飼育開始
一昨日、捕まえたカブト虫。
一晩経つと・・・
・・・ブルーベリージャムのついたスプーンにへばりついている。
本来、夜行性のカブト虫。
夜は周りが暗いからいいけれど、昼間、こんな透明の入れ物の中に入れられていたら、ストレス溜まりまくる?
なら、野生に返す?
こいつ、自分で餌を見つけられるかなぁ?
天敵も多い、と聞くし、昨夜みたいに、道路の上に止まっていたら、車に轢かれるかも知れないし・・・
それより、小学校の時に観察日記をつけたり、作文を書いて、二学期に提出していたことを思い出した。
子どもの頃に戻れるかも・・・と妄想。
また、自然の中でものびのびと生きる、というわけにはいかないかも知れない、と人間側の勝手なエゴイズムで、思い切って飼うことにした。
今は、スーパーや百均で、飼育セットが買える。
と、某百均へ行ってみた。
でも、待てよ・・・
カブト虫、って飼うのにお金がかかったっけ?
最初に必要なのは、水槽などの入れ物だけで、土や木くずは、カブト虫を捕まえたところのものをスコップですくって持って帰ったし、木の枝も落ちているもの。
餌も、スイカとか、りんごとか、食べ残したものを与えていた。
お金使うの、もったいないなぁ、とエスカレーターに乗っている時、迷った。
けれど、ふと思いついた。
ここの百均、大手のスーパーのテナントとして入っているから、ここのスーパーの値引き券が通用する。
・・・で買ったのが、これ。
中サイズの水槽が300円。
クヌギの木くず、100円。
昆虫ゼリー20個入り、100円。
餌を入れる木の台、100円。
計、648円税込み。
これを500円の値引き券で購入。
つまり、全部で148円で済んだ。
でも昔は、ホントに只だったのに・・・
と、まだ悪あがき。
帰ると、すぐにセットする。
・・・葉っぱは、裏にある木から落ちていたものを敷いた。
時間的にも夜。
カブト虫が活動を始める。
餌を探すだろう、と早速昆虫ゼリーを取り出す。
・・・今は、こんなものを売っているんだ。
調べると、スイカはよろしくない、とのこと。
ネットでも昆虫ゼリーを薦めていた。
これをエサ台にセットするのだが、エサ台は本物の木をえぐって作ってある。
まるで、直接樹液を吸っているような醍醐味を味わってもらおうと、容器からエサ台のくぼみに落とした。
・・・で、カブト虫を中に入れて、フタをする。
こちらもお腹が空いたので、晩御飯。
カブト虫は玄関先に置いといた。
あまり期待してなくて、そのまま朝、つまり本日(29日)を迎える。
起きてみると・・・
・・・あれ、カブト虫がいなくなってる!
・・・エサは半分以上無くなっている。
あの鉤づめで固定されたフタを開けて逃げれるわけがない。
逃げる時、フタをしめ直した!?
まさか?
それより仕事に行かなくてはならない。
準備のために、家の中を右往左往する。
裏に出てみると、屋根代わりの波板のところが、バタバタとやかましい。
見上げると・・・
・・・またセミがやって来ている。
来るのはいいが、ウチの裏で死んでくれるな!
蟻がたかって厄介なのだ。
仕事に行って、帰ると夜の10時。
カブト虫がちゃんと水槽の中にいた!
今朝、明るくなった時、私が起きてくるまでに、クヌギの粉の中に身をひそめていたみたいだ。
そして、私が帰ってきて、玄関の電気を点けて明るくなったのでビックリしたのだろう。
水槽の中を動き回っていた!
今日の夕方から夜の間、暗くなって、動き回ったせいか、エサ台とクヌギの粉がうまく寄せ合い、エサ代が盛り上がったので、それを踏み台にして、フタに背が届いたみたいで、フタの裏にへばりついてしまった。
では、このままフタを外して、エサをやろう!
フタにへばりついたままの状態で、フタを床に置いて、エサ台を取り出す。
今夜は、これ・・・
・・・メロン味。
昨夜の3分の1くらい残っていたエサは洗い流した。
明日から、いちいち取り出して洗うのも、カブト虫にとってストレスになるかも知れないので、本来の使い方・・・
・・・このように。
昆虫ゼリーの大きさは、規格として統一されているのだろう。ピッタリはまった!
フタをしめ直す。
ジッと動かなくなったカブト虫。
・・・ウチで生活すれば、いいもの食わせてやるから、と話しかけてしまいそう。
こうなったら、こいつに名前をつけてやろうか。
すぐに思いついたのは“メガロくん”
でも、名前負けしそう・・・
こいつは一昨日:(厳密に言えば、日付が変わった28日の12時過ぎ)
午前0時過ぎに見つけたから、零時・・・
・・・れいじ
・・・レイジくんにしよう!
と、いうことで、多分ひと夏だけになるだろうが、レイジくんと生活を共にすることに!
・・・面白い記事になれば、と思っています。