「ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版」
5月17日・土曜日 中國新聞 夕刊 1面
アメリカでは既に公開されていて、その反響ぶりが先日の新聞に載ってた。
地元の新聞だが、全国紙ではどんな取り上げ方をされたんだろうか?
日本での公開は7月25日。
前売券を買った・・・
特典としてポスターが付いている。
表 裏
比べるものが一緒に写ってないが、これはB2版(514×364)で結構大きい。
題して「ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版」
表 裏
公開当時の雰囲気に近づけるべく、数か月かけてデジタル版に修正されている。
フィルムの膜面が剥がれたり、傷がついたりすると、ノイズとなって、スクリーンに映し出された画像はとても醜くなる。それらが解消した綺麗な画像での公開である。
例えば・・・
↑
傷
・・・こういった傷が、コンピューター上で周りの色と同化するよう、細かな処理がされるのだ。
入場料は何と千円。学生は五百円。
しかし、既述の「GODZILLA」の前売券を窓口に提示すると一般でも五百円で鑑賞出来る。
だがしかしこの前売券、公開中は何度でも通用するのだ!
劇場での鑑賞を含め、何度も鑑賞した「ゴジラ」
すぐ始まるのかと思ったが、ハリウッド版「GODZILLA」のCMが流れた。
1954年に誕生したゴジラに関係するストーリーになっているのかな?
と思いつつ、しばらくスクリーンを見ていて、
CMの後、ようやく・・・
続いて・・・
・・・ドーン!ドーン!と足音がして・・・
・・・鳴き声と共にゴジラのタイトルがロールされる。
※画像はVHSをBDにダビング保存しておいたものです。
大きなスクリーンでは久し振り!鳥肌が立った!
なるほど、ザラついたような目立った傷もなく、画面は綺麗だった!
しかし、明らかに合成だと気付く場面が目立ってしまったかな、とも思う。
だがしかし、あまりにもリアル過ぎるCGよりかは可愛気があっていいかも。
劇場でのリバイバル上映を含め、VHSでも何度も観た内容だが、設定が昭和29年という背景を改めて考えると、大空襲で壊滅し、復興したばかりの東京が再び焼け野原になってしまう切なさ。
「せっかく長崎の原爆から命拾いしたのに・・・」
「また疎開か・・・」
「もうすぐお父ちゃんのところに行くのよ」(子どもたちを抱きしめる母親。戦死したのか?)
年齢を重ねるごとに、視聴を重ねるごとに、劇中で出てくるセリフが妙に突き刺さってくる。
ラスト・・・
・・・いつも思うのだが、芹沢博士の作ったオキシジェン・デストロイヤー。
水中の酸素・・・O2を破壊するのだが、鉱物を粉砕する威力はないと思う。
O2を破壊した後は液体に変わる・・・
この画期的な兵器。実験で水槽の中の魚を骨だけにしたが、水槽のガラスには一切影響を及ぼしてない。
つまり潜水服をまとっている芹沢博士にはダメージは少ないのではないのか?
砕けた酸素で起きた対流でどこかに流され、もしかしたら生きているのかも・・・と考える。
まさか最終作でオキシジェン・デストロイヤーが新たな怪獣を生み出したと、という方向にいくとは思わなかった。
とにかく、対ゴジラとして、オキシジェン・デストロイヤーに勝る兵器はない、と言うのが私の見解。
原作の香山滋さんの発送は凄い!
そういえば全国で、認知症で行方不明者が続出している背景を用いれば、どこかに保護されて生活している80歳を越えた芹沢博士もあり得る。
宝田明さんはご健在だが、俳優としての活動はしておられるのか?
アメリカへは講演会やサイン会などに行かれてるみたいだが。
何だか早く観たくなった!
最後に・・・
芹沢博士と山根恵美子は、実は尾形よりも心が深く繋がっていた!
未公開シーン
戦争で怪我さえしなければ・・・と劇中にあったが、やはり芹沢博士には生きていて欲しい!
※文中の人物
芹沢大助博士(平田昭彦さん)
山根恵美子(河内桃子さん)
尾形秀人(宝田明さん)