「緊急指令10-4・10-10」 第二話 謎の火炎怪人 その2
「緊急指令10-4・10-10」
第二話 「謎の火炎怪人」 その1の続きです。
時間がなくて、二日がかりでの作成ですので、更新日時がズレてます。
しかも、画像数がまたしてもオーバー・・・
今回も途中までです。
「緊急指令10-4・10-10」
「謎の火炎怪人」
放映日:1972年7月10日
脚本:田代淳二
監督:浜野信彦
宝石のバイヤーとして、洞門の会社に潜入した岩城哲夫から連絡を受けた毛利春彦は・・・
・・・次の策をメンバーに命ずる。
昼間、会社にやって来た岩城哲夫が持っていた、ミロの涙、という宝石の写真を思い出す洞門峻太郎・・・
「あんな写真を見せられたら、血が騒いで困る・・・」
・・・今まで獲得した宝石のコレクションを並べて悦に入る洞門。
毛利春彦の命により、その様子を伺っている、入江ナミと松宮三郎だが・・・
こんなに至近距離なので・・・
あっさり見つかってしまう。
洞門「道子が頼むから住み込みにしてやったんだが…君たちを操っているのは誰だ!? 」
洞門は詰問する。
洞門「・・・いずれにしろ、火事の時に私を見てしまった以上、生かして帰すわけにはいなかいな」
・・・洞門は二人を閉じ込めてしまう。
ナミからの通信が途絶え、家にも帰ってない事実を伝える岩城哲夫。
「無理だったかな・・・」
苦悩する毛利春彦。
・・・毛利春彦自ら洞門自身に探りを入れる決断をする。
そして、洞門が動くかも知れない、と思われる大磯の資産家の家に、岩城哲夫と花形一平を向かわせる。
・・・これが、ミロの涙という宝石を持っている資産家の家。
岩城、花形両名は、ジッと見張りに着く。
一方、松宮吾郎は、洞門の屋敷へ向かい、道子と接触。
ナミ姉ちゃんが、おウチに帰っちゃったのでつまらない、と言う道子に取り入って、代わりに家庭教師を申し出る。
・・・屋敷の中に入り込むことに成功した松宮吾郎。
・・・屋敷の中、ナミと三郎の姿をくまなく探すのだが、
・・・家政婦に見つかって、動向を疑われてしまう!
一方、大磯では・・・
資産家の家が火事に!
・・・やられた!
岩城哲夫は毛利春彦に報告する。
毛利春彦は、火事が起きている資産家の表と裏に洞門の姿がないか、続いて見張るよう伝えるのだが・・・
念の為、洞門の家に電話してみると・・・
洞門は、家の中にいた!
洞門の声を確認した毛利は、即座に電話を切る。
無言で電話が切れたことにより、相手の正体を察した洞門。
「ムフフフフ・・・大磯に行ったと思って探りを入れに来たな・・・私が狙うのはもっと大物だ!」
「…なかなか尻尾を出さんな」
毛利春彦は次の策を考える。
洞門の留守中に、書斎に忍び込んだ立田正明は、書類を調べる。
その時、無線が入る!
「10-34、10-34!」
ナミが、ペンライト型無線機でSOSの発信をしたのだ。
「こちら正明、こちら正明、どうぞ」
「あ、正明ちゃんね」
「何処だ、何処にいるんだ?」
「地下室に閉じ込められているの」
「もっと、大きな声で言ってくれよ!」
・・・ナミはもっと背伸びをするのだが、
・・・足を踏み外してしまう。
立田正明は地下室へ降りてみる。
「・・・確か、地下室って言ったぞ」
地下室に降りた正明だが、そこには壁があるだけ。
入口が何処にもないことを報告する立田正明。
隠し扉tがあるかも知れないけれど、何処にあるのか分からない、と言う。
毛利春彦は、吾郎を使い、道子から聞き出すことを提案。
「子どもと言うのは、案外知ってるもんだ」
そして、立田正明は、書斎のメモに7月13日に赤い丸がついていたことも報告。
「その日に何処か襲うんじゃないですか?」
と、岩城哲夫が推理するのだが、場所も分からず手の打ちようがない…
場面は一転する
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何の研究所?
・・・そこへ入り込む洞門の自動車。
相沢研究所の中・・・
洞門「相沢さん、また頼むよ」
相沢は首を縦に振らない。
洞門「何故だ?」
相沢「・・・あんたは私の研究を悪用している。私がガラス繊維の開発から超耐熱ガラスを発見したのは、宝石泥棒の手助けをする為ではない!」
洞門「妙なことを言うじゃないか」
相沢「それだけじゃない。あのガラス液には大変な副作用があることが分かった・・・」
洞門「心臓でもやられるって言うのか?」
相沢「いや、平衡感覚が駄目になるんだ」
洞門は鼻で笑う。
そして、この研究に関して費用を出してやったこと、更に相沢にとって、命より大切な一人娘の生命が保障されないことをほのめかす。
洞門「娘さんが可愛ければ、出すことだね・・・」
洞門はふとこから札束を取り出し・・・
・・・「娘さんはピアノの練習にフランスに行きたがっている」
相沢は、娘の命と引き換えに、ガラス液を取り出し、洞門に渡す。
場面は切り換わる・・・
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時刻は午前二時前・・・
美宝堂、という宝石店
・・・その美宝店を見張る毛利チーム。
「どうしてこの店だと分かったんですか?」
岩城哲夫が毛利春彦に問う。
「暁のビーナス、という世界的なルビーがイギリスからやって来たんだ。関係者以外知らないはずなんだが、奴が嗅ぎつけたらしい」
毛利春彦の辿りついた推理だった。
その頃、美宝堂のトイレの中では、掃除用具入れの中から、洞門が出てくる。
洞門は、アタッシュケースの中から、相沢から脅し取ったガラス液の缶を取り出すと・・・
・・・顔を始め、全身にスプレーするのだった。
・・・その3へ続く。
さて私が、この番組に影響されて、アマチュア無線技士4級の免許を取ろうと思ったきっかけなのだが・・・
今回の記事の冒頭・・・
・・・いつも毛利春彦や、チームのメンバーが無線仲間と連絡を取り合う為の機器のバックにある壁にふと気付いた。
オープニングのシーンが分かり易い。
赤い丸がしてあるカレンダーの文字・・・
“1972 JARLカレンダー”とある。
数字の1972は、この番組が放送された年。リアルタイムな時間設定。
そして“JARL”とは・・・
のことであることが分かった。
この番組のウリは、CB無線という誰でも使用出来る、免許不要のものを駆使したコミュニケーションである。
免許不要だから簡易なものであり、電波が届くのにも限界がある。
しかし、CB無線だけでなく、もっと強い電波であるアマチュア無線機なら 、CB無線よりも、送信、受信の範囲は広がるのではないか?
CB無線機を使用している無線仲間は、短距離で区切りながらの交信をしているが、毛利チーム同士、例えば、東京の本部と、自動車に取り付けている無線機が、圧倒的に長距離であっても交信が出来ていることから、チームは独自で、長距離を可能とするアマチュア無線の周波数も使っているのか?
と、言う発想で、本格的にアマチュア無線技士の勉強を本格的にしてみようか、という気になった。
講習会を受けると、更に面白いことが分かった!
“1972 JARLカレンダー”
の上にある・・・
・・・赤い丸の額にあるもの。
これは『アマチュア無線技士免許状』であることが分かった。
この免許状には、使用者(無線従事者)の住所や周波数、コールサインなどが記されている。
アマチュア無線技士4級の講習会を受けたおかげで、この番組のことがもっと深く分かった気がして、ますます面白く感じている次第である。
実は一昨日、免許証が届いた!
自動車の免許証と同じ大きさで。顔写真はプラスチック製のカードに焼きこまれていた。
このカード、次回、紹介したいと思います。
今年の更新は今回が最後になります。
来年は早々にパソコンを購入するつもりです。
早く慣れて、もっと効率的な記事にしたいと思っています。
自分本位のマイペースな記事にお付き合い下さり、ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。