ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

2月9日・上京物語 国立国会図書館へ・・・解決篇

 
前回の
2月9日・上京物語 国立国会図書館へ・・・動機篇
の続きです。
 
今までの人生の中で、もやもやしていた“タイトル不明”“掲載誌不明”の漫画。
数年のネット検索で辿りついた
 
「すきすきスキーちゃん」
 
                  
                    
果たして、この漫画が“あの漫画”たるものか、折角の上京だから、と国立国会図書館に赴いた。
 
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この看板は、国会図書館“本館”と呼ばれる入口にある。
真後ろ、つまり振り返ると・・・
 
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・・・国会議事堂がある。
 
国会図書館を初めて利用するには、もっと便利な入口がある。
私が、スマホのナビにより、地下鉄出口から案内された、たまたまの到着場所がここ・・・
 
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・・・続いて左に曲がると
 
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・・・私はこの時知らなかったが、ここが本来の入口かと思った。
 
視線を左に向けて観る。
            
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・・・更に歩を進めると
 
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・・・新館入口。
 
予めネットで、初めて国会図書館を利用するには、新館へ入る、とあったので、この建物を探す手間が省けたわけだった。
 
この位置でカメラでパシャパシャ撮るのを控える。
 
国会図書館は、誰でも利用出来る。
しかし利用するには、身分証明証を提示し、登録カードを作る必要がある。
その日その時だけの入館、閲覧も可能だが、それだと検索出来る書籍に限りがある。
出来れば登録カードを作って、あらゆる蔵書が閲覧出来た方がいい。
しかしながら登録カードの有効期限は3年。
期限が来たら、自分で継続手続きを取らなければならない。
 
この予備知識を胸に新館へ入ると、早速職員の方が、
 
「初めての御利用ですか?」
 
と、出迎えて下さる。
 
そこで、登録の為に必要な記入する用紙が手渡せられる。
名前、住所を記入し、受付へ持って行く。
そこで必要なのが“身分証明証”
それは、免許証、健康保険証、パスポートなど。
私は、カードになった、財布の中のミニポケットに入れやすい健康保険証を持って行った。
それであっさり審査通過。
 
この待合室のようなところでは、登録待ちの人が既に何人もいた。
待つこと10数分・・・
呼ばれて行って、手渡されものが・・・
 
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・・・登録利用者カードと・・・
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・・・私のIDや、パスワード、そして名前や住所などのデータが印字された用紙。そして・・・
 
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・・・開くと・・・
 
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・・・裏
 
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・・・使用方法。
 
更に・・・
 
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・・・パスワードについて?
 
これが後々にとても重要になってくる。
 
さて、これを受け取ったら、ロッカールームへ・・・
 
バッグなどの荷物は持ち込めず、ロッカーに預けなければならない。これは、各都道府県にある、どこの図書館でも、百円払って荷物を入れて、荷物を取り出したら、百円は戻って来る…この図式と同じ。
 
財布の入ったウエストポーチと、バンドに取り付けたデジタルカメラはそのままに。
荷物の中から手帳だけを取り出し、バッグはロッカーに入れると、上の画像にあるカードと、用紙と、手帳を持って、ロッカールーム内にあるテーブルに備えてある・・・
 
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・・・このビニール袋に入れて、いよいよ本格的に入館。
 
私は、そのまま新館内を移動した。
 
大きな検索室みたいなところがあって、そこへ入るにはカードが必要。
駅の改札口と同じようにカードをタッチしてゲートみたいなところを通過しなければならない。
 
沢山のパソコンがある。
空いてる所へ座る。モニターの傍には、カードホルダーみたいなスタンドが
あり、そこにカードを立てかける。
するとモニターに私の名前と、パスワード打ち込みの指示が表れる。
受付でもらった用紙にあった、図書館側から提供されたアルファベットが羅列されただけのパスワードを打ち込む。
すると、検索の為の初期画面が表れる。
受付で
 
「パスワードは自分で変更出来ます」
 
と言われたのだが、意味が理解出来た。
自分が覚えやすいパスワードであれば、もっと利用しやすい。
 
では、早速・・・
 
名称をキーワードとして・・・
 
 
で検索・・・
 
1970年、或いは昭和45年発行の1月20日・27日合併号なのだが、
これがなかなかヒットしない!
 
蔵書してないのか?
 
落ち着いて、もう一度検索・・・
すると
「週刊少女フレンド「週刊少女フレンドでも、創刊号から現在に至るまでの全てをひと括りのカテゴリーとして登録されてあった。
そこから
“何年何月発行”の“(通巻)何号”
として探さなければならなかった。
そして、全て蔵書、の謳い文句のわりには創刊当時の頃のもので、何号かは欠けているものもあった。
 
発行年は分かっている。しかし、目的の1月20日・27日合併号が、数字通りに1月20日に発売されてるわけではない。
1月20日以前の同じ曜日の発売なのは昔も同じ筈だ。
13日か、更に前週の6日か・・・
合併号、ということは、15日の“成人の日”が祝日で印刷工場が休みの為に、今と同じ、前倒ししたまとめた編集なのかも知れない。
 
だがしかし、この
「週刊少女フレンド
1冊ずつの分冊としての登録方法ではなかった。
“○月発売・通巻○号~○月発売・通巻○号”として、ひと月ずつの4冊ずつがまとめて一つの括りとなっていた。
面倒臭ッ!
 
1970年1月発売として登録されてある“通巻○号~通巻○号”の中に、
果たして、20日・27日号が含まれているのか不安。
創刊号から、欠番を外した通巻4冊ずつの連番になっているのなら、段々と連番が上にずれていき、この合併号が、前年の12月発売のものとまたいで括られているとしたら・・・
 
一度に複数冊の貸し出しは可能だが、4冊ずつが二つ、三つになると莫大な量になる・・・
 
30分くらい計算してみた。
多分、多分、1969年12月発売されたものの中に、1月20日・27日合併号がある・・・
 
と、踏んで・・・全くの勘で・・・
クリックして申し込んだ・・・
 
後は、パソコン上に返事が来るのを、その数分おきにクリックしながら確認するのみ・・・
 
待っている間、同じように「少年ジャンプ」や「少年マガジン」の創刊号や「小学館学年誌」を検索して時間を潰す・・・
 
備え付けのパソコン操作方法を読んだり、与えられたパスワードをいつも自分が使っている覚えやすいものに変更。
 
そうしている間に、返事が来ていることに気付く。
 
新館の○階へ・・・と、あった。
 
館内表示を見ながら、階段やエスカレーターを利用して行く。
カードを提示して渡されたものは、段ボール箱に入れられたもの。
この書籍は、コピーサービス禁止の為、閲覧する場所が決まっていて、更に別室へと案内された。
 
段ボール箱を開くと、4冊を一まとめに、分厚い巻きの背表紙で製本された「週少女フレンドが姿を見せた。
 
○月○日号・・・○月○日号・・・と、上から一冊ずつ見開く・・・
 
すると、一番下に
 
1月20日・27日合併号 
4・5号 あけましておめでとうデラックス特大号!
 
が現れた!
 
やはり前年の12月発売の中に括られていたのだ。
この号の発売は1月5日とあった。値段は80円。
 
はやる気持ちを押さえてページをめくる・・・
 
するとあったあった!
 
この表紙!
 
 
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                    ネットのものを拝借しました
 
 
読んでいくうち、手が震えてきた。記憶の中にあったストーリーが、正に目の前にあった。
お姉ちゃんを思い出してジーンときた。
 
間違いなく“あの漫画”
思い出の漫画だった。
 
この号の「週刊少女フレンド表紙のデザインをしっかり目に焼き付ける。
永井豪全集』に収録されたものを拝読するのではなく、この雑誌そのままを、いつかネットや、まんだらけ古書店などで探して取り返す時の目安にしたいと思った。
 
長年の溜飲が下がった思い。
 
他にも「サインはV」や、フォーリーブスのグラビアとか面白そうなものはあったが、もうこれで十分だと、元の段ボール箱に納めて、その部屋の受付に返した。
 
「えっ!もういいんですか?」
 
と、職員が驚く。
10分くらいしか経ってなかったから無理もない。
 
この国会図書館、あらゆる専門のフロアーにパソコンがあって、それぞれで検索出来るようだった。
ここのフロアーは、漫画雑誌を探す際に段取がいいかも知れない。
 
時間は11時。
ここ国会図書館には食堂もある。ちょっと早いが昼食を摂ろう、と思いフロアーを移動する。
 
食べたのは“図書館カレー”570円
 
ご飯の横にカレーと、反対側には牛肉がかかっているものだった。
ここで食べるのも珍しい、という気持ちも手伝って、美味しく感じた。
 
ここは、一日中いても退屈しないかも知れない。
懐かしい雑誌や、思い出の絵本なんかを読み返しにまた来てみたいと思った。
 
※ もう一ヶ月経ってます。帰広後、体調を崩して、デジカメやレシート類の整理も出来ませんでした。記憶違いもあるかも知れません・・・
 
図書館を出ると、東京を去る前に、是非ここへ行かなければ・・・と
 
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・・・銀座にある“喫茶蕃”
 
ウルトラマンA」でTACの美川のり子隊員を演じた西恵子さんが経営しておられる喫茶店
東京へ行った時はいつもここへ寄って、コーヒーを飲んで帰ることにしていた。
 
今回は、ホットモカをいただいた。
 
帰る時、レジで西さんから、
「いつもおいでいただきありがとうございます」
 
と言って下さった。
 
私の顔を覚えて下さっていたようで、とても嬉しかった。
 
お姉ちゃんの思い出に浸れたのと合わせて、とても心地よい上京物語だった。
 
文章表現難しかったです。読み辛くてすみませんでした。