ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

新年のはじまり

 
新年おめでとうございます
 
本年も拙いブログですが、よろしくお願いいたします。
 
元日にアップしたかったのですが、大晦日から仕事、元旦を職場で迎え、1日はクタクタでした。
新年一発目の記事をどうしようかと思い、今年の干支にちなんだものを、以前撮っていたことを思い出し、他に何か、もう少しつけ加えたいな、と正月なのに押入れを探して、夜になってやっと画像を増やしました。
  
今年は申年。
 
動物に当てはめれば『猿』
孫悟空を第一に考えましたが、懐かしい特撮モノから取り上げたいと思います。
 
先ずは・・・
 
こんなの見つかった!付録篇
 
   イメージ 1
 
・・・円谷特撮ドラマ猿の軍団
当時の学年誌の付録のパッケージのみ
このブログを始めた頃、押入れの上の段から見つけて、撮影だけはしておいたもの。
 
小箱になっていて、中に凧とロケットが入っていた。中身は捨てられて、もうないのだが、パッケージはペシャンコになって場所を取らないので隠せたのだと思う。
実はこれ、妹が買ってもらっていた学年誌。私が付録を貰って作ったのだが、本人は覚えてないようだ。
 
凧糸は付いてなかったと思う。と言うか、この当時、駄菓子屋とか、玩具店で普通に凧が売られていた。もっとも昔のような武者凧とは違って、ヒーローもののヤッコ凧で、糸も専用のものが安価であったし。
尻尾、と称して新聞紙を切って、自分で糊をつけて貼ったなぁ。
 
この付録、画像のように凧を飛ばして、手前からロケットを糸に通すと、上昇気流で、空の凧に向かってクルクル回りながら上って行く…
筈なのだが、試したことはない。
もっとも、凧を上げる時、既にロケットを糸に通しておかなければ、不可能なセッティングだと思うのだが・・・
 
それより何故にカトちゃんが!?
  
クラスでは猿の軍団を観ている派と、裏番組の宇宙戦艦ヤマト派に分かれていた。
アルプスの少女ハイジは系列局がまだなかったので、違う曜日に放送されていた。ちなみに土曜日の夕方、日本テレビ系列のチャンネルだった。
 
猿の軍団の後に、やはり円谷プロが特撮を手掛けた日本沈没があって、毎週日本の何処かが、着実に水没していくさまに恐怖を感じていた。
 
この猿の軍団・・・
 
レコードを持っている。 
 
      イメージ 2
 
・・・斉藤浩子さん、可愛い!
徳永れい子さん綺麗!
男の子は、この後「刑事犬カール」に出演されてたのを最後にテレビで見かけたことはない。
 
ゲバー署長が象徴的なショットでのジャケットだが、私はこの当時太陽にほえろで長さん(下川辰平さん)がメイクしているのだと思っていた。それくらい似ている、と勘違いしていた天然ボケのガキだった。
声は畠山麦さん秘密戦隊ゴレンジャーキレンジャーを演じた方。
 
裏はこれ・・・
 
   イメージ 3
 
・・・ボケてる。
夜、フラッシュなしで写し、確認しなかったらこうなった。
 
手前の男性は潮哲也さん。ゴードという役。
ライオン丸に変身する獅子丸役でブレイク。
 
このジャケット、見開きでなく、袋状になっていて、中に・・・
 
   イメージ 4
 
・・・レコードと・・・
 
   イメージ 5
 
・・・歌詞のペラ用紙が入っているだけ。
 
このペラ用紙にはビップ大臣とサボ副官が真ん中。
ビップ大臣とサボ副官はゴリラ族、ゲバー署長はチンパンジー族。
他にオランウータン族や、ヒヒ族とかあって、それぞれの猿としての性質に合った職業や役職に就いてる、と言う設定。
 
この猿の軍団・・・
実は、原作が小松左京氏を中心とした田中光二氏、豊田有恒氏といったSFの巨匠たち。
猿の特徴や習性まで細かく設定されていた。
その他大勢の猿達のメイクはお粗末だったが・・・
 
映画猿の惑星のパクリだと言われたこともあったが、あちらは核戦争による人類滅亡後の地球。
猿の軍団は、人口をコンピューターで制御、出生までコントロールするようになって子どもが激減。労働人口が減り、代わりに猿を労働させるようになったのだが、激務を強いる人間に対して、その内、猿が反逆するようになり・・・
  
     イメージ 6
 
・・・レーザーディスクBOXを持ってる。
  
中は・・・
  
      イメージ 7
 
・・・7枚のディスクと、真ん中の黒いのがブックレット。
今はDVD-BOXが出ているようだが、このLD-BOXみたいに充実した解説書がそのまま縮小されて付属しているのかどうかは不明。
 
猿の惑星みたいに核戦争が実際に起きたら、地上の脊椎動物も全部滅亡するんじゃないか? と屁理窟こねていたものだ。
 
正直、この猿の軍団の内容は大人になるまでハッキリ覚えてなかったのだが、LD-BOXを買った頃、ボランティア活動の一環で、公民館でよく講義や講座を受けていた・・・
 
『これからは、高齢化社会で年寄りが増えていき、家で寝たきり老人が増える・・・
年寄りが増えて、若い者が減る・・・
労働のバランスも崩れるのは必至だと』
 
これが介護保険制度の始まりの説明だったと、理解したのは、だいぶ後のことです。
 
でも、その直後くらいに、このLD-BOXを買って視聴した時、あれ?  と急に講義の内容が実感として沸いた。
一巻、二巻と視聴を進めて、クライマックスの時、少し鳥肌が立った。
  
今は、高齢化社会ではなく、超高齢化社会も通り越して、超高齢社会になりつつある。
今の介護保険制度で、これからのお年寄りを守れるのか?
それより、我々の老後は?
現在は40歳から介護保険を徴収しているけれど、いまに35歳くらいからの徴収になってしまうのでは?
税金も増えるし・・・ 
 
国民は、実際にコンピューターで管理されることになったし、このドラマを思い出すことが最近多くなってきた。
 
新しい猿の惑星は、アルツハイマーの新薬を猿に投与して実験したら、脳が異常に発達して、人間並みの知能を持ってしまった。
この薬は、人間には副作用が起こるが、猿には起こらなかった、という設定でストーリーに広がりを持たせた。
あちらも、高齢社会に対する警鐘のような感じがする。
 
介護犬(盲導犬聴導犬)というものが存在するが、介護猿・介助猿も実際にいる。
手話をするゴリラもいる。
海岸でイモを洗うことを覚えた猿がいて、遠く離れた猿も同時多発的にイモを洗い出した、という共振現象もある。
 
戦争をしなくても、人類に近い猿がこの地球上を乗っ取るのは、案外と的を射ているのかも・・・
 
申年から、猿にひっかけたけれど、お正月なのに、暗くズレた内容になってしまいました。
ここまで長文で打っておきながら、自分で自分の心を折ってしまいました。
 
お猿さんごめんなさい。