ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

タロットカード

 
本当は、前回の記事としてまとめたかったのですが、長くなりましたので、二つに分けました。
 
私は、小学校の時からタロットカードに関心がありました。
今回、それについて簡単ですが、前回の続きとして、少し触れてみたいと思います。
 
 
 
タロットカードは、ざっくりした説明だが、大アルカナと呼ばれる22枚と、小アルカナと呼ばれる56枚、計78枚からなる。
大アルカナの22枚だけでも占いは出来る。
小アルカナの56枚は、トランプの原型となっている。
 
 
タロットカード、と言えば、これを思い浮かべる?
 
 
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画像はAdventure1~7のDVD-BOX
本来は全13巻。
 
この作品に、可視化された精神エネルギー体“スタンド”というものが描かれている。
その“スタンド”の能力に付けられた名称が、タロットカードそれぞれの解釈、または象徴された名称となっている。
 
 
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…DVDには特典として、作者・荒木飛呂彦氏自身がデザインしたタロットカードが2枚ずつ付いている。
作中にも描かれているカードだが、実際、タロットカードの解釈が、スタンド能力に付けられた名称とかけ離れているものもあり、いささか強引な結びつきとも感じる?
 
でも、色合いやデザインが奇抜で面白いと思っている。
まだ8巻以降を持ってないので、いつかコンプリートしたいと思っている。
 
蛇足だがジョジョの奇妙な冒険の第四部が今夏、実写映画化される。
これに出てくるスタンド能力は、タロットカードとは関係ない。
って言うか、実写って、スタンドはどうせCGなのだろうから、アニメと変わらないじゃん!
 
 
 
話を元に・・・
 
小学校から帰ると、テーブルの上に・・・
 
 
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…これが置いてあった。
 
母に尋ねると、車のセールスマンが来て、カタログと一緒に置いて行ったらしい。
左上の袋に入っていたカードを出して見る
 
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・・・全部で22枚。
これが大アルカナと呼ばれる、基本的なひとくくりのカード。
そのひとくくりを“デッキ”と呼ぶ。
 
このカード実は凄く小さい。
 
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・・・ライターの縦の長さより小さい。
カードの絵柄は最終数字の21。
名称は『世界』一般的に“THE WORLD(ザ・ワールド)と言われるがUNIVERSE(ユニバース)”となっているカードもある。
カードの始まりは1でなく“0”だから、最終数字は21。
 
裏は・・・
 
 
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・・・“Ken&Mary”とある。
だったら、CMソングでも有名なあの車のセールスマンが来たという事に。
 
※綴りが違う?
 
解説書は縦の四つ折りで、22枚のカードについての説明があるのだが、お子様には難しい言葉もチラホラ・・・
 
 
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・・・字がボケているが、0番の愚者のところ、かけおちって何?と、当時は思ったりしたものだ。
 
 
先程の“The World ”を例に。
開かれたカードが、正位置(上向き)、逆位置(上下逆さま)によって、意味が異なる。
また、カードには各星座の意味もある。
 
占い方・・・
 
 
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・・・質問者の過去、現在、未来、意識下、方法、周りの環境などが分かる、と言うのが神秘的で“タロットカード”なるものを、この時初めて知り、その世界に一気に惹きこまれた。
 
 
散髪に行った時以外、週刊漫画雑誌は読まないのだが、小遣いに余裕があった時、読んでいたのが週刊チャンピオン。
 
がきデカ目的で、しかも一話完結なので、続けて買わなくても良かったし、運が良いと『魔太郎がくる』も、続きが気になる、ということもなかったのだが…
ある時、チャンピオンに、これが連載された。
 
 
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1975年9月1日~1979年4月9日
 
コミックス全19巻
 
エコエコアザラクⅡ』や、主人公の名前そのものである『黒井ミサ』という作品もあるが、私は未読。
 
魔術師・黒井ミサが、黒魔術を駆使して、自分を辱めた悪人を。またはいじめに遭っているクラスメートの代わりに制裁(殺害)するなど、まだ日本には認識の少なかった黒魔術や白魔術の存在を知らしめてくれた。
 
マニアしか読まない漫画かと思っていたが、5年近くも連載された。
この作品にタロットカードが登場。
コミックスの表紙にも描かれている。
 
 
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主人公・黒井ミサがとても色っぽい。
 
いくつも映像化されているが、漫画の印象が強過ぎて、逆にリアルに描かれた実写ものはあまり観る気が起きないのだが、喰わず嫌いか?
 
中学に上がった時の自己紹介で
 
「趣味は、最近タロットカードが好きです」
 
と言ったら、タロットカードを知ってる者はいない、という現実。
もし知っている者がいるとしたら、このエコエコアザラクを読んでいる者だった。
 
 
他に、こういう作品もある。
 
 

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・・・『ザ・テラー』
 
これは本格的なタロット漫画。
 
自分の占いに絶対の自信を持ち、占いを依頼してくる者に対して、表れたカードの意味合いを、最後まで見届ける。
 
原作:雁屋哲
作画:村野守美
 
週刊サンケイ
1985年~1886年掲載。
 
コミックス全8
 
占いに全く関心を持たない友人が、行きつけの喫茶店で読んだら面白かったと、紹介してくれたもの。
 
 
 
普通に書店に売っている、カード付きの説明書で占うのも良いのだが、本格的なものが欲しいな、と思って買ったカードの1つがこれ・・・
 
 
 
 
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ウイッチ版のカードと呼ばれる。
 
 
一部を紹介・・・
 
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大アルカナと呼ばれるものの一部。
絵柄のみ。
 
 
そして・・・
 
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小アルカナ、と呼ばれるカード。
 
上からソード、ワンド、カップ、ペンタクル。
 
ワンドは、ロッド、バトン。
ペンタクルは、コイン、と別名もある。
 
描かれているそれぞれの数で、ソードの10とか、カップの7などと呼ぶ。
これら4種類が、後にトランプになっていく。
 
東急ハンズでもタロットカードは販売されているが、このウイッチ版のタロットカードがどうしても欲しかった。
しかし、輸入ものだし、注文して取り寄せが可能なのかどうかも分からないでいたら、前回の記事に登場した『魔女の家』であっさり手に入った。
 
 
 
是非手に入れたい理由・・・
 
 
 
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・・・“THE  LOVERS”つまり“恋人”のカード。
これが大々的に表れてくる映画の影響の為。
 
 
それは・・・
 
 
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「007シリーズ」
 
 
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第8作目
 
 
 
この中でジェーン・シーモア演じる、ソリテアが扱っているタロットカードがウィッチ版のものなのである。
 
 
物語開始後約12分に、ソリテアが予言するシーンから登場する。
 
 
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・・・最後に置いているカードはTHE TOWER”(塔)
 
正に危険が迫っている、と予言を締めくくっている。
 
 
 
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ボンドは、左のカードを示して(THE HIGH PRIETSTESS・女司祭長)
 
「キミにそっくりだ」
 
と言っているが、このカードはむしろ、未成熟の女性を表す。
 
それに返して、ソリテアは、ボンドのことを右側のカードで示す。
 
(THE FOOL・愚者)
 
読んで字の如く、愚か者や、はぐれ者を表している。
 
 
  
 
 
    
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その後ボンドが、自分達の未来を暗示するカードをめくったのが、この画像『THE LOVERS』つまり恋人。
 
二人の関係そのものでもあり、若さ、や、二つの道のどちらかを選ぶ、という意味もある。
ふたご座を表す意味もある。
 
 
 
この映画を随分前にテレビで観たのだが、どうしても気になる部分があった。
 
 
それは、ボンドがソリテアの部屋に入り、勝手にカードを弄んでいる・・・
 
 
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・・・それをたしなめるソリテア。
 
 
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・・・ボンドは、これからの二人の関係を再認識させようとして、ソリテアにカードを引かせると・・・
 
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・・・ソリテアが選んだカードがこれ、
 
 
 
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・・・再び“THE LOVERS”のカード。
 
78枚の中から、唯一のカードを引き当てた奇跡。
 
 
ソリテアは、素直に運命を受け入れるのだが、実はボンドは・・・
 
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全てのカードを“THE LOVERS”にしていた。
 
一体ボンドは、このタロットをどうやって準備していたのだろう?
78枚も同じカードにするには、78デッキのカードが必要である。
 
劇中で、ボンドが仕掛けるシーンが存在したのだろうか?
ただ、私が見落としていただけなのだろうか?
 
 
長年モヤモヤしていたのだが、昨年、ブロ友のギドラキュラさんからいただいたDVDのおかげでスッキリした。
 
任務遂行の前に、ボンドがタロットカード専門店に入るシーンがあったのである。
 
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・・・DVDをいただいたおかげもあり、昨年のGWに『魔女の家』に行こう、と計画した時、既に今回の記事の構想はあったわけで、押入れの奥からエコエコアザラクを探したりするうちに一年が経ち、記事がお蔵入りするところだった・・・
 
 
このウイッチ版の他に・・・
 
 
 
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・・・稀代の魔術師・クロウリーがデザインしたと言う、トート版タロット。
本当は、クロウリーが手掛けたのは下書きだけで、色付けは弟子がしたとも言われてるようだが、これも独特のデザインである。
 
タロットカードは占わなくても、その絵柄の美しさからから、コレクターもいる。
何より、ヨーロッパで何百年も前から、同じように占われていた、と考えると、神秘的に思えるのである。
 
 
 
 
思ったより長い記事になりました。
また、機会があったらもっと掘り下げた内容と、トランプ占いについても触れてみたいと思います。
 
 
今回の記事の構想中にボンド役のロジャー・ムーア氏が亡くなった。
奇しくも死ぬのは奴らだがボンド役のデビュー作。
 
ご冥福をお祈り致します。