ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

月のオーナー

台風が去って、青い空が戻ってきた。
周囲の明るさと時間帯が一致して、ようやく写真を撮ることが出来たので、久し振りに記事をアップ。自然光でないと上手く写りませんので。
 
先週から映画を2本観たが、それは後回しにして、前回の『月食』の記事に因んで“月の不動産(土地)のオーナー”になれる、ちょっとロマンのあるネタを紹介します。
 
土地、と言っても、1エーカー分。つまり、2.42814ha。日本の土地の感覚で言うと、1226坪。
ビンと来ないけれど、一辺が67メートルちょっとの正方形らしい。
ン・・・計算合ってるか?
 
総元締めはアメリカにある“The Lunar Embassy Corp”
世界で初めて、地球外天体の土地の管理を認められた会社で、30年以上も前に設立されたそうである。
 
オーナーになるという事は、地主になるということ。
1エーカー分の地主になるには“The Lunar Embassy Corp”に申し込んで、しかるべき代金を支払う義務が生じる。
そんなに高くはないが、5千円以上だった記憶がある。
 
豪華なファイル仕立てで送られて来るのだが、希望する日に配達してもらうことも出来る。
つまり記念日として、自分への贈り物、または伴侶や恋人へのプレゼントになるウイットに飛んだ企画である。
 
届くファイルはこれ・・・
 
         イメージ 1
 
・・・かなり大きいのだが、どれくらい大きいかと言うと・・・
 
 
 
          イメージ 2
 
・・・週刊雑誌を乗せてみた。
 
 
 
 
これが、3つ折りになっている。
 
            イメージ 3
 
向かって左が規約、真中がオーナーの権利書、右が月の地図となっている。
 
 
 
                  イメージ 4
 
 
 
私の名前がヘボン式ローマ字(黄色で伏せてある)で、そして月のどの位置(北緯、東経)にあるかが刻印されている。
 
 
 
 
          イメージ 5
 
どの位置にあるか、赤い四角形の印で刻印。とても小さい。
地球に向けている月の表面と思いがちだが、実際は円形でなく球形なので、月全体のどの辺りなのか、自宅のベランダなどで覗く天体望遠鏡で確認出来る場所かどうかは分からない。
地球儀ならぬ月球儀があれば明らかな位置が認識出来るだろうが、私は月の地図も持ってない。
 
 
日本語の解説書も付いている。これも意外と豪華な封筒に入っていて、日本代理店の所在地、電話番号、メアドやHPアドレスも載っている。
家族でちょっとした贅沢な外食、居酒屋で呑んだり食事した時の一人当たり程度の金額だったので、損した気分にはならず、持っていても邪魔にはならない。
かと言って、他人に売れるものではないが、譲渡する場合は新しいオーナーの名前を書く欄もあり、その際には届け出が必要だそうだ。
 
他に火星や金星の土地分配もあり、世界中にオーナーがいる。
 
行けるものなら行ってみて、歩いてみたいなぁ。