10月4日 緊急指令10-4・10-10
久し振りに、実に一年振りに、特撮ドラマ
「緊急指令10-4・10-10」
を記事にさせていただきます。
本日10月4日…10-4(テンフォー)になぞらえての再開です。
その前に、自分への復習もあって、簡単におさらいです。
過去記事のものに多少アレンジを加えました・・・
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「緊急指令10-4・10-10」とは・・・
数字の部分はテンフォーテンテンという読み方をする、1972年に制作された円谷プロによる特撮ドラマ。
中央にいる毛利春彦を中心とした私設の探偵団のようなもの。
取り扱うものは、
・科学・化学を悪用した犯罪者、事件の捜索。
・自然界における巨大な生物との戦い。
・人知を超えた怪奇な事件・事故の捜査。
・行方不明の人物の捜索。
・人の力ではどうにもならない難問への解決。
・地球外生命体(侵略者)への対応。
などなど・・・
警察とも連携をとったり、その警察が手を出せないでいる案件にも立ち向かうグループの活躍である。
彼らは無線を使用。彼らの友人・仲間との幅広いネットワークを駆使して、情報収集したり、または事件捜索の依頼を受けたりする。
その無線とは・・・
主にCB無線(citizen band)という、近距離で、免許の要らない無線機を用いたコミュニケーションツール。
アマチュア無線とは違う。
CB無線機とは、これ・・・
・・・何キロ電波が飛ぶのか、まだ正式に試したことはないが、結構大きい。
こういった・・・
・・・トランシーバーと同じ、ボタンを押せば送信。
ボタンを離せば受信状態になる仕組みは同じだか、CB無線機の方が断然飛距離は違う。
表題の“10-4・10-10”とは・・・
10(テン)コード、と呼ばれる、使用頻度の多い言葉を簡素化して、自分の意思を相手に伝える、または相手からも受け取る暗号のこと。
例えば・・・
10-1 (テンワン)・・・受信不良(よく聴こえない)
10-2 (テンツー)・・・受信良好(よく聴こえます)
10-3 (テンスリー)・・・送信を中止せよ
そして
10-4 (テンフォー)・・・了解
10-10 (テンテン)・・・送信終わる。傍受に入る。
これらが10-100 (テンワンゼロゼロ) ・・・生理現象、
まであり、
飛んで10-200 (テンツーゼロゼロ) がプラスされる。
これら10(テン)コードは、実際に宇宙飛行士との連絡に使用されたり、アメリカの警察無線にも使用されていたこともある。
発信した側が指令、指示、報告すると、電波を受け取った側が
「10-4 (テンフォー)」と受諾。
この受諾のコールサイン「10-4」を言わなければ、コミュニケーションは終わらない。
そして電波を発信した側が「10-10(テンテン)」と締めくくり、送信を終わる。
この二つのコールサインをタイトルに取り入れている。
ドラマでは他に
10-34 (テンスリーフォー)…SOS…応援頼む
のコールサインも、取り入れられている。
変身するヒーローはいないものの、怪人・怪獣との戦いもある。
しかし、事件を解決していく過程には、無線機を持っている仲間たちとの連携も必要で、ドラマを彩っているのは、それぞれの無線仲間であり、それら誰もがヒーローになれるのである。
中心となる彼らメンバーを簡単に紹介…
城南大学医学部教授
30歳
科学や工学にも精通。
時には生物学にも。
電波特捜隊を設立し、メンバーが使っている無線機をはじめとする武器は彼が作ったもの。
メンバーからは「先生」と呼ばれている。
警視庁にも顔が効く。
岩城哲夫(水木襄)
大学生 23歳
コードネーム:鉄仮面
彼の自宅がチームの本部で、CB無線の仲間たちと交信するべく、機器類を装備している。
格闘術にもかぐれており、毛利チームのメンバーからは「チーフ」と呼ばれている。
花形一平(池田駿介)
21歳 家業は自動車修理工場
コードネーム:一平
車(スバルレオーネ)を運転するが、バイクでの行動もある。
運動神経も良く、格闘時には活躍するが、逆に怪我をすることも多い。
チームのムードメーカーでもあり、ひょうきんな面をいつも見せている。
入江ナミ(牧れい)
20歳 家庭教師
コードネーム:白雪姫
毛利チームの紅一点。
普通の女子と比べると身体能力はかなり高い。バク転を披露したり、第一話で見られるようにナイフ投げが得意。
立田正明(大野志郎)
20歳 (職業不明)
コードネーム:マサアキ
変装が得意、というが、スーツ姿になっての行動が目立つくらい。
言葉使いは丁寧で柔らかい。
チームの公用車・スバルレオーネの運転をよくしている。
際立った活躍があまり見られない。セリフも少なく、途中で降板してしまう。
松宮三郎 (湯浅一昭)
16歳 高校生
コードネーム:東京股旅ライダー
旭ヶ丘高校・サッカー部所属。
コードネームの通り、バイクに乗る。
機動力が高く、移動には便利。
更に、運転をしながらヘルメットの無線機での会話が可能なので、捜索にも大変便利である。
ちなみに私の表示画像は、彼の搭乗するバイク姿に由来している。
キャラクター紹介の続き・・・
松宮吾郎 (松岡淳一)
小学生
コードネーム:東京股旅ライダージュニア
松宮三郎の弟。
コードネームは、兄の東京股旅ライダーの名にあやかっている。
子どもらしくいたずら好き。
行動は自転車。
子ども同士のコミュニケーションにより、大きく貢献することもある。
コードネームとは、無線仲間同士での通称。ネットで言うところのハンドルネームと同じ。
私は、このチームに入りたかったが、さすがに実在するとは思わなかったものの、似たようなグループはあるのだと信じていた。
そして将来、そのグループに入ったら、名乗る為のコードネームを必死に考えたのだが、結局、手近にあった絵本「シークフリート」からとらせてもらった。
今でも時々、黄色いユニフォームを着た小学生、中学生、高校生、いずれかの私が、無線機をポケットに潜入捜査している夢を観るくらいである。
オープニングタイトル
青・赤・緑の流し絵のような渦巻の真ん中から、電波の波紋が広がるイメージ。
私の名前の表示のバックは、ここからとらせてもらっている・・・
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・・・とにかく、このドラマが大好きなのに、何十年も再放送に巡り合わないまま大人になってしまいました。
LDが発売されたものの、一枚に4話収録のセレクト版が3枚のみ。
しかし数年前、CSで放送されたことで、全話視聴の夢がかなったこと。
このドラマを観ていて、おかしなシーンを発見したことなどを、どうしても他人に語りたい衝動が、このブログを始めるきっかけの一つでした。
CS放送では、リピートを含め、週に4回の放送がありましたが、全て録画して、視聴用、保存用とディスクにダビングしたのですが・・・
CS終了の3か月後・・・
・・・DVD-BOXが発売され、その年は至福のものとなりました!視聴用と、完全未開封の保存用の二つ持っています。プログを始め、このドラマを語るうえで、無線のことを偉そうに取り上げるのはおこがましい、と実は、アマチュア無線4級の資格も取りました。
・・・これが免許証。
今は携帯電話が活躍していますが、もし災害などで停電したら、携帯電話は役に立ちません。
東日本大震災の時は、中継局も停電した筈です。
無線は、乾電池さえあれば、地球の裏側まで電波が届く場合もあります。
私は、、このドラマの影響もありますが、古臭いツールにも関わらずアマチュア無線に惹かれました。
このアマチュア無線について勉強したおかげで、このドラマ
「緊急指令10-4・10-10」
が、もっと面白くなりました。
というのも、毛利春彦が無線マイクで発信している部屋の壁・・・
・・・これと、
・・・上の画像の赤い丸がしてあるカレンダーの文字・・・
“1972 JARLカレンダー”とあります。
数字の1972は、この番組が放送された年。正にリアルタイムな時間設定。
のことであることが分かりました。
そして、次の画像。
カレンダーの上の額に入ったもの…
これは『アマチュア無線技士免許状』であることが分かりました。
私はまだ持ってません。
更に・・・
・・・このシーンで、ロッカー?にかけられているものの赤い丸の英数字。
“JA1IIC”とあります。
これは呼び出し符号、つまりコールサインと呼ばれるものに間違いないと思われます。
と発信することになります。
最初の“J”は日本のことを表します。そして左から三番目の数字“1”は、関東地区に住まう無線機使用者に振り当てられる番号です。
さて、この“JA1IIC”は実在するのか?
このドラマを製作したスタッフの中の一人が実際にアマチュア無線の免許保持者で、その人の呼び出し番号なのか、それとも、このドラマ内で通信機を使用している、この毛利チームに振りあてられた架空の呼び出し番号なのか、それは分からないです。
どちらにしても、CB無線機だけでは電波が届くには限界があるので、チームのメンバーはアマチュア無線の電波も使用していることが分かりました。
これから月に一回、10日には「緊急指令10-4・10-10」を勝手に語らせていただきます。
完全に独りよがりです。
漫画のコマ割りみいに画像編集に時間がかかりますが、出来る限りアップします。
現在、この・・・
・・・これのエピソードを全力で編集中です。