６月15日 居酒屋バッタもん
6月15日・日曜日
始まったのが午後4時半で終わったのが7時半。
実に3時間もの長丁場のコンサートだった。
会場を後に、大手町から地下鉄に乗ったのが８時１０分前。
お腹が空いた･･･
ホテルに帰る前に腹ごしらえしようと向かったのは板橋区役所前駅。
そこから歩いて６～７分ほどの所に目的の場所がある。
それがここ･･･
･･･居酒屋バッタもん
実はここへ到着するまで随分時間がかかった。
板橋区役所前駅からバッタもんまでのルートをサイトで調べ、印刷したのがこれ･･･
こんなので分かるか！？
これを登録した･･･
･･･本郷猛の声によるカーナビを持って行った。
今、車に取り付けてあるナビが古いので、アマゾンでポータブルの安いものを探していて面白そうだから買ったのだが、これが小さい小さい！
デジタルカメラを一回り大きくしたようなもので、車に取り付けても画面をジッと見ていると運転が危ないのだ。
スイッチを入れると、ライダーのマーク
･･･続いて
「ショッカーの野望は、この仮面ライダーが粉砕する！」
或いは
の、いずれかの声で始まり･･･
ベルトの画像が表れて･･･
ＴＶと同じ回転音がして、現在位地がやっと表れる。
急いでいる時はイライラする。
ＧＰＳ機能がついているとは言え、こう言った画像の他、名シーンや主題歌が入っているので、余程障害物がない限り、受信状況は強くない。現在位地を示すまで時間がかかったり、前回設定したゴール地点をそのまま示す時がある。
画面の一例･･･
バイクに乗っている本郷猛の画であるが、途中で変身して、仮面ライダーになり、目的地へ向かう、と言うナビ方法も設定出来る。しかし、変身する時いきなり「レッツゴー！ライダーキック」の曲が流れるので、運転する時ビックリする。
「あと３００メートルすると左だ！何事も真剣にやらなければならない。真剣にやらなければ、例え高校の野球部でも廃部になる！」
運転していてこんなセリフが出て来るので、笑ってしまう。
そんな面白いだけの、これを持って、バッタもんを探した･･･
しかし、このナビはあくまでも車の運転専用。商店街の中のような歩道には対応してないのだ。
だから、あと、これ･･･
･･･百均で買った方位磁石。いつもベルトホールに下げているものとを組み合わせて、探すこと約３０分･･･
『バッタもん』の電話番号は調べてあったので、携帯で電話して、本日営業しているかどうか、という遠回しな質問をして、店が分からない、と申し上げると、
“ゆうざ”商店街に･･･
と説明を受けた。
実は、上京する前、グーグルマップで近辺の道や店舗の画像を調べて頭に叩き込んでいた筈なのだが浅はかだった！昼と夜とでは近辺の店は様子が全く違う。
午後８時過ぎだとシャッターが閉まっているので、記憶とは全く様子が違うのだ。
“遊座”商店街はすぐ分かった。
と、奥まった路地裏までビルの壁沿いに目を凝らすと
“Davinchi”（綴りはこんな感じ）の文字が暗闇に見えた。
ここ！？
さらに壁伝いに入口を探すと･･･
･･･ここだ！やっと見つかった！
けれど、もう９時を過ぎていた！
ヘトヘトだった！
実はこの日の朝、３時半に起床したのものだから、疲労感はピーク！
店に入ると、カウンターに女性と、奥に佐々木剛さんと、おそらく仕事仲間の方達。
「電話してきた方ですか？」
と女性。
「はい、そうです」
とカウンターに着いた。
付けたしは鶏肉だった。
メニューは５００円を切るものばかり。
取り敢えずビール。
先ず好物のポテトサラダ。
出された箸とライダーベルトの柄をした箸置き。
ポテトサラダを平らげ、続けて黒豚を胡椒で和えたものを注文。
佐々木さんは仕事仲間と談笑。
店内を見回す。
写真を撮らせていただいていいですか？
とカウンターの女性に質問。
いいですよ。のお返事に腰のポーチからカメラを出して何枚か撮った･･･
カウンター席の後ろにガラスケースがあり、ライダーグッズに･･･
一文字隼人がかぶっていたヘルメット！アップにしてもう一枚。
･･･他に
･･･
･･･ダブルライダーＶＳニセライダーを再現したフィギュア。
そして壁には･･･
荒木茂さんのサインを拝見した時、胸が痛くなった･･･
もっとあるのだが見惚れてしまい、ディスプレイから目を離して、これ以上写すのを忘れてしまっている。
そして、バンバンジーを注文。
空腹とは言え、疲労と睡魔が･･･
悪酔いするといけないので、ビールをやめてコーラにした。
佐々木さんは接客中、とは言え、厚かましく、
サインは頂けるのかと尋ねると、メニューの料金とは別に１０００円必要だとのこと。サイン色紙は向こうで用意して下さる。
そのボックスには既に沢山の千円札が入っていた･･･
佐々木さん、快く色紙を取り出し、
お名前はどう入れましょうか？と
傍のメモ紙のようなものに私は名前を書いた。
佐々木さんは、筆ペンで丁寧に書いて下さった。
あぁ左利きだったんだ、なんて思いながら書いて下さるところを拝見。
最後に押印。
それがこの色紙！
名前は伏せさせていただきます。
まだ乾いてないですが･･･
と、ビニール袋と一緒に手渡して下さった。
こんなに丁寧なサインだとは！
「一生の宝物になります」
と言ってしまった。
更に厚かましいとは思いながらも、
「写真、撮っていただけますか？」
の問い掛けに、
カウンターの女性が、客席の一人に声をかけられた。
やっぱり仕事仲間だったのだ。
快く引き受けて下さったその方が一枚、そして二枚と撮って下さった。
それが、これ･･･
私の顔は勘弁して下さい。
サインの墨が乾く数分の間、カウンターに座って残ったコーラを飲み干し、店を出ることにした。１０時を回ろうとしていた。
０時までホテルに帰らなければ入れない。迷わずに帰れば、の話。
席を立つ時、
「ごめんなさいね。気をつけて帰って下さい」
と佐々木さんが声をかけて下さった。
今日は貸し切りの状態だったのかも知れない。
と、思いつつビルの外に出たら、
表に大きな看板があったのだ。
何で気付かなかったんだろう？
遠く感じた板橋区役所前の地下鉄駅へは５分ほどで到着。
また来てみたい。今度来る時は迷わず真っ直ぐ来れそうだ。
他のメニューも食べてみたいし。
さすが東京。こんな時刻でも１０分おきくらいに列車が来る。
ホテルに帰ると１１時前だった。
長い一日だった。
疲れたが、とても充実した一日だったなぁ。
さて、明日は･･･
