ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

藤子・F・不二雄展

 
広島県立美術館開催の藤子・F・不二雄展に行って来た。
藤子・F・不二雄先生は今年生誕80周年!
 
7月18日からやっていた、と言うのに、
少なくとも2回は行きたいな、
と思っていたのに、結局、終了間際に行った。
 
どうせ行くなら少しでも安く・・・と、せこい考えで家電量販店内にあるプレイガイドに行ったら、まだあった。前売券。
 
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広島県立美術館の入口前の石柱にあるタペストリ
 
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・・・まるでアミューズメントパークに入る子どものように浮足立つ。
 
入口では早速・・・
 
 
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等身大?のドラえもんがお出迎え。
左のドラえもんは“USO800”を持っている。
 
平日なのに、夏休みも終わったのに、人が多い・・・
 
小さい子どもは、これに抱きついて親に記念写真を撮ってもらっていた。
いや、若いOL?大学生?の女性達も撮っていた。
 
ロビーに入っても・・・
 
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・・・ドラえもんがいる。
 
いよいよ展示場に入る・・・
ここからカメラをポケットにしまう。
 
展示場に入った。
挨拶文のプレートや藤子・F・不二雄キャラクター達のパネル・・・
しかし、次のスペースには行けない・・・
 
何故なら・・・
 
次のスペースはSFシアター上映、となっていた。
 
「あと4分ほどで終わります」
 
ドアの前の学芸員さんが言った。
 
上映時間が決まっていて、入れ替え制での入室。
運良く私は一番前だった。
 
いよいよ入室・・・
簡易な長椅子が二列で4脚。床に直接座ってもいいらしく、中学生?と思われる女の子達は私が腰かけている椅子の、その前に並んで体育座りしていた。
 
スクリーンと思われるのは、本棚を模した白い壁。百科事典のような背表紙が突起物となり、ギリシャ彫刻の神殿のように綺麗だ。
そして、その前に机があった。
 
“SF”となっているが
“S(すこし)”“F(ふしぎ)”
という意味。
 
何が始まるんだろう・・・
 
・・・上映が始まった。
 
白い壁の本棚に天井のプロジェクターからの映像が広がり、突起物のようだった背表紙が、まるで3Dのように、具体的に本となり、スポスポスポっ・・・と飛び出してくる。
 
本棚・・・スクリーンの前の机の引き出しが実際に開いて、ドラえもん(映像)が飛び出して来る。
他のキャラクターも次々に飛び出し、セリフが吹き出しになっている。
 
タイムマシンに乗ってるように目の前の映像がめまぐるしく変化し、体感ジェットコースターのように音響効果となってシンクロする。
恐竜が現れたり、強い風が本当に吹いてきたり、臨場感凄い!
 
約3分の上映。
 
入れ替えの時間を含めて5分くらいか・・・
 
次のスペースに向かうべく学芸員さんが出口のドアを開ける。
まるで遊園地のアトラクション。
 
ここから本当の展示室。
 
原画ばかり、かと思ったが、複製原画の方が多かった。でも、吹き出しの写植文字を貼った線が立体的に見えて、ガラスケース越しの光の加減で本物?と思えるものも多かった。
 
学年誌で読んだことのある実際の原稿もあって、懐かしくてこみ上げるものがあった。
 
SF短編集のコーナーもあった。
 
テレビ「1分間の深イイ話」や「マツコ&有吉の怒り新党」でも紹介された
ミノタウロスの皿」もあったのだが、最後のオチのページがなかった。
傍にいた学芸員さんに、
 
「これで終わりですか? オチが面白いんですけど」
 
と尋ねたが、
 
「よく分からない」
 
と言われた。
 
そうか、広島県立美術館学芸員であって、藤子・F・不二雄展の専門職員ではないのだ。
 
また、後で考えたのだが、小さい子どもには、この物語は理解が難しいのかも知れない。
 
藤本先生、安孫子先生お二人が作った同人誌『少太陽』の実物もあった。
中身は透過写真のパネルで全ページ連続で壁伝いに紹介されていた。
思ったより人が多い、とは言え、私の前の人が早く動くので、私も、私の後ろに並んでる人へと立ち位置を譲らなければならず、ゆっくり読むことが出来なかった。
 
パーマンオバケのQ太郎の冒頭5分くらいずつだがVTR上映もあった。
カラーで動きの滑らかな、今のアニメしか知らない世代にとっては珍しいかも知れない。
でも、小さな子が一生懸命見ていた。
 
今は亡き、石川進さんの唄がいい!
三輪勝恵さんの声がいい!
 
 
思ったより展示物は多くなかった。
川崎市にある本場のミュージアムだと、もっと充実しているんだろうなぁ。
 
展示会場を終わると、体感?コーナーに・・・
ここは撮影OK。
 
先ずは・・・
 
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・・・パーマンだ。
このパーマンのマスクの中に・・・
 
 
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・・・頭を突っ込むようになっていて、パーマンになりきことが出来る。
 
傍には、小さな子ども向けの脚立があって、ヘルメットの中に頭が届くようになっている。
女の子向けにパー子。太った人にはパーヤンがあればいいのに!
じゃあブービーは・・・???
 
 
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・・・オバQに乗ろう!
 
 
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・・・のび太の机。引き出しの下から顔を出すことが出来る。
 
 
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・・・「おばあちゃんの思い出」
 
横に設置しているのは、被写体になる客が畳に沿うように横付けに立って、おばあちゃんの膝に頭をつけて撮影。
出来上がった写真を横向きにすると、おばあちゃんに膝枕してもらってるように観えるトリック効果なのだ。
 
 
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・・・言わなくても分かる
 
“どこでもドア”
 
 
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・・・藤子先生の作業場の再現。
 
 
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・・・二人連れならともかく、3人、4人のグループもいて、それぞれが写真を撮り合っているので、フレームに誰も入らないような撮影するのに時間がかかった。
これが夏休みや日曜日だと、子どもばかりでもっと撮影が難しかったかも知れない。
 
最後のグッズ販売コーナーを出るとロビー。
 
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・・・何体ものドラえもんがいた!
子ども目線になるようにしゃがんで撮影したらこんな感じ。
 
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一時間くらいの鑑賞だった。
少しばかり自己嫌悪。
やはりここへは、二回は来るべきだった!
 
さて、最後のグッズ販売コーナーでは図録とクリアファイル、メモ帳を買った。
 
 
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中身を少し紹介・・・
 
 
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・・・これのオチが原画(複製)で読みたかったなぁ。
 
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これは原画で観た。
 
 
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・・・ドラえもんの第一話。
 
一部だが、原画が観れた。
 
 
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・・・私の知らない漫画もあった。
 
「てぶくろてっちゃん」
 
この手袋をつけて折り紙を折ると、本物のように動くとか・・・
 
 
 
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・・・ブロ友の風こぞうさんの記事で初めて知った
「すすめロボケット」
 
 
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・・・これが藤本・安孫子両先生が作った同人誌。
 
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・・・タッチを変えて、ペンネームを変えて、色んな物語を作っておられ、しかも
 
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・・・次号予告や、プレゼントコーナーもあるが、全て架空。
遊び心いっぱいの本。お二人が高校生の頃に作られたそうである。
 
他に買ったのが・・・
 
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・・・クリアファイルと
 
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・・・メモ帳。こっちが表側。
 
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・・・裏表紙はドラえもん
第一話の一部、原画風。
 
ガシャポンもあったので、運試しに一つ買ってみた。
 
 
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・・・パーマンだった。
 
 
 余談だが、私のこのノートパソコン・・・
 
立ちあげた時・・・
 
 
 
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・・・デスクトップ。
私の一番のお気に入り特撮番組「緊急指令10-4・10-10」のオープニングトシーンと、主題歌時のイラストを貼り付けたもので立ちあがるのだが、ネットに繋げる際のプロバイダーへの接続名が・・・
 
 
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・・・“どこでもドア”なのだ。
 
以前もこのことを記事にしたけれど、画像が今いちだったので、今回改めてアップ。
ネットは、あらゆる所へ連れて行ってくれる本当に“どこでもドア”なのだ。
 
この度は童心に返った。
いや、大きくなっても頭脳はずっと子どものような私だが、本当に童心に返った気分。
幼いころに住んでいた家や、近所の風景まで思い出した。
ちょっと目頭が熱くなった。
 
いつか本当に、川崎市にあるミュージアムへ行ってみたい。