日本最古のカードバトル 再び
メンズデーを利用して、映画を観に行きました。
今年に入って、まだ2本目だと気づきました。
何を観たか、と言いますと・・・
パンフレットより
・・・「ちはやふる -結び-」
二年前に上映された「ちはやふる 上の句」「下の句」の続きです。
小倉百人一首を題材に、競技かるたに情熱を傾ける高校生たちのドラマ。
別に、広瀬すずが好きだというわけでもありません。
いや、可愛いですよ!
これは、数年前に深夜アニメを数話観た程度ですが、スポーツではない、スポ根モノだな、と面白さを感じてました。
今、将棋がブームです。
かつてドラマ化された漫画がありました。
「月下の棋士」
「ハチワンダイバー」
囲碁なら
「ヒカルの碁」
これはアニメ化でした。
しかし、かるたを題材にしたものは斬新でした。
アニメ版「ちはやふる」は、予約録画してまで観ていたのですが、真夜中ゆえ、他の特番が押して、古いタイプのレコーダーだったために、ちゃんと録画出来てなかったり、
で結局、まともに観られたのは最初の数話でした。
小倉百人一首は、小学校六年生の国語で習います。
学年誌の付録としても付きます。
低学年の頃は“坊主めくり”で、神経衰弱のような絵遊び、みたいなものから入りましたが、そのうち高学年になり、五七五七七で収まる歌を覚え、意味を理解していくうちに面白さを感じたものです。
千年も前の歌が今でも残り、当時も現代も、異性に対する思いや、故郷や自然を思う心は変わらないな、とロマンを感じます。
この歌が、これから千年後も同じように残るだろうか?
いや残さなくてはならない!
映画の中でも、彼らはそう問います。
かるた部を創設した当初は、個性の強い者ばかりで、まとまらない状態だったのに、それか段々結束していき、あれから二年。
高校生活最後の全国大会優勝を目指します。
無謀な実写化だ、と考えず、これがオリジナルだと、先入観を持たずに臨めば、面白いかな、と思います。
・・・ローアングルでのカメラワーク。
札をはらい飛ばす・・・
汗がしたたり落ちる・・・
カメラを畳の上に置いての撮影は迫力あります。
劇場でも静まり返って息を呑んでしまいました。
野球やサッカー、バスケットなどのスポーツと比べて、地味なクラブ活動に見えますが、これも立派なスポーツに思います。
高校生による競技かるたは、夏に行われます。
テレビ中継もされますが、あまり浸透はしてない感じです。
高校野球ばかり目立っています。
名人戦もありますが、大きなニュースとして意識して見ることは少ないです。
でも、日本の古くからある伝統です。
女性だから、と拒絶はありません。
今風に表現すれば、
日本最古のカードバトルです。
小倉百人一首・・・奥が深いです。