ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

緊急指令10-4・10-10???なシーン その4

 
好きでたまらなかった円谷特撮ドラマ「緊急指令10-4・10-10」
当時のドラマ制作としての特撮技術の限界や、放送禁止用語、視聴対象者が児童であり、テーマやストーリーが飛躍、現実離れ、荒唐無稽であることを差し引いても、全26話の中には、突っ込まざるを得ない部分が見つかってしまうことがある。
 
今回、チャンネルNECOで全26話を再び観れる好機に狂喜していたものの ???なシーンを見つけてしまった!!
これはその中の四つ目・・・
 
※スタッフの手抜きとは思いません。ましてや重箱の隅をつつくつもりも毛頭ありませんのであしからず。
 
イメージ 1
※テレビ画面を直接カメラで撮ったものだから画質は粗い。
 
先ずは第十三話「海獣半魚人の反逆」
・・・半魚人の死体に人間の脳を移植。意のままに命令、服従させ、生身の人間では潜水不可能な海流の深海に潜らせ、海底に沈んだ船から金塊を運ばせる一味との戦いを描いたもの。
尚、このエピソードより、石田早苗こと深沢裕子さんが登場する。
友人役のお二人と水着姿を披露してくれ、大人の女性の色香を醸し出している。
さて、この二人の友人に着目したい。
一人は三沢ユリ、そして南和子。小野ひずるさんは「仮面ライダーV3」にも出演。一番左、つまり南和子役。
海岸で通信しているこの女性、コードネームを“ユリ”と言っていることから、真ん中の女性が必然的に三沢ユリ役の佐代雅美さんとなる。
 
続いて
 
イメージ 2
三沢ユリ(佐代雅美)は第十八話「大空を飛ぶ少年」で再登場。
松宮三郎(湯原一昭)の友人であり、自作の羽根で空を飛ぶことを夢見る少年を毛利チームがサポートするというエピソード。
潜入捜査中の三沢ユリのシーン。大人のお姉さんの雰囲気である。
 
しかしながら特筆すべきは、高津弘子役の星光子さん!
ウルトラマンA」の南夕子。それもセーラー服姿を披露
いやいや、不良の役で立花直樹さん・・・つまりこの後に「ジャンボーグA」に乗る人も出てる!
更に荻原誠役の蔵忠芳さん。第九話「青いインベーダー」に続いての登場。「アっちゃん」(古いか?)「コメットさん」(九重佑三子バージョン、これも古い)。「アステカイザー」にも出てたっけ。
今エピソードの主役・戸川修を演ずるのは円谷弘之さん。円谷ファミリーの一人でジャニーズ事務所にもいたらしい・・・
いやはや、このエピソード、キャストが凄い!
 
そして、このエピソード・・・
 
イメージ 3
第十九話「人喰いナメクジ発生!!
放射能を含んだ雨を浴びたナメクジが巨大化。人間を襲い、骨まで残さず食べてしまうのである。
三沢ユリは前回に引き続いて登場する。服装も同じ。もはや準レギュラーである。
さらに南和子も再登場・・・。
 巨大ナメクジに襲われる三沢ユリ。少し胸が高鳴ってしまった
では南和子は・・・
海獣半魚人の反逆」では小野ひずるさんが演じていたが、テロップでは関根世津子さんとなっている。
ン・・・誰
 
イメージ 4
 役名と名前が符合しない女優さんはこの御二方。
他に“愛子”という役で鶴ひろみさん(声優)が出演されているが、これは役と名前と顔が一致する。
考えられるのは右側、毛利チームの間に立つ女性。レーザーディスクVOL・3「魔界列島編」のジャケットの写真もこのシーンのカットである。
じゃあ左側の女の子は誰だろ? テロップにはない。ミニスカートで可愛かった!
 
そして・・・
 
イメージ 5
問題は第二十六話(最終話)「非行少女カオリ」
早苗(深沢裕子)が万引きする少女・カオリ(石川えり子)を更生させようと奔走するエピソード。
ここでも佐代雅美さんが出演されているが、役名が三沢ユリではないのだ。
何で、“南和子”なんだ・・・???
また、北浦昭義さん演ずる沢根警部も字が違っている。 
因みに沢根警部は第11話「妖怪・どろ人間」や12話「死を呼ぶバイオリン」ではまだ“刑事”だったが、15話「僕は泣かない」より“警部”に昇進している。(出演はしてない。毛利春彦のセリフにある。)
 
このエピソードで毛利チームにメンバーが一人が増えることになる。早苗がカオリにヘルメットをかぶせて歓迎するのだが、ボクは子供心に嫉妬したものだった。
写真のようにラストシーンは本部でパーティー(クリスマスパーティー)が行われている。毛利春彦(黒沢年男)の乾杯の挨拶の後、カメラは談笑する毛利チーム一人一人ワンショットをパンしていくのだが、何故か佐代雅美さんは外されている・・・
少し腑に落ちない。
 
このカオリを演ずる石川えり子さん。「レインボーマン」でヤマトタケシの妹・ミユキを演じている。
当時は大きなお姉さん、と思っていたがこの時167歳か・・・。
幼くて可愛い!
 
以上、今回で4つ目の???なシーンの気付きである。
これで???なシーンの気付きは休止する。
正直、ちょっと疲れた・・・
 
他にも、ヘッドレストのない助手席の自動車も見つけたが、これは後部座席を撮影する為のカメラを固定するのに必要な措置だと簡単に類推出来たので割愛。(第二十四話「黒いサソリの恐怖」)
OPでのテロップではちゃんとキャストの中にクレジットされ、ドラマでもセリフの中では登場しているのに、実際の姿はカットされて本人が出てない方もおられる。(第九話「青いインベーダー」)
今後、もし機会があればこれらも言及してみよう。
 
「緊急指令10-10・10-10」 DVD-BOXⅠ
            発売まであと23日