここは、かつてのアイドルデュオ“リリーズ”が経営していて、彼女たちのライブもある。
今日のプログラム・・・
開場へ入る前に、CDを買っておこうか・・・
どれを買ってもサイン色紙が付く。
しかし、どれも持っているし・・・
いや、これは持ってなかった!
と買ったのが、これ・・・
・・・これを購入したら付いてきたのが、
・・・サインではなく、日付が問題。
更に今回は、8回目のプライベートライブ、だという記述もある。
これが記念になるのだ。
開場が17時。食事開始が17時半なのに、席へ案内されると、同じテーブルでは、既に食事を始めている人もいる。
私も、ウェルカムドリンクは何にするか、とすぐさま尋ねてきて、ビールをオーダーすると、すぐ来た。
客を待たせない、のだ。
先程の高島屋といい、サービス精神、というものを考えさせられた。
無線で連絡をとりながら、給仕たちが料理を運ぶ・・・
足元に置いたバッグが大きくて、邪魔。
スマホを、携帯バッテリーで充電しているのだが、バッグの中で、ゴロゴロ泳いだら差し込みジャックから外れる可能性があるので、充電しながらのまま、バッグを店に預けることにした。
そうこうしているうちに、先ずやって来たのは・・・
・・・前菜(starter)
炙りアトランティックサーモン ラヴィゴットソース
・・・メインディッシュ
牛ホホ肉赤ワインデミグラスソース
これを食べている間に・・・
・・・玄米パン
これを千切りながら、先程の牛ホホ肉のソースを絡めて食べる。
しかし、みんな満腹にならないのか、パンのおかわりが続出。
給仕たちが、バゲットを配るのだが、どんどん焼いていかないと間に合わないようだ。
私も一つ貰って、残りのソースをからめとった。
・・・デザート
マンゴームースケーキ
と・・・
・・・コーヒー
食事マナーは、学生時代の就活授業で習ったのだが、実際に身に付いたのは、この堀江美都子プライベートライブのおかげである。
18時半過ぎ。
いよいよ、堀江美都子のライブの始まり始まり・・・!
椅子をステージに向けてずらして、バンドのメンバー、そして堀江美都子、こと、ミッチの登場。
実は、このライブ、二年振り。
昨年は、どうしても予定がつかず、行けなくて悔しい思いをした分、今年は楽しみだった。
ミッチは、アニメソングの女王と呼ばれているものの、今回のライブでは、アニメソングは殆ど唄わない。
ミッチが、自分の勉強の為に、毎年、色々テーマを決めてチャレンジしたい曲目を披露する。
我々は、いつも聴いているアニメソングではない、全く違うジャンルの曲を聴けることが楽しいのだが、ミッチに言わせれば、自分の勉強の為の犠牲者です、と我々を沸かせた。
今年は、ミッチが幼稚園の時から高校生まで、影響を受けた、または好きだった曲を重点的に唄った。
例えば、幼稚園の頃は「可愛いベイビー」や「埴生の宿」
家にステレオがあって、クラシックとか聴いていて、シューベルトの子守歌も唄った。
小学校の頃は弘田三枝子。
中学の時はGSが好きで、特にジュリー。
タイガースのファンで「花の首飾り」
高校の時は、周りはフォークに走ったのに、自分は洋楽にハマっていた。
などなど・・・
正直、洋楽は不得手で、タイトルやシンガーの名前を覚えられなかった。
トークも面白かった。
いよいよ来年はデビュー50周年。
何やら大きなイベントを考えておられるようだ。
2時間のライブなのだが、ミッチのトークが長くて、時間が少し押したよう。
ライブ会場を出る時、ミッチ自らお見送り。
握手をして下さった!
そして出口で、来場者全員にこれが配られた・・・
・・・ポーチ、としては少し大きめだが、ミッチがデザインされている。
これを描いたのは、吉田すずかさんだと思われる。
彼女は吉田竜夫氏の長女。
今回、会場には来ておられなかった。
あまり長く歩いてはなかったのに、革靴の件で精神的に疲れてしまった。
けれど、時刻は21時前。
ホテルに戻る前に、残った夜の時間を、もう少し楽しむことにしよう・・・と
新宿へ向かう・・・
いつものところ!
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思いもよらないアクシデントで、予定より記事が長くなってしまいました。
この続きは、11日にまたいだ夜中になると思います。
10日にアップしようと思った記事の作成もまだ半分だけです。