ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

4月29日という日 月へ帰ったかぐや姫先生

 
今日は4月29日、昭和の日。
以前は『みどりの日』、
いやその前の『(昭和)天皇誕生日』と呼ばれていたことの記憶がまだ残っている日。
 
だけど、もっと胸の奥深くに留まっている出来ごとのあった日・・・
 
ある女優さんが亡くなられた日。
不遇の出来ごとで、この世から永遠の旅立ちを余儀なくされた日。
 
その女優は、菊容子さん。
   
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石森章太郎(当時)先生原作『好き!すき!!魔女先生』に月ひかる先生として主演された方。
 
『好き!すき!!魔女先生』は1971年10月放送開始のSF学園ドラマ。
特撮、ファンタジー、怪奇、後に変身も・・・
石森先生らしい作風のドラマだった。 
 
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魔法の指輪で、教え子たちが抱える難問や事件を解決する魔女先生・月ひかる。
その正体は、アンドロメダからやって来た平和監視員。
 
そのスタイル、知性・知能、人を惹きつけるカリスマ性から“かぐや姫先生”と異名をとっている。
 
アンドロメダから地球へやって来た時、その母船を月に置いていて、魔法の指輪に超能力(魔法)をチャージする時、その母船からエネルギーが送られてくるシーンは幻想的だった。
 
菊容子さん、当時21歳で、この“かぐや姫先生”こと月ひかるを演じておられた。
チビッコだった私は、「魔女先生」を夢中で観ていた。
 
でも、菊容子、という女優でなく、“かぐや姫先生”・月ひかるというキャラクターとして観ていたのかも知れない。
つまり、菊容子さんの他の出演作品を殆ど知らなかったのだ。
亡くなられた後、再放送や、他のメディアなどによって後追いしているにすぎない。
 
亡くなられた事を知った時、悲しかったこと、この上ない。
翌日30日の朝、教室においても、その話題で持ちきりだった。
 
1975年のこと。
つまり今年40回忌を迎える。
 
何年経っても、4月29日は学校が休みの祭日、という概念ではなく、菊容子さんの命日、とでしか受け止めてなかった。
 
大人になってもその思いは変わらない・・・
 
でも、LDが発売され、全話を振り返った時、菊容子さんの、その存在感の大きさに、今も胸の中に生き続けている感が広がった。
ファンならその思いは同じだと思う。
  
だから、とあるファンサイトでも同等の言い回しがされたが、菊容子さん(月先生)はお亡くなりになったのではなく、かぐや姫と同じように月へお帰りになった、と今は言い聞かせていることにしている。
いい年して子どもじみた考えだが、メランコリックになるよりはいいと開き直っている。
 
今宵、空は晴れるだろうか?
 
今日は一日、月におられるかぐや姫先生を思います・・・
 
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※ 書庫は『俳優・女優』になってますが、いずれ『魔女先生関連』の書庫を作るつもりでいます。