「君の名は。」ようやく
あまり関心がなかったのに、
あまりにも話題が凄くて、
8月24日公開なのに、今でも日に5回の上映が行われている
「君の名は。」
を、ようやく観た。
戦後の大ヒット映画「君の名は」は疑問形。
でも、この映画のタイトルは文節の後に『。』の句点がついている、言い切り。
英語表記でも“your nane.”
“name”のあとに『ピリオド』がついているのに注目したが、それっきり関心は持たなかった。
ネットでチラホラとネタバレしていたのは
「転校生」と「時をかける少女」を一緒にしたような感じ…
ん?
『男女の入れ換わり』と『タイムトラベル』・・・?
なんじゃそりゃぁ!
尾道三部作のうちの、二つの作品を一つにした?
と、思っていたが、
上映開始日から評判が良く「シン・ゴジラ」を凌ぐ勢いだと
ニュースを聞くにつれ、段々と気になる存在になった。
・・・で、先日の月曜日、メンズデー、1100円の日に観に行った。
なのに、平日なのに、大きな劇場で、しかも客の多いこと、多いこと…
それも高齢者が目立つ。メンズデーなのに、女性も多かった。
若者向けの内容だと思うのだが、話題に釣られてるのかな?
学校も休み?子ども連れも目立った。
・・・ある朝、目覚めると、自分の身体が自分の身体じゃない!?
私は(俺は)誰?
しかし、翌朝目覚めると、いつもの日常が戻っている・・・
周りの者も、それぞれの主人公が、前日と比べての突然の変化に、驚きと苛立ち・・・
互いは、入れ換わりを繰り返しながら、
互いに、それぞれの行動を、記録して残しておく・・・
そうやって、互いを認識し合うのだが、やがて・・・
入れ換わった後の、それぞれの行動による、周りの反応が可笑しくて笑いも起こるのだが、二人の順応の早さがいささか不自然な気もした。
時空を越えた、男女のファンタジー。
かと思いきや、途中から手に汗握る展開になり、涙が出そうになるシーンもある。
「シン・ゴジラ」の記録を越えた、というやっかみもあって、観る気が起きなかったが、暑かった夏の日に観れば良かった、と思えた映画だった。
ロングラン上映中。