緊急指令10-4・10-10???なシーン その3
久しくアップしてなかったこのブログ･･･
時間に追われていたとはいえ、この自堕落さ･･･
今日、やっと時間が作れたので、なおざりにしていた「緊急指令10-4・10-10」で見つけてしまった???なシーンの第3弾を紹介したいと思う。
愛してやまなかった円谷特撮ドラマ「緊急指令10-4・10-10」
当時のドラマ制作としての特撮技術の限界や、放送禁止用語、視聴対象者が児童であり、テーマやストーリーが飛躍、現実離れしていることを差し引いても、全26話の中には、突っ込まざるを得ない部分が見つかってしまうことがある。
今回、チャンネルNECOで全26話を再び観れる好機に狂喜したものの???なシーンを見つけてしまった!！
これはその中の三つ目･･･
※スタッフの手抜きとは思いません。ましてや重箱の隅をつつくつもりも毛頭ありませんのであしからず。
「第23話 死体を呼ぶ白骨」
※ テレビ画面をデジカメで撮影した為、画像は粗い。
入院中のミチル(松本うたか)は毎夜、黒衣をまとった謎の女を目撃していた。
ある夜、意を決したミチルは、その女(夏海千佳子)の後を尾けることに･･･
そして辿りついた先は病院内の死体置き場！そこは解剖用として実験に使用される、身元不明の死体を収容する場所だった！
女は一体何の為に死体を求めるのか？
ミチルは毛利チームに真相の解明を依頼する
毛利チームの花形一平(池田駿介)、石田早苗(深沢裕子)は病院内で張り込みを開始する。
一平は運転席、早苗は助手席に座っている。
早苗は空を見上げ、気味の悪い月に、これから起こるであろう何かに不吉なものを感じた。
ここで彼らのヘルメットに注目したい。
横に付いている円形のものは周波数を合わせる為のダイヤルと僅かながらアンテナが突き出してのが分かる。このアンテナは交信する時、伸びるのである。
さて、死体を盗み出すことに成功した女は逃走。一平達はその車を追う。
尾行中の車内のシーンである。
あれ？
運転席に早苗、助手席に一平･･･？
いや、ヘルメットの横に付いた円形のものが先ほどのものと違う！
これは、先ほどのものとは反対側に付いているものである。
この円形の部分の機能は、下側にある黒い小さなスイッチを押すと、反対側のダイヤル部分のアンテナが自動的に伸び、赤い色のものは交信時に光るランプなのである。またヘルメット内には小型マイクが収納されており、話をする時には引き出すのである。
明らかにフィルムを反転している。ヘルメットだけでなく、ユニフォームのスナップから見ても分かる。通常は右側で留めるものだが、この場面では左側に付いている。
追跡中のシーンである。
画面を右から左へと流れている。
走っている車の車内を撮影するのに、便宜上カメラを助手席側でなく、運転席側に設置する必要があったのではなかろうか？
しかし、それでは向きが逆になってしまう。そこで、フィルムを反転して本来右側のものを左側にしたのだろう･･･
そして･･･
到着した時の真正面からとらえたシーン。
運転席には一平、助手席は早苗。
ヘルメットもユニフォームも逆であったことが分かる。
やはりフィルムを反転していたのだ！これでこれで3回目の発見である。
効果的に演出する為のスタッフの努力と苦労だと思えばある種の感動を覚える。
さて、この回に登場するミチルこと松本うたかさん。
当時は大きなお姉さんに見えたのだが、今見るととても幼くて可愛い！
また、悪役として森山周一郎さんも出演。渋いなぁ･･･
いや、何より死体を盗み出す手助けをする仲間として潮健児さんが出てるではないか！
このドラマ、今改めて見るとキャスティングが充実していると感心させられる。
また、病院内で張り込みをしている時の早苗のセリフ
「(気味の悪い色をした月を見上げて)･･･何かいやなことが起こりそう･･･私、イヤだわこんな仕事･･･」
とボヤく。
第20話「怪鳥ラゴンの襲撃」でも早苗は
「これは私のビジネス」
と言っていることから、ボクは潜在的にずっと、この毛利チームがきちんと給料の発生する職業だと思ってしまったようである。
では、第3弾はここまで･･･
「緊急指令10-4・10-10」 DVD-BOXⅠ
発売まであと35日
