ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

再来日したルパン 黄金仮面編

 
今も放送されているテレビ朝日放送の『土曜ワイド劇場』
毎週、毎週色んな殺人やトリックがあるものだ、と感心する。
 
 
前回、この『土曜ワイド劇場』で「明智小五郎対怪盗ルパン」として、江戸川乱歩原作の「黄金仮面」を取り上げ、この物語に登場する“不二子”という女性が『ルパン三世』の“峰不二子”の元になったのでは?と紹介させていただいた。
 
 
そして今回「明智小五郎対怪盗ルパン」から2年後、1980年に放送された続編を紹介します。
 
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サブタイトルが・・・
 
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            『桜の国の美女』
 
 
前回『妖精の美女』明智小五郎と対決し、本国フランスへ帰った筈のルパン(ドラマでは自称ルパン二世)が再び日本にやって来たのである。
 
前回のあらすじや、シーンを導入し、不二子との関係を、明智小五郎役の天知茂さんのナレーションでドラマは始まる。
 
不二子とのその後の関係も、ドラマ内できちんと言及されている。
 
 
 
さて、黄金仮面の今回の狙いは・・・
 
 
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かつて「キャッツアイ」という漫画、アニメがあった。
予告状を出し、警察を挑発、世間の耳目を集めるが、事前に対策を取られるリスクを伴う。しかし、予告し、注目を浴びることで、ある特定の人物にメッセージを発信、アピールするのが本来の目的だった。
名探偵コナン」の怪盗キッドも、そのような雰囲気が見られる。盗みの腕前を誇示することで、何かをアピールている感がある。また独自で“黒の組織”とも戦っているし。
 
 
怪人二十面相」は、美術品・芸術品が好きで、予告して盗み出すことも“芸術”として見せつけているところに魅力があった。そして、昭和52年頃に放送された「怪人二十面相」というドラマ主題歌の歌詞にもあるが、一筋の傷も負わせず、一滴の血も流さずに、しかも予告しての泥棒手口は、主役の明智小五郎や少年探偵団だけでなく、敵役の二十面相にも肩入れしていたものだ。
 
 
 
しかし、この黄金仮面は、盗み出す為には殺人もいとわないところは、本家・ルパンを汚している感がある。
まあ、ドラマが大人向けの『土曜ワイド劇場』で仕方ないのかも知れない。
今回の「黄金仮面Ⅱ 桜の国の美女」では、お決まりのヌードシーンも登場する。
大人向けの方が却って低俗なケースもある。
 
 
さて、主な出演は・・・
 
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お馴染の天知茂さん、荒井注さん
 
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助手の五十嵐めぐみさん、柏原貴さん
小林少年の画像が悪いです。すみません。
 
 
そして、今回の美女は・・・
  
 
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古手川裕子さん。とても若くて綺麗です!
 
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和服の似合う女性の古手川裕子さんに黄金仮面は別の意味で狙いをつけるのである。
 
 
他に出演は・・・
 
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・・・大月ウルフさん。
フランスから、捜査協力にやって来たジェラール警部を演じている。
 
さて、黄金仮面の役は・・・
 
前回紹介した男性俳優の中の一人です。
再び紹介すると、まだ観てない方には面白さが半減するかも・・・
 
 
 
 
この回をもって、明智小五郎黄金仮面と決着がつく。
 
 
江戸川乱歩原作の「黄金仮面」はこの『土曜ワイド劇場』でテレビドラマ化されたわけであるが、実は遡ること8年前の1970年には、既にテレビドラマ化されていたのである。
 
テレビ東京、当時の東京12チャンネルの「明智小五郎」というドラマである。
 
とてもエロチックなドラマだった記憶があるのだが、それに「黄金仮面」が取り上げられていたエピソードは記憶にない。
先日、スカパーで第一回と最終回のみが放送されていたが、DVD化、もしくは全話の再放送を望む。
 
 
「黄金仮面」とは関係ないが、次回はこの「明智小五郎」というドラマを紹介したいと思います。 
 
 
カテは「ルパン三世」ですが「黄金仮面編」
まだまだ続きます!