昭和59年12月14日放送「ザ・ゴジラスペシャル」 その④
今回はその四回目・・・
コーナーは、糸井重里氏を家元に・・・
・・・「萬流コピー塾」というものになった。
・・・評価は“梅”だった。
こういった、コピーがいくつか続く・・・
賞品は・・・
「ゴジラ」の映画の特別優待割引券
大人が行くと200円安くなる。
これは“梅”の評価を受けた人が貰った。
2等は・・・
トーキングゴジラ・・・
ゴジラの鳴き声が出る!
これは“竹”の評価を受けた人。
因みに、サイパン旅行を取った“松”の評価を受けたコピーは・・・
「今日も会社のトイレから
ゴシラのいない街を見る」
だった。
古典的な俳句、山頭火の世界みたいだと評価された。
さて、次のコーナー・・・
・・・小林桂樹さんの銅鑼の音で始まる・・・
・・・『ザ・ゴジラショー』
紳助チームと武田チームとに分かれて、ゴジラネタのショートコントの発表。
先ずは紳助チーム・・・
帝京大学 紙芝居愛好会
「なかよし座」による・・・
※素人さんなので顔は伏せます。
・・・『恩がえし』
むかしむかし、あるところに、おじいさんと、おばあさんがすんでいました。あるひ、おじいさんが、やまへしばかりにいくと、
さてそのよ、ひとりのむすめが、おじいさんとおばあさんのいえへたずねてきました。
むすめは、はたをおりたいから、いえにとめてくださいとたのみました。おじいさんとおばあさんは、むすめをとめてあげることにしました。
それからしばらくして、むすめははたをおりました。おじいさんは、むすめのおったものをまちでうりますと、とってもたかくうれたので、おじいさんとおばあさんのせいかつはらくになりました。そんなあるひのこと、
おばあさんは<むすめがはたをおっているところをみたくなりました。しかし、それはむすめから、かたくきんじられていたのです。
・・・と、ここで!
・・・ゴジラからの蹴りが入り、退場となった。
個人的には、最後まで観たかった…
続いて武田チーム・・・
大川興業は懐かしい!♪花火の唄で踊っていたグループである。
芸人であるので、敢えて顔は隠さないでいます。
(今も芸人だろうか?)
コントの内容は『ゴジラランゲージ』
女性が司会で、向かって右の男性は視聴者代表の生徒役(だるまこんぞう君)。
ツブラヤ先生(大川興業)が先ず見本を示す。
第一のスキット
ツブラヤ「東京タワーは何処ですか?・・・
・・・いきますよ」
へあぁぁぁぁうおぉぉぉ・・・あ!
(ゴジラの泣きまねです)
ツブラヤ「・・・皆さんと一緒に」
へあぁぁぁぁうおぉぉぉ・・・あ!
ツブラヤ「はい、もう一度・・・」
へあぁ・・・
・・・と、第二のスキット「蛾は嫌いだ」も同じ調子で続くのである。
これはスタジオでも大爆笑だった!
ネタは最後まで行ったのである。
続いて紳助チーム・・・
早稲田フォークソングクラブ・・・
♪なぁーぜにぃ、なぜにいつもぉ・・・日本ばかり来るのぉ?
熱唱が始まるのだが・・・
即座に蹴りが入った・・・!
そして武田チーム。
早稲田ウルトラ警備隊による
『三ヶ国語ゴジラ』
先ずは、この方がゴシラの足音を口真似しながら登場するのだが、誰かお分かりになるでしょうか?
おそらく・・・間違いなくこの方・・・
デーモン小暮閣下が、人間の姿をしておられる時。
この当時、年齢10万21歳と思われる。
ちなみに、デーモン小暮閣下は、人間の姿をしておられた時(ややこしい)、広島に住んでおられたのである。
広島とはゆかりが深く、地元CMにも出演されたことがあった。
押し殺したような声ではないが、目と目の幅、下顎が似ている。
この記事、4回に渡ったが、実は、これを紹介したかった!
この後、もう一人登場。
・・・もしゴジラが海外に現れたら?
を想定して、タモリのネタだった、四ヶ国語マージャンよろしく、そんな雰囲気に聴こえる外国語を二人で繰り広げる・・・
先ずは中国語・・・
この頃の中国人のイメージは拍手。
今では、差別的表現か?
ふと、上を見上げるとゴジラが!
・・・これを、フランス語、ドイツ語(風に聴こえる)でやるのである。
もし、彼がデーモン小暮閣下でなかったら、この記事、修正させていだきます。
優勝賞品は、海外旅行・・・?
・・・現地集合現地解散、だそうである。
・・・番組は佳境に入る。
海外からのメッセージ。
そして・・・
・・・メイキングに。
SFXという言葉も古い!
スタッフはプールの中での作業が多く・・・
何処かの火山を撮影したものと思っていたら、スタジオで寒天を使っていた、と言う驚き。
集まってもらったゴジラファン 克明に壊れるように作られるビル
番組最後に、特撮映画の制作現場の事を“夢工場”というように表現されていた。
CG全盛期の今日。手作り満載のゴシラの魅力は、この頃までだったか・・・?
さてさて、一つの番組を4回に分けての紹介だったが、もう一つ、紹介したくてこのネタを選んだ・・・
それは・・・
何で、こんなものをとっておいたのだろう?
と、笑ってしまった。
テレビ欄・・・
テレビ欄の面には、番組の紹介があった。
当時ゴジラの復活が、私にとって、いかに喜ばしいものだったか、物語っているようである。
最後まで読んで下さり、ありがとうござました。