ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

「手話っち」…『ウルトラマンサーガ』のシーン

 
表題の「手話っち」
このフレーズが、日本全国の手話サークルの名称、または手話サークルが独自で作成しているテキストや情報紙にどれだけ使われているだろうか?
 
言葉の響きから簡単に類推出来ることがある。
イラストは絶対、ウルトラマン
 
正義であり、弱い者に味方する象徴として親しみやすいこともあるのかも知れない。
また、ウルトラマンが胸の前で十字を組むなど、手を交差したり、ポーズの形が、手話で表わす形に似ているのもあり、各サークルとしては容易に思いつくフレーズなのであろう。
日本語ならではのこじつけであるが、「手話」に親しむのにとても微笑ましいと思う。
私も過去に「手話っち」と書かれたテキストだったか、手話サークルの紹介文だったかを福祉大会などのイベントで拝見したことがある。
 
さて、2012年に公開された映画「ウルトラマンサーガ」
 
  イメージ 1
 
このラストシーンで、『おや?』と思われるポーズをウルトラマンゼロがとっている。
  
この映画は、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンコスモスウルトラマンゼロが共演すると言う、夢のコラボであるが、それぞれの世界観が違う為に、設定に矛盾が生じている。そこで、あっさりと“パラレルワールド”の形をとって構成されたストーリーとなっている。
  
問題のシーン・・・
 
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戦いを終えたウルトラマンゼロは、共に闘った仲間に別れを告げ、地球を飛び立つ。そして、眼前にある青い地球に向かって親指を立てた“サムアップポーズ”をとるのだが・・・
 
  イメージ 3
 ・・・立てた親指をまじまじと見て、躊躇する。
  
そして改めてとったポーズが…
 
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 ・・・親指、人差し指、小指を立てた、このポーズ!
 
えっ!このサインは!?
  
手話は、モノの形や動き、または、そのものからイメージされる形などを、手を動かして表わすものと、あいうえお50音や数字を指の形で示す“指文字(ゆびもじ)”そして、空間に文字を描く“空書き(そらがき、または、くうしょ)”に大別される。
  
記号みたいなイラストだけど、簡単に説明・・・

 

  イメージ 5
小指一本を立てたこの指文字。これはアルファベットの“I”を意味する。
ちなみに日本では、あいうえお50音の指文字で“い”を意味します。
 
次に・・・
 
  イメージ 6
 ・・・親指と人差し指を立てたこの指文字は“L”
日本では解釈が違いますが片仮名の“レ”の形に似ているので指文字の“れ”になります。
 
そして・・・
 
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・・・小指と親指を立てたものは“Y”を表わす。
ちなみに日本の指文字では“や”になります。
 
※日本の手話の指文字の語源はアルファベットから取り入れたものがいくつかあります。
 
この三つを一度に表わしたものが・・・ 
 
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 ・・・これ。
 
“I”“L”“Y”の三つを一度に示したこの手の形はアメリカで生まれた言葉で、
 
 ove” ou” という意味になる。
 
そして、日本でもこの手話は広まっている。
  
映画では、ウルトラマンゼロは地球にやって来て、タイガ・ノゾム(DAIGO)の体に憑依して、地球人として溶け込んだのだが、そのAIGOがバラエティ番組などで、
 
「I Wish!」
 
と、この三指を立てた両方の手を胸の前で交差するポーズをよくとっている。
この手の形をウルトラマンゼロもとる、という楽屋オチだったのか?
AIGOは左利きだったっけ?だからウルトラマンゼロも左手を使った?
 
色々考えたが、やはり『愛と平和』のウルトラマンであって欲しい、と考える私の欲目なのか?
 
ウルトラマンゼロがとったこのポーズ。
何か意味があってやったのか調べてみた。
 
・・・やり方が浅いのか、まだ明確な回答に当たってはいない…
 
この記事を読んで下さった方で、真意の分かる方は是非教えて欲しい。
また、“I Love You”の手話を知ってもらいたかったのも、今回、記事にした動機です。
 
私のブロ友に、手話を分かりやすい絵で解説して下さってる方がいらっしゃいます。
テーマがかぶらないように、私なりに解説させていただきました。