ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

「マスカレード・ナイト」

 

例によって、翌日仕事が休みで、夜の上映のある都合のいい日が見つかりまして、仕事が終わった19時過ぎに、シネコンに行って来ました。

 

今回鑑賞したのは・・・

 

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「マスカレード・ナイト」

 

2019年に公開された「マスカレード・ホテル」の続編です。

 

前作は、

連続殺人の次の予告が「ホテル・コルテシア東京」である、

と推測した警視庁が、ホテルの従業員に成りすまして潜入捜査する、というものでした。

 

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      バンフレット

 

今作は、トリマー殺人事件の犯人が、

晦日「ホテル・コルテシア東京」のカウントダウン仮装パーティーに再び現れる、

という密告から、警視庁の面々が、再び従業員に成りすましてホテルに潜入捜査する、というもの。

 

同じ来客でも、ホテルマンとして観る目と、警察の洞察力とでは違いがあり、双方が照らし合わせ、時には歩み寄ることで殺人犯を見抜いていく、という、何処かもどかしく、イライラもしてしまうスリリングな展開となっていました。

 

出演は、潜入捜査する刑事役に木村拓哉と、コンシェルジュとしてホテル・コルテシア東京に勤務する長澤まさみ

 

“ホテルに来るお客様は皆、仮面を被っておられる”

 

と言うのがホテル側の主張。

 

ホテルに来て下さるのには色んな理由がある。

 

不倫による密会かも知れないので、宿泊には氏名を偽っている場合もある。黙認するのもエチケットだ、とするホテル側の見解と、猜疑心丸出しの目つきをする警察側との衝突は必至。

 

今回は同じ仮面でも“仮装パーティーという物理的な仮面をつけた客が500人もいる。

完全にパーティーが始まってからだと、素顔を隠した500人の中から殺人犯を選別するのは極めて困難・・・

 

チェックインした時の氏名や住所とホテルの監視カメラ画像。被害者周辺の監視カメラや、被害者周辺に関わるデータとを照会して、疑わしき客に目星をつけていくのだが・・・

 

仮装パーティーに参加する為の、実際の“仮面”てはなく、素性を隠してホテルに宿泊する、という意味の“仮面”が、この『マスカレード』というタイトルを暗示しています。

 

映画のようにビジュアル化されると、役者としての力量や芸能界の立ち位置から、キャストの中から犯人が推測されやすいです。

これはやっぱり原作をじっくり読んで推理するのが面白いかも知れません。

 

映画を鑑賞する前にパンフレットを買うのですが、このパンフレットには既に犯人の名前が書かれてありました。

 

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撮影はマスク着用の合間に行われたようです。

 

そして、キャストの顔写真と見開きの反対側にある赤い仮面()が並んだページがあります・・・

 

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・・・この仮面のページをめくって、前ページの顔写真と重ねた時、犯人を示す仕掛けがありました!

 

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・・・この目の部分がくり抜かれている仮面が一つだけあって、前ページの犯人役のキャストの目に重なるのです。

 

以前は、パンフレットは座席に付き、劇場が暗転する前に、映画をより楽しむ為の予告代わりに読んでいましたが、今やパンフレットは、鑑賞後に余韻を楽しむ為にある、と痛感しました。

 

今度は、何とか時間を見つけて007(ダニエル版)の最新作(最終作)を観たいと思っています。