コロナの最中に・・・
“コロナ”を表題にした記事。
違うバージョンです。
“Go To トラベル”
なんで
『今、やるっ?』
と、理解に苦しむ政府の政策。
日本全国で感染者が900人超え!!!
本来なら東京オリンピックが開催されていて、かつてない賑わいを見せていたであろうこの瞬間。
空しいです・・・
今回は、思わず首をかしげてしまう言葉『Go To トラベル』ならぬ、違うトラベルの話しです。
中国・武漢でコロナが広まって、それがまだ海の向こうの話・・・と思われていて、在住邦人をチャーター機で日本に帰還させる。
そんな頃から今日に至るまで、テレビというメディアで、ある共通したキーワードをテーマにしたものが連続して放送されたことに驚きました。
先ず・・・
※テレビ画面を直接撮影しました。
『テセウスの舟』
2020年1月19日~3月22日放送
大量殺人を犯し、死刑宣告された父親を持つ主人公。
突然、事件が起きる前の時間にタイムスリップ。自分が生まれる前の若き父と母。
事件の真相に迫り、父親の無実を晴らしていく物語。
つまりタイムトラベルもの。
このドラマが放送され始めた頃は、まだまだコロナは武漢内だけのもの、という認識でしたが、最終回の3月22日には、ウィルスが世界中に広まっていた!
芸人の感染。そして死・・・
その後も女優が感染。死去された。
芸能界が大きく揺れて、撮影所も閉鎖を余儀なくされて新作のドラマを作っていくことが困難な状況に陥り、各局はそれまでのドラマ放送を休止。総集編や再放送という形で糊口を凌いでいた。
数ある再放送のうち・・・
『JIN -仁-』(第一期)
2009年10月11日~12月20日
『JIN -仁-』(完結編)
2011年4月17日~6月26日
途中でレジェンド版、と称する総集編としての再放送も行われた。
今回のコロナの影響によりTBSは完結編を再編集し、総集編として放送。
現代の外科医が幕末にタイムスリップし、当時の医学では救えなかった命を、彼の知識で治療していく物語。
更に・・・
※テレビ画面を直接撮影しました。
『時をかける少女』
1983年公開。
広島県尾道市出身の大林宣彦監督逝去により、地元広島では地上波による追悼番組を4月19日に放送。
学校の理科室で奇妙な香りを嗅いだことにより、タイムトラベル能力を持ってしまった少女の物語。
そして・・・
※テレビ画面を直接撮影しました。
『アシガール』
2017年9月23日~12月16日放送
今回NHKは、2020年4月17日~7月4日に再放送。
引きこもりの弟が発明したタイムマシンによって、戦国時代へタイムスリップしてしまった女子高生。
一目ぼれした若君様の傍に寄り添いたく、自慢の脚力を用いて足軽として男装。
若君様のお家騒動や、近隣国との争いに自ら巻き込まれていく・・・
そして、NHK Eテレでも・・・
※テレビ画面を直接撮影しました。
『ファインド・ミー ~パリでタイムトラベル』
2020年4月10日~放送中
1905年のパリから、現代へタイムトラベルしてきたバレリーナの物語。
短期間でこんなにタイムトラベルものが放送されるのは珍しい。
極めつけは!
金曜ロードSHOWで、リクエスト特集の一環として放送されたのが・・・
※テレビ画面を直接撮影しました。
1985年・アメリカ制作
※テレビ画面を直接撮影しました。
三作品連続での放送。
残念ながらノーカット版でなく短縮されたものであり、吹き替えも、マーティ・三ツ矢雄二、ドク・穂積孝信のものではなく、山寺宏一、青野武バージョンだった。
テレビ朝日放送時の三ツ矢雄二、穂積隆信コンビの方が馴染みが深い。
余談だが、フジテレビで放送された時の、マーティ・織田裕二。ドク・三宅裕司のダブルユウジ、という珍しい組み合わせが好きだった。
我々の生活から“普通”を奪っていったコロナに対してとても怒りを覚えます。
時間を遡って、コロナ以前の日常に戻すことは出来ないものだろうか?
これら荒唐無稽の物語、タイムトラベルものは、時間を逆回しにして、以前の日常を取り戻したい人々の願望を、皮肉めいた形で放送されたものだと思えて仕方ありません。