,昭和29年版「ゴジラ」との出会い
これは、本来なら11月3日、つまり「ゴジラ」が昭和29年に初公開された日として記事にするつもりだったが、画像が許容量を超えてしまい、成しえなかったものである。
思考錯誤を繰り返し、画像を軽く加工する方法を見つけたので、今回再構成して改めて記事にしてみた・・・
「モスラ対ゴジラ」 「キングコング対ゴジラ」に見られる、
と疑問に思ってた時、実は昭和29年、核実験の犠牲となり凶暴化したゴジラの映画が存在した、と知った。
番組で紹介された昭和29年公開の「ゴジラ」は「ゴジラ対ヘドラ」に見られる目のクリっとした可愛らしい顔立ちとは違い、恐ろしい形相で、モノクロであったことも手伝って、まるでドキュメンタリー映画を観てるかのようで子供ながらに背筋が凍った気分だった。
1983年のことである。
翌年・1984年の正月映画として公開されることに胸が騒いだ。
題して「ゴジラ1983復活フェスティバル」である。
パンフレット
しかし実のところ私は、自動車学校に通っていた為、十分な時間が取れず、映画館に行く機会に恵まれてはいなかった。
だが、かなり好評だったようで、10月の終わりから11月の始めにかけての2週間に渡り、一日3本から4本立てを3日から4日くらいずつ再上映してくれたのだ。
これは是非観に行かなければならない、と、学校の時間割と、日曜日、11月3日の祝日との組み合わせを考えて、10本全て観る事に成功した。
入場料は3本立てでも4本立てでも、一回1000円だった。
三回通ったから計3000円で10本観れたのだ。
これは前売り券だったと思う。
当時、映画の入場料は学生1200円、一般1400円だったと記憶している。
一本目の「ゴジラ」は10月29日に観た、とノートに記録している。
学校帰りに友人と観ている。
16時25分からの上映で
「ゴジラ」
5分の休憩
「怪獣大戦争」
5分の休憩
「三大怪獣地球最大の決戦」
と、観続け、終わったのが21時15分・・・
「三大怪獣地球最大の決戦」を観終わって映画館を出たのだが、
「ゴジラ」のラストでの山根博士のつぶやきが、今後のゴジラ映画の行方を物語っていて感動し、余韻に浸りながら、夜の更けた、なかなか見ることのないネオン街の広島市を、会社帰りのサラリーマンに交じって歩いた思い出がある。
ところで・・・
・・・この「ゴジラ」を家庭で何度でも観たいと思ったのだが、まだビデオを持ってはおらず、例え持っていてもソフトはとても高価だった。
パンフレットの広告を見ると、
一時間半の尺なのに22000円、ととても手が届く金額ではなかった。1983年当時で、ビデオテープでこの金額!
時代は平成に変わり、廉価ビデオが登場するようになり、「ゴジラ」のビデオも安価になった。
これは平成5年に購入している。
画像はこのビデオから撮った。
今はDVDに取って代り、ン千円で入手可能になったことで改めて時代を感じる。
来年はハリウッド版の「ゴジラ」が日本に上陸するらしい。
それにかこつけながら、手持ちの資料共々を記事にしながら、また「ゴジラ」についてつぶやきたいと思う。