ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

塀の向こうへ 塀の向こうから

 

鬼怒川を始め、宮城県の方でも川が氾濫して、とても大変なことになっており、テレビでは現地からの中継がずっと報道されている。

 
こちらは嘘みたいに快晴で、まだ真夏のような暑さが残っていて、コーラを飲みながらそれらを鑑賞している。
途中から味がしなくなった・・・
 
昨年の広島土砂災害の話題も引き合いに出されて、避難勧告のタイミングが問われていたが、私も、いざという時、どの段階で避難すればいいか、分からなくなった。
 
おそらく現地では、ひっきりなしに避難所やライフライン、行方不明者に関する情報が画面の上か、左右どちらかに帯をつけて字幕スーパーで流しているのだと思われるが、遠く離れたこちらでは、ワイドショーが終わると、いつもと変わらないローカルの情報番組をやっている。
同じ日本なのにギャップを感じて胸が痛くなった。
この度の災害で、被害に遭われた方のお見舞いを申し上げます。
 
最近、足を運んだ映画は偶然か大きな塀(壁)に関するもの。
いささか強引なこじつけか・・・?
 
・・・先ずは、世界的にヒットしているらしいマガジン連載の
  
  
の実写映画化・・・
 
監督は樋口真嗣氏。
  
      イメージ 1
       パンフレットより
 
・・・私は、週刊マガジンで宣伝されている、さわりの部分だけしか読んだことはないのだが、その絵面で想像しただけでもキモいと感じていた。
  
これは前篇、一部ネタバレ・・・
  
百年ほど前に突然現れた巨人・・・
人類の大半は喰われてしまう。
  
人類は、巨人が越えられない巨大な壁を築くのだが・・・
  
時が過ぎ、巨人のことは伝説になり、平和ボケとも言える日々か続いていた人類の居住区・・・
 
突然、壁が壊され、気持ち悪い容貌の巨人たちがぞくぞくと入ってくる。
 
イメージ 2
  
・・・やつらにとって、人類は、ただの喰い物でしかない。
  
人間が攻撃しても、何故かその傷は短時間で癒える。男女の性別もない、と言うのだが、どうやって繁殖するのか、全く未知の生き物。
唯一の弱点は・・・
  
イメージ 3
 ・・・巨人が、よだれを垂らし、ニタニタと手を伸ばして来る。
・・・巨人が、人間を上からつまみ上げる。
・・・巨人が、人間が立ってる後ろからつかみあげて、頭からガブリ
・・・巨人四人が人間一人を引っ張り合い、その四肢が引き千切れる
  
飛び散る血飛沫
  
我々がバナナやうまい棒にかじりつくように、巨人が人間を口に入れ、歯を立てると、我々が、うまい棒をかじった時にポロポロ、とこぼれ落ちる粉のように、人間の断末魔の叫びと共に血肉がボタボタ、と地上にふりそそぐ・・・
  
ここまで表現しても良いのか? と思えるリアルな映像、グロテスクさで目をそむけたくなる。
  
実は、私は原作を全く知らない。
アニメも観たことがない。
  
だから、先入観全く無し、で映画に臨んだ。
だから、驚きと面白さでいっぱい!
  
ところが、原作通りの映像化でない、と不評もあるようだ。
私は、原作を知らなくて良かった!
  
しかし鑑賞後、あまりにも気持ち悪くなって、観たことを半分後悔した。
でも残り半分は、後篇はどうなるのか? と言う期待。
  
これって、地上波じゃ放送は無理だな。
衛星放送されても、食事中に観るのは無理かな。
  
最終上映で観たので、帰り道。
夜の国道をスバルのCMみたいに巨人に襲われる錯覚を感じた。
  
そして私は、鑑賞した夜と翌日の夜、と二日続けて巨人により上からのぞかれる夢を見た。
それだけ衝撃だった。
  
職場でも話題になった。
  
「いや、後篇はもう観たくない」
 
と言う、同僚達・・・
  
余談だが、巨人の中にアンガールズ田中がいたように思った。
もしかして、出演されてたのかなぁ・・・
  
さて、次に・・・(数日後)
 
先の進撃の巨人は塀の向こうからの脅威だが、今度は、巨大な塀の向こうへ果敢に挑む者たちの物語・・・
  
「HERO」
 
      イメージ 4
        パンフレットより
  
・・・TVで高視聴率を得た人気番組の二回目の映画化。
  
一部ネタバレ・・・
  
昨年、放送された第二シーズンに出演されてた面々に加え、2001年放送時、久利生検事の事務官だった雨宮(松たか子)が、司法試験に合格、検事になって戻って来るのだ。
  
例によって、バーテンダー田中要次)の
  
「あるよ」
  
も健在。
  
      イメージ 5    
・・・東京の、とある路上でパーティーコンパニオンが車に轢かれて死んだ。
 一方、大阪の地検において、雨宮が取り扱う事案に関わりのある人物に会う為に上京したのだが、その人物とは亡くなったパーティーコンパニオンだった。
  
何故、彼女はあの場所で轢かれたのか?
そもそも、何故、彼女はあの場所にいたのか?
 その付近にある異様なほど高い塀・・・
  
警察も検察も、法務省ですら手の届かない位置づけにある塀の向こうへ何とかして取り入ろう、と画策する久利生検事。
  
      イメージ 6
・・・これは単なる交通事故ではない。
死んだコンパニオンの名誉だけでなく、轢いてしまったドライバーの今後の人生に関わることでもある。
  
“事件に大きいも小さいもない!”
  
このポリシーが、久利生検事を始めとする城西支部の検事たち、そして雨宮検事を奮い立たせる。
  
単なる交通事故が大きな事件に繋がり、そして巨大な陰謀からの報復もある。
  
久利生検事は相変わらずベージュのレザーコートだったりダウンジャケットだったり。
そして、いつものTVショッピングも出て来るし、城西支部の天井に定点カメラを設置し、フロアー真ん中のテーブルを取り囲む周りの部屋から、次々と検事達が出ては、フレームアウトする演出も健在でクスっと笑えた。
  
 明日は晴れるだろうか?
被災地に一日でも早く、落ち着いた生活が戻りますように!