「緊急指令10-4・10-10」 第二話 謎の火炎怪人 その3
年をまたいでしまいましたが「緊急指令10‐4・10‐10」第二話
『謎の火炎怪人』
その3、完結編です。
「緊急指令10-4・10-10」
「謎の火炎怪人」
放送日:1972年7月10日
脚本:田代淳二
監督:浜野信彦
・・・宝石店に侵入した洞門は、ガラス液を体にスプレーする。
店内を見回る警備員。
何やら、匂いや音に気がつく。
・・・そこはもう火の海だった!
洞門は、警備員を殺す。そして、炎の中へ・・・
・・・ガラス液でコーティングされた洞門。
炎の中でも、熱や熱さを感じずに、悠々と進む。
暁のビーナス、というルビーが眠る部屋に辿りついた洞門。
金庫の扉に爆弾を仕掛け・・・
・・・扉は爆発する!
・・・爆発音を聞いた毛利チームは、行動を開始する。
金庫から取り出した・・・
・・・これが、暁のビーナス、と言うルビーだ!
・・・洞門は、階段を駆け上り、屋上へ行く。
だが、そこに・・・
・・・花形一平が待ちかまえていたのだった。
・・・二人はもみ合いになるのだが、洞門が、ふところから出したナイフで、花形一平は大腿部を負傷してしまう。
逃げる洞門!
花形一平は、ベルトのポシェットから・・・
・・・煙幕を取り出して、投げつける!
だが、決して洞門に当てるわけでなく・・・
・・・洞門が逃げようとする方向に投げたのだが…
・・・洞門に突然、異変が起こる!
洞門の脳裏に相沢の言葉がフラッシュバックする。
『…このガラス液には副作用がある・・・平衡感覚が駄目になるんだ・・・』
洞門は、歩行も出来ず、まともに立つことも出来ず、体が柵を越えてしまい、下へ真っ逆さまに落ちてしまう。
洞門に駆け寄る毛利たち・・・
「地下室はどうやって開けるんだ?教えてくれ!」
毛利は洞門に問いかける。
「・・・言わないなら壁を壊すんだ」
毛利の言葉に洞門は・・・
「壁を壊せば、地下室が吹っ飛ぶ。女も木端微塵だ・・・」
・・・洞門はそこまで言うと、息を引き取る。
毛利チームは、一平を病院へ連れて行く者と、洞門の屋敷へ向かう者との二つに分かれる。
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洞門の屋敷の地下室・・・
・・・吾郎が、大きなハンマーを持ってきたが、うかつに壁は壊せない。
この壁の何処に、地下室の扉を開ける方法があるのか?
そこへ・・・
・・・毛利春彦が道子を連れて来た。
道子「私が教えてあげるわ。パパが開けてるとこ、見たことがあるのよ」
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無事助け出された入江ナミ・・・
毛利春彦が慰める。
「気にするなよナミ。洞門峻太郎の弟さんは、兄貴と違って立派な人なんだ。道子ちゃんを大事にするって約束してくれたし、私も遠くから見守っていくつもりだ」
・・・そこへ花形一平を病院へ連れて行った立田正明から無線が入る。
ナミがマイクを取り上げる。
正明「こちら正明、こちら正明、病院からです」
ナミ「こちらナミ、今から病院に向かいます」
正明「あ、無事だったんだね?」
ナミ「ええ、おかげさまで。一平クンの方はどうなの?」
正明「一週間ほどで治るそうですよ」
ナミ「それは良かったわ。これからすぐ駆けつけます」
正明「一平クンにも伝えておくよ。10-4(テンフォー・了解の意)」
ナミ「10-10(テンテン・送信を終えるの意)」
毛利チームは、帰途につくのだった。
次回予告
今回のキャラクター紹介
岩城哲夫(水木襄)
大学生 23歳
コードネーム:鉄仮面
自宅に、CB無線の仲間たちと交信するべく、機器類を装備している。
格闘術にもすぐれている。
毛利チームからは“チーフ”と呼ばれている。
劇中では23歳だが、水木襄本人の実年齢は、この当時34歳。
毛利春彦演ずる黒沢年男氏は、この当時28歳。
彼の方が6歳も年上だった!
1991年没
このドラマに影響されて、この度、アマチュア無線技士4級の免許を取得しよう、と講習会と修了試験を受けたのだが、昨年末、免許証が届いた。
プラスチック製のカードで、写真店で撮ってもらった証明写真が、カードに焼きこまれている。
比較してみる。
・・・免許証と同じ大きさである。
この免許証の更新はないが、通信機使用の場合は、5年ごとの更新手続きが必要のようである。
アマチュア無線技士の免許を取ろうと思ったのは、実は小学校の頃からの夢でもあった。
学習誌とかに、通信講座の広告がよく載ってたし、学研の科学、という月刊誌に、石森章太郎原作の漫画を作画していた、すがやみつる、という漫画家が、アマチュア無線技士の免許を持っていて、氏のコールサインの掲載もあったのだ。
一日のうちで、氏はある時間帯になると、無線機のスイッチを入れるので、交信出来る人はやってみては?
と載っていた。
これを拝見した時、この番組も思い浮かべ、色んな人と交信出来たらなぁ、と母にアマチュア無線の免許が欲しい、と言ったことがある。
すると、母は・・・
「最初は小さい(無線機のこと)ものかも知れんけど、そのうち、大きな機械が欲しゅうなるんじゃけん」
と、あっさり反対された。
当時、無線愛好家が多く、知り合いの知り合い、と言うレベルで広げれば、アマチュア無線技士に辿りつくことも珍しくなかったので、おそらく母の小さな交友範囲であっても、情報は得ていたのであろう。
この歳になって、あの頃の夢を追い駆ける決心がついた時、見つけたのが・・・
発売されたのは1985年だが、増刷を重ねている。
まえがきより
中身の一部・・・
中学の時、Ωの法則を習ったのだが、すっかり忘れている・・・
・・・電気抵抗とかは、男子は技術家庭科でラジオ製作の時に習うのだが、これも忘れている。
・・・講習会の前に読んだが、全くチンプンカンプン。
しかし、講習会の後に読み直すと、理解出来るようになったから不思議・・・
でも、完全じゃあない。
講習会から一ヶ月経とうとしているが、もう半分は忘れている感じ・・・
これから無線機を買う、となれば、免許状の申請が必要で、年間300円の電波使用料が発生する。
5年ごとの申請だから、1500円払わなくてはならないとか・・・
ハンディタイプのものになるだろうが、無線機を数ヶ月以内に購入したいなぁ、とは思っているのだが・・・
また、この番組や、子どもの頃に読んでいた雑誌の広告の影響とは別に、アマチュア無線技士の免許が欲しくなったことが大人になって生じたこともある。
その出来事に近い内容が次回のテーマにピッタリくるので、また紹介します。
最後に、このドラマの中で見かけた、あれ!?というシーン・・・
・・・赤い丸の中。
アルファベットと数字で“JA1IIC”とある。
これは呼び出し符号、つまりコールサインと呼ばれるものなのかも知れない。
左から三番目の数字“1”は、関東地区に住まう無線機使用者に振り当てられる番号。最初の“J”は日本のこと。
この“JA1IIC”は実在するのか?
このドラマを製作したスタッフの中の、一人の呼び出し番号なのか、それとも、このドラマ内の通信機を使用する、この毛利チームに振りあてられた架空の呼び出し番号なのか?
もう一つ仮説がある。
海外の短波放送を受信したことを、そこの放送局に報告すると貰える“ベリカード”みたいに、無線仲間でやり取りするカードなのかも・・・とも。
意味の分からない人はすみません・・・
まだ先になるかと思っていたパソコンが今日届いた。
これから初期セットアップと、古いパソコンからのデータの移送など、時間がかかるだろうから、本格的な稼働は今月末になるかも知れないです。
それまでは、ドンくさいこのパソコンでのアップになります。