ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

2015年上京物語 再び その3 「ミュージカル シカゴ」

時間がなくて、中途半端な記事作成になりましたが、今回上京した目的の「ミュージカル シカゴ」の感想です。
 
この春までNHKの朝ドラ「マッサン」で亀山エリーを演じた
シャーロット・ケイト・フォックスさん。
 
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                「マッサン」より 
 
彼女が主演のブロードウェイミュージカル
「ミュージカルシカゴ」
ドラマの印象とは違い、シャーロットは悪女役として演ずる。この情報を得た時、とても深い関心を持ったので、時期的にも年末だが観劇したい、という気持ちが強く働いたわけで・・・
 
場所は渋谷にある東急シアターオーブ
渋谷は久し振りで、幾度もネットのマップサイトでルートを調べたのだけれど、結局はスマホのナビをステレオイヤホンで聴きながら歩いたわけで、ハチ公前から右に真っ直ぐ行くだけのすぐの場所だった。
 
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・・・ビル(渋谷ヒカリエ)に入ると、エレベーター前に広告看板がある。
劇場は11階。
 
11階に上がると大きなホールが・・・
 
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・・・ここはカフェとか、オフィスもあるようで、まだ劇場の入り口でしかなかった。
 
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・・・カフェなどのエリアから奥に、劇場のエリアに変わる感じで、雰囲気が違う。
 
柱にも・・・
 
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・・・シャーロット(ロキシー)の電光パネルの広告がある。
エリーの時の清楚な感じとは打って変わって、娼婦じみた姿のシャーロットに違和感を覚える。
 
開場まで30分以上、ホールでウロウロしながら、渋谷の街を見下ろす・・・
 
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・・・金玉が縮こまりそうな景観!
 
 
沢山の人がホールに集まっているのを見かねたのか、18時30分より少し早く開場。
 
更にエスカレーターを上がる・・・
 
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・・・またまた広いフロアー。
劇場へは更に真ん中の階段を上がって、それぞれの座席Noに合わせて左に右に、または二階席、三階席への階段へと上る。
 
後々、ごった返さないうちに、プログラムだけは買っておき、その他のグッズは演目の印象度で何をするか決めることにした。
 
ホールにはこんなものもあった!
 
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・・・右はロキシー(シャーロット) 左がヴェルマ(アムラ=フェイ・ライト)で、間に立って記念撮影出来るようになっている。
お一人様でも劇場の係員がシャッターを押している場面に遭遇した。
 
時刻が近づき、座席に着く。
 
緞帳の向こうから音楽が聴こえる。
何か臨場感のある音・・・スピーカーとは違う感じが・・・
生オケ? でもオーケストラボックスは舞台の下にあると思うのだが・・・
 
さて、この「ミュージカルシカゴ」
 
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              バンフレット
 
 米倉涼子さんもやはりロキシー役でブロードウェイデビューしている。
 
ところで、アメリカ人キャストにより演じられるのだから、セリフや歌はオールイングリッシュ。聞いていて何を言っているのか分かるのか?
 ・・・
大丈夫、舞台の左右に縦型の電光掲示板があって、セリフに合わせて日本語が表れる仕組み。
演技を観ながら、掲示板の文章も視線で追い駆けるのは、座席の位置によっては少しせわしいかも・・・
 
緞帳が上がると、ひな壇になったオーケストラがあり、役者達は彼らをバックバンドに唄ったり、踊ったり、セリフを吐いたり・・・
楽団の合間の壇には出入り口の穴もある。
 
それにしても、さすが本場アメリカのミュージカル女優達!
ショーガールのような、半分下着のようなエロチックな黒いコスチューム。顔立ちはとても美しいし、とてもグラマー!
出るところは出て、引っ込むところは引っ込んで、まさしく上から
 
ボンッ! キュッ! ポンッ!
 
目のやり場に困ることも・・・
 
男性陣も隆々たる筋肉美!
 
 
そして、いよいよシャーロットの登場!
 
おおっ、綺麗だ!
 
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             パンフレットより
 
物語は禁酒法の時代・・・
 
彼女・ロキシーには、存在感の薄い(全く無い)夫がいる。
ある時、その夫の浮気相手を殺してしまう。
裁判で無実を勝ち取ろう、とロキシーは敏腕(悪徳?)弁護士と共に、世論を味方につけ、更には監獄からスターとして成り上がろう、とする役。
監獄看守も、罪人をスターにしてひと儲けを狙おうとする。
 
同じ監獄にはヴェルマ(アルマ)がいて、彼女は既にスターとして活躍していた。
 
女性が殺人を起こしても、その動機やきっかけには、同情、憂慮すべき点があるのだ、と勝手な解釈。
シカゴでは殺人は道楽の一つ・・・
 
当時を風刺したコミカルな内容で、電光掲示板の字幕には、下品な言い回し、言葉が多く出る。
近くに座っていた、おそらくアメリカ人の女性が手を叩いて笑っていた。
 
えっ! 今の笑いどころ?
 
と、思ったのだが、字幕でも本当に下品な言葉が・・・!
 
綺麗な女優の口からナマで飛び出す、お下劣な言葉に対しての笑いだったのだ。
 
英語が分かれば、もっと楽しめたかも知れない。
 
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              パンフレットより
 
シャーロットは、エリーの時とは違い、少し甲高く、可愛らしい声で喋ったり歌を唄ったり・・・
私も乗った感じで、拍手や手拍子で応えた。
 
たまに、日本語を一部交えて喋るという一幕もあり、会場は盛り上がった。
 
 
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途中20分の休憩を挟んだ第一幕と第二幕の二部構成。計2時間半の上演。
長くもあり短いような舞台だった。
 
いよいよエンディング。
監獄の二人、大スターとしてのャーロット演ずる主役のロキシーと、ヴェルマ役のアムラによるデュエット。
 
劇中劇みたいなショーで演目は締めくくられるのだが、この時、両サイドから、男性陣により、バラ?の花束が贈呈(演出の一環?)される。
 
シャーロットは花束から一本ずつバラを取り出し、観客席に投げた。
 
劇中何度か、目が合ったシャーロットは私に向かって笑い、最初の一本を私に向かって投げてくれた。
 
私は最前列だったのだ。
 
ところが、隣に座っていた男性が、さえぎるように横から乗り出し、私の顔の前に手を広げた。
私の方向に向かってきたバラが私の前の足元に落ちたのだが、隣の男性が目の前に乗り出していたのでよく見えなかった。
そして、素早くしゃがみこんでひったくるようにバラをとった。
シャーロットは、それを舞台の上から見ていたのだが、隣の男性は、その視線に気付いていない。
シャーロットはもう一度私を見たのだが、他にも客はいるわけで、その人達にも何本かバラを投げて、アルマと退場して行った。
会場が明転する時、その男性はそそくさと帰って行った。
 
今、思い出しても腹が立ってくる!
彼は、シャーロットからバラを受け取った、と思っているのかも知れないが、受け取ったのではなく、明らかに引ったくったのだ。
 
癪に障ったので、エンディングのデュエットの際、舞台の上から降り注ぐ銀色の紙吹雪が客席にも一部舞い降りたので、それを拾って会場を出た。
 
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・・・500円玉くらいの大きさかな?
 
さて帰ろう。
 
 
東急シアターオーブは11階にある。
エレベーターはずっと満員。なかなか進まず少しずつ降りて行く。
やっとこさ1階へ降りて、渋谷駅に向かった。
 
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・・・十時近いのに渋谷駅は昼間と変わらない人混み。
 
そして、山手線へ乗って新宿へ帰ることにした。
 
さらに続きます・・・