三國連太郎さんを悼む
昨日、パソコンのニュースにより、俳優、三國連太郎さんが死去されたことをニュースで知った。
小学校の時、近所でこの映画のロケが行われ、時間を見つけては見学によく行った。
撮影の合間に休憩所へ行かれる時、目の前を通られたのだが、とても大きな方で見上げる感じだった。(ボクが小さかったのかも知れない)
思わず手を出して触ってしまったが、何も反応されず素通りされた。
怒ったのかな?と思いましたが、カメラが回ってない時はいつも厳しい顔をされてました。
ゲンの父親は戦争に反対し、警察に連行され暴行を受けるだけでなく、町内会からも蔑視される役だったが、とてもカッコ良かった!
最後は、原爆によって倒壊した家の下敷きになり、ゲンとゲンの母親(左幸子さん)の目の前で生きたまま、炎に包まれて死んでいった…
小学生の目から見ても壮絶だったが、大人になって改めてこの映画を見ると、体中が身震いするくらい凄惨である。
とても大きな役者さんだったと思う。
これからは、映像ソフトなどのメディアでしかお会い出来なくなるのは寂しい限りである。
90歳という年齢からすると寿命を全うされた、と思えば納得出来るが、それでも残念でたまらない・・・
心よりご冥福をお祈り致します。