昭和59年12月14日放送「ザ・ゴジラスペシャル」 その③
・・・昭和59年、と言えば、ついこの前、と思っていたが、実に30年も前である。
この事実を受け止めた時、自分の精神的な成長がないことにも気がつく。
子どもから数年だけでも成長して、過去を振り返ると、随分時間が経ったように思うのは、身体と同時に精神年齢も歳を取るから・・・
『ジャネーの法則』と言われてます。
昭和59年、30年前に、生誕30周年記念として作られた映画「ゴジラ」
つまり、第一作は今から倍加数の60年前、ということになる。
昭和59年12月15日公開の「ゴジラ」
今回はその第三弾です。
前コーナーの『わくわくゴジラランド』の出演者が一度スタジオから立ち退いて、セットが組み直されます。
そして・・・
当時、火曜午後7時20分から放送だった人気番組「元祖ぴったし・カンカン」のパロディ
「元祖ぴったしゴジラ」のコーナーになる。
現在の「ぴったんこカン・カン」よりも面白かった思い出のクイズ?番組だったが、そのスタイルそのまんまを“ゴジラ”に適用している。
司会は島田紳助さん
解答者は・・・
前コーナー「わくわくゴジラランド」に出演の
「ゴジラ」公開年と同じ、昭和29年生まれのぴったしチーム。
島田「・・・ちょっと変な顔、顔が大きい、頭の薄い、片岡鶴太郎さんをキャプテン、ご覧の皆さんでーす」
武田「・・・我がチームは…職業込みで自己紹介をします・・・」
※当時、確かにテレビに映られたが、素人さんには間違いないので、顔と名前は伏せさせていただきます。
銀座松坂屋のI・Yです」
ジャンケンにより、先攻は武田キャプテンのゴジラチームでした。
では、クイズです!
恒例、一枚の写真!
島田「この方は、ゴジラ映画にすごーく深い縁のある方です。ある俳優さんの少年時代の写真です」
島田「はい、武田さんから・・・」
武田「えっ?・・・夏木陽介さん?」
次の、東京タワーエレベーターガールのT・Aさんがお答えになりました。
答えは・・・
・・・宝田明さんでした。
この写真は、満州から引き揚げ、故郷(くに)の新潟の村上というところでの、小学校6年の時だそうです。
しかし、お亡くなりになられて残念です。
・・・やがてクイズは特撮の撮影について言及されます。
島田「実は、これ(小枝)も特撮に使われるんです」
赤い照明の前で小枝を振れば・・・
火事の現場で、燃え盛る炎をリアルな陰影を作り出す効果がある。
・・・そして
御存じスモークマシン・・・
ゴジラが瓦礫を歩くと砂煙が上がる・・・
そんな効果を生み出している。
さて、次の問題です。
第一作目のゴジラの鳴き声を作るのにとても苦労したそうです。
その声はどうやって作ったでしょうか?
ヒント:楽器です。
「名前は分からないけれど、こんなに大きくて、ポンポンと指で弾く・・・」
と言われ、武田さんが「コントラバス」と助け舟。正解でした。
弦を全てゆるめて、弓で無造作に引く。
それをテープレコーダーに録音。
機械にかけずに手で不規則に動かして再生する・・・これにエコーをつけたものがゴジラの声になる。
テープをヘッドに当てて、左右に動かしたと思われる。
島田「そう思って聴くと、明日からのゴジラがつまらなく感じますね・・・」
(会場、笑)
三問目。
「地球最大の決戦より」
そこでモスラが、怪獣語を使って説得を試みようとする。
怪獣語を通訳するのが・・・
・・・インファント島の小美人(ザ・ピーナツ)
「「・・・争いをやめて、みんなで力を合わせて、地球をキングギドラの暴力から守ろうと言っています・・・」」
さて、問題!
ゴジラチームから、ぴったしチームへと一巡するが、なかなか適切な言葉が出ず、宝田さんから究極のヒント・・・
宝田「・・・沢田研二クンが、確かこういうタイトルの歌を唄っていた・・・?」
一巡した最後の一人、木田勇さんが当てました。(普通、分かると思う)
答え
映画の中で・・・
小美人「「・・・ゴジラはこう言っています。我々が人間を助ける理由は何もない。人間はいつも我々をいじめているではないか。と言っています」」
小美人「「・・・ラドンも、そうだそうだ、と言っています」」
島田「・・・どこで、そうだそうだ、が分かるんでしょうね?」(会場、爆笑)
このコーナーの勝利は、ゴジラチーム(武田さん)
商品はゴジラグッズ・・・
あの頃、少々無理をしてでも買っておけば良かった・・・
次のコーナー
スポンサーの名前が邪魔だった・・・
第一作から「メカゴジラの逆襲」までの21年間に15作品作られた。
その名場面を小倉智昭アナによるプロレス実況風で紹介された。
分かりにくいです・・・
・・・そして心に残る名場面
山根博士「ゴジラを殺すことばかり考えている。何故物理衛生学の立場から研究しようとしないんだ」
芹沢博士「人間というものは弱いもんだよ。実際、資料(オキシジェンデストロイヤーの化学式や設計図)を焼いたとしても、俺の頭の中には残っている。俺が死なない限り、どんなことで再び使用する立場に追い込まれないと誰が断言出来る?」
・・・さて、再び名場面。
静止画にすると分かりにくいです・・・
怪獣島の決戦 ゴジラの息子
父ちゃんこわいよ~。発射できないよ~
お前もゴジラなら白熱光出してみろ
ポワーン!
お腹に力を入れてもう一度やってみろ!
ミニラの尻尾を踏んだゴジラ
びっくりして白熱光か出るミニラ
出来たよ、出来たよ父ちゃん!
ゴオーッ…!
よくやった、それでこそ俺の子だ!
鉄塔で、テレビの実況中継中。
「・・・もう言葉もありません。我々の命もどうなるか。ますます近づいてまいりました。いよいよ最後です」
「・・・さようならみなさん」
その他、名場面・・・
懐かしい顔ぶれ・・・
小美人「「モスラは力を貸すと言っています」」
CMの前に・・・
若い芸能人のゴジラファンからのメッセージ
山崎「私は、ゴジラがメスなのかオスなのか分からないところが好きです。どうしてミニラが生まれたんでしょうか?教えて下さい」
松尾「私は、ゴジラをペットにしたいです」
三人「「「ゴジラは、バカじゃない!」」」
この三人、今で言うおバカタレントの元祖なのか?
全く記憶にない!
さて、次のコーナーは・・・
萬流コピー塾なのだが、貼り付け画像の許容量が足りなくなりました。
また後日です。