ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

緊急指令10-4・10-10の日 第一話「狂った植物怪獣」 その①

 
本日は10日です。
10と言う数字にあやかって
 
「緊急指令10-4・10-10」
を取り上げさせていただきます。
 
これから月に一回、各エピソードごとにストーリーを追い駆けたり、あれれ、と思うようなシーンにも言及していきたい、と思っています。
  
今回は、前回に続き、第一話
 
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「狂った植物怪獣」です。
 
放送日:1972年7月3日
脚本:田代淳二・柴田敏行
監督:浜野信彦
 
画像数が多くなった為、エラーが出ました。ですから、二回に分けます。
また、その②になりますこのエピソードの結末は明かさないつもりです。
これからもストーリーを追い駆けてもラストは明かさないつもりでいます。
 
※パソコンの稼働が鈍く、DVDを上手く取り込めませんでした。
テレビ画面を直接デジカメで撮影しています。
  
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 ・・・タイトルとなった植物怪獣。
  
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 一羽のニワト・・・
  
何と!
  
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 触手のような長くて、ダラリとしたその葉が、ニワトリを丸め捕り、花弁の中へ・・・
  
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 見上げている彼女は、ジャネット吉原(真理アンヌ)
 
「どう?美味しかったでしょ?」
  
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 「ジャネット!またニワトリをやってたのか?」
 
後ろに立っているのは、植物学の博士、ヘンリー吉原(北原義郎)
ジャネットの父親である。
 
ジャネット「だって、エサをやると喜ぶし、成長も早いわ」
ヘンリー「その代わり匂いも強く出る。気をつけんといかん」
ジャネット「私は、匂いが強烈なほどいい気分なの」
  
この植物、正式名称は
ダーリングウツボ。高さ2.3メートル、重さ88キロ。
食虫植物ならぬ、食獣植物なのである。
  
丁度、その頃・・・
  
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 ・・・近くの林道をサイクリングしている少年少女たち。
(前回の記事より…)
 
ペットの犬・タローも連れて来た木下達男少年。
 
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 ・・・強い匂いに反応したタローが茂みの中へ入ってしまう。
(前回の記事より)
  
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 ・・・ダーリングウツボに吠えるタロー。
延びてきた葉に巻き取られて花弁の中へ!
  
あぁ!
 
「タロー!」
 
達男の悲鳴。
  
そこへ、やって来たジャネットと小間使いの友田(吉原正皓)
 
「タローが食べられちゃったんだ!助けてやって!」
達男の悲痛な叫び。
 
だが・・・
 
「騒いだって無駄よ」
  
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 ・・・ダーリングウツボを観られてしまったジャネットは、達男少年を拉致する。
  
達男が行方不明になった!
 
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サイクリングに来ていたグループのリーダー“海っ子信吉”が、無線機を取り出して、毛利チームへ助けを求める。
(前回の記事より)
  
現地へ到着した毛利チームは、少年たちから、達男の連れて来た犬のタローもいなくなった、と教えられる。
 
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 ・・・ペンライト型の無線機で互いに連絡を取り合い、付近を捜索する毛利チーム。
 
しかし、手掛かりが全くない・・・
  
この晩、毛利チームは、ここで野営することに・・・
  
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 自転車だけを残しておいたのは敵の作戦・・・
つまり、木下家に恨みのある敵の営利目的の誘拐ではないか?
 
推理が飛び出すのだが・・・
 
達男の家は平凡な農家。近所からの評判もいい。人からの恨みを受ける理由は全くない。
毛利チームは達男の家系についても調べていた。
 
それじゃあ何故消えたのだろ?
  
翌日・・・二日目の朝。
 
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 「・・・私、忘れてたんだけど、あの時とってもいい匂いがしたわ。今まで嗅いだことのないい匂いよ」
 
一緒にサイクリングに来ていた一人の少女がふと思い出した。
  
『匂い』と言う手掛かり。
本部の毛利春彦にも報告するチーム。
  
再び夜を迎え、この日捜索した結果も含めた議論を交わす。
 
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 「匂い、と言えば香水だよ」
「ここは山の中。東京の真ん中じゃないんですよ」
「匂いと言えば花。香水の匂いも、元は花」
 
更なる手掛かり『花』
 
「そう言えば、この奥に植物園があったよ。色んな植物や薬草を研究してるんだってさ」
「凄い美人がいたよ。混血でさぁ」
「調べてみる必要がありそうだな」
 
チームは翌朝、行動を起こすことにする。
  
同じ時刻・・・
 
ダーリングウツボの傍には二人の男が・・・
  
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 「この液を精製するとLS408が出来る」
ヘンリー吉原が言っている。
 
隣りに立つのは白人男性(オズマンド・ユゼフ) 
  
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外国人「分析の結果では、ヘロインの40倍の効果があると分かった。これは世界一の麻薬だよ。ドクター吉原、よくやってくれたよ」
 ヘンリー「来年あたりから大量に育てることが出来ると思う」
 外国人「頼むぞ。これまで莫大な資金をつぎ込んでいるんだからな」
  
これは、ヘンリー吉原が麻薬製造の為に作った人造植物だったのだ。
  
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ヘンリー「ただ面倒なのは、これが肉食だということだ・・・生きた動物、ニワトリだとか、犬とか、人間とか・・・」
 
人間、と言う言葉に驚き、飛びのく白人男性。
 
「・・・いや、まだ人間は食べたことがない」
 
また、今は夜なので活動してないから大丈夫、と説明するヘンリー吉原。
  
翌日・・・三日目の朝。
チームは見学させて欲しい、と植物園を訪ねる・・・
  
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 ・・・対応しているのは警備員・島田(木田三千雄)
 
まだ準備中の段階で本格的な開園をしてないので入園を拒んでいる。
 
ちょっとくらい観るだけでも、との願いも聞き入れてくれない。
  
困惑している島田に、園内からジャネットが現れて、入園拒否の理由を説明する。
  
ここは、植物や野草の研究している所。外から洋服に付いた野草の種が持ち込まれたら困るので、どなたも入園を断っているのよ。
 
と・・・
  
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 「一つだけ教えていたたきたいんですけど…。この一帯で、まるで香水のような甘い匂いを出す植物があるの、御存じないかしら?」
 
“白雪姫”こと、ナミの問いかけに、ジャネットは知らない、と返答する。  
 
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 このままじゃまずい、という表情のジャネット。
 
あの子どもを早く食べさせてしまわないと・・・
  
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「似てるわ。あの女の人が出て来た時、匂いがしたのよ・・・とってもよく似ていた」
 
少女が告げる。
 
“鉄仮面”こと岩城哲夫から、植物園をやっているのは吉原、と言う植物博士である、という報告を受けた毛利春彦。
 
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毛利春彦は、ふと思いつく。
 
その植物園では、小さな生き物を飼っていないか?
例えば、ニワトリとか、モルモットとか・・・
 
毛利春彦は岩城哲夫に植物園を見張ることを命じる。
 
同時に、自分も行動を起こすことにする。
 
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 チームのメンバー“一平”こと花形一平が植物園を見張る。
  
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この植物園の向かって左隣には・・・
  
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・・・倉庫らしきもの。
  
そして、チームのメンバーの一人、“東京またたびライダー”こと、松宮三郎は・・・
  
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 手前の黒いTシャツが松宮三郎である。
 
ニワトリの卸業者に扮して、植物園に潜入。
  
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「見慣れない顔ね?」
不審に思うジャネット。
 
「こいつは弟なんです。少し商売を覚えさせようと思って」
 
業者の男がはぐらかす。
 
三郎は
「新米なんです。よろしく」
  
挨拶する、のだが、その直後に・・・
  
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 あああっ・・・
三郎はニワトリの入った箱をひっくり返してしまう。
  
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 とととと・・・
 
ニワトリを探す三郎。
  
実は・・・
  
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 ・・・探すフリをして、ジープに発信器を取り付けるのだった。
  
その頃、毛利春彦は・・・
  
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 ・・・植物学の権威・ケスラー博士の筆跡を真似て、紹介状を書いていた。
 
その時、岩城哲夫から報告が入る。
  
毛利春彦の推察通り、その植物園では、ニワトリを沢山飼っているが、よく死んでしまい、時々新しいニワトリを買っている。
と・・・
  
毛利春彦も、翌朝、その植物園に行く、と告げる。
  
さて、ジャネットは決行しようとする!
  
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 達男をダーリンに食べさせ、拉致した証拠を隠滅。
それたげでなく、
人間を食べたダーリンがどんな匂いを放つか実行したい、想像するたけで体が痺れるわ、
と言う。
 
反対するヘンリーだが・・・
  
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 邪魔をするとパパでも許さないわ!
 
ヘンリーに拳銃を突きつけるジャネット。
 
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 鞭の持ち手で髪の毛をかき上げるジャネット。
頬には醜くただれた痕・・・
 
「世間の娘のように、人なかに出て遊ぶことも、恋をすることも出来なくしたのは誰?」
 
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「ダーリンの匂いの中毒にしたのもパパの責任なのよ!
私は、ダーリンの匂いなしには生きていけないわ!」
 
その言葉にヘンリーは苦悩する・・・
ヘンリーの失敗で薬品に侵されてしまったのだった。
  
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 「今度だけだ、二度といかんぞ」
 
ヘンリーは達男の殺害を許可してしまう。
  
ジャネットが決行の為にその場を去った後、ヘンリーに客が訪れる・・・
 
毛利春彦が、植物学の世界的権威・ケスラー博士の筆跡を真似て作成した紹介状を持った岩城哲夫と“正明”こと立田正明。
 
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 博士からの紹介状を出し、園内を見学したい、と申し出る。
 
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 手紙を読むヘンリー。
 
「博士はお元気ですか?」
  
「ええ、研究が忙しくて長旅が出来ない、と残念がってました」
 
紹介状により、園内の見学を許された二人は中に入る。
  
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 だが、匂いを放つような植物は何処にも見当たらない・・・
  
ジャネットは達男をダーリングウツボのいる場所へ運び出そうとする。
  
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 「何か運び出したぞ。後を付ける・・・」
 
一平がナミに連絡する。
 
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 ・・・ジープは山の中へ。
 
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 後を尾ける一平とナミ。
  
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 ・・・三郎が取り付けた発信機のおかげで見失うことはない。
 
その、ジープが止まった!
  
ここで、画像がいっぱいになりました。
続きは本日中にアップしたいと思います。
 
今回アップした画像の中にある植物園『ジャングルパーク』静岡県石廊崎に実在したテーマパークで、熱帯植物が鑑賞出来ましたが、今は閉鎖されているそうです。
石廊崎の海岸、林道など、当時、この一帯でロケが行われたことが分かります。
 
それにしても、凄い顔ぶれです。
真理アンヌ氏、北原義郎氏、オズマンド・ユゼフ氏、木田三千雄氏、画像では表れてませんが、吉原正皓氏も、特撮モノでよく見かけます。
吉原正皓氏は、その②で顔をアップする予定です。
 
円谷プロの制作なので、関わりのある俳優たちが、何人もこの番組にはよく登場しています。
えっ!と驚くゲストをこれからも紹介出来たら、と思います。
 
更に、このドラマのスポンサーの1つが、とある電気メーカーです。
ドラマ内で使われている無線機は、そのメーカーのものですが、メーカーを象徴するマークがさりげなく画面に登場しています。
今回のエピソードでは二つのシーンに登場しますが、一つ目がこの記事の中にあります。
 
その②は今夜のアップにさせていただきます。