ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

「ルパン三世」 アルセーヌ・ルパンの系譜

 
イメージ 1
 
 
ルパン三世」1st シーズンオープニングより
 
    イメージ 2
 
「俺の名はルパン三世。かの名高き怪盗ルパンの孫だ」
 
が印象深いフレーズ。
 
怪盗ルパンとは、モーリス・ルブラン原作の『アルセーヌ・ルパン』のことだが、ルパン三世が、日本人であるとか日本語を喋るとかの矛盾を抜きにして、もし本当に『アルセーヌ・ルパン』に孫がいるとしたら、今現在、どんな年齢になっているか?
大真面目に考えたことがある。
実際に血を引いているのか?それとも落語界等に見られるような襲名によるものなのか・・・?
 
モーリス・ルブラン原作の『怪盗ルパン』シリーズは、小学校の図書室にあった「奇厳城の秘密」「三十棺桶島」くらいしか読んだことがない。それも内容は全く覚えてない。「8・1・3の謎」はアニメで観たが、それも記憶が曖昧・・・
 
アニメ「ルパン三世」で『アルセーヌ・ルバン』の孫を名乗っている時は際して疑問に思わなかったが、再放送を観るにつけ、果たして「ルパン三世」は実際に『アルセーヌ・ルパン』の孫であり得るのか?と思うようになった。
 
・・・で、ちょっと調べてみた。
 
簡単な図も作ってみた。(作る時は難しかったが)
 
以下『アルセーヌ・ルパン』はフランス人であり、どんな作品なのか全然読まない、そして「ルパン三世」は昭和42年に漫画アクションで連載開始、4年後の昭和46年にアニメ放送開始と言う時間の概念しか分からない、という全く先入観を持たず、また便宜上、元号でなく西暦変換しての検証である。
また「ルパン三世」の原作者・モンキー・パンチ先生の意図も意識してない。
 
 
 
イメージ 3
 
 
アルセーヌ・ルパンは1874年に生まれている。
 
1894年・20歳の時に結婚。相手はクラリス・デティープという人。
カリオストロ伯爵夫人』という作品にある。
 
 
カリオストロ”と“クラリス”という名前でピンとくるのが、この人・・・
 
       イメージ 4
 
ルパン三世に、まんまと心を盗まれたクラリスと言う名前と、タイトルカリオストロの城」は、これにあやかっている。
 
アルセーヌ・ルパン(以後、初代・ルパン)とクラリスとの間に子どもが生まれたが2歳の時に死亡。
その後、クラリスとは離婚。1907年・33歳の時に二度目の結婚をしている。
 
 
しかし、初代ルパンがクラリス以外との女性と関係を持っていた場合。
男の生殖あるいは生産能力をアバウトに18~73歳くらいと想定してみる。
 
仮に、初代ルパンが結婚前の18歳(1892年)の頃から73歳になる1947年までの間に子どもをつくっているとしたら・・・
 
 
初代ルパンが18歳・1892年に、二代目ルパンが誕生。仮に男子と想定。
その二代目が18歳になる時が1910年。この時から73歳になる1965年までの間に出来た子どもが三代目になるとしたら、1967年に連載開始となる「ルパン三世」の実年齢の幅に十分符合する。
もし、1892年に生まれた二代目が女児であった場合も、出産可能の49歳ギリギリの1939年に三代目を産んでいたら、1967年に28歳になっている青年期の「ルパン三世」であり得る。
 
1892年に固執せず、初代ルパンに、73歳になる1947頃までに男女関わらず二代目が産まれ、それに従って時間の幅をずらしていけば、1967年時点での「ルパン三世」の年齢が2歳から37歳と言う、とてもアバウトだが計算が成立する。
アニメ放送開始を基準としても1971年に三代目「ルパン三世」は6歳から41歳の間となり、初代ルパンの孫としてあり得るのである。
 
また「ルパン三世」連載開始の1967年に初代が生きていたとしたら、その時93歳。精力絶倫で80歳を過ぎても子作りが出来たとしたら、「ルパン三世」の実年齢は更に広がりを示し、その後の「ルパン三世」PART2、PART3、そしてスペシャル版へと繋がり、2014年現在と続いても、初代ルパンの孫として設定されてあっても全くおかしくないのである。
 
 
あまりにも飛躍した検証で、『怪盗ルパン』シリーズ、また純粋に「ルパン三世」ファンの方達には不謹慎かも知れないが、大真面目に考えてみた。
 
もし計算間違いがあったら指摘して欲しい!
とても面倒臭い計算になると思います。
 
 
次回は「ルパン三世」がアルセーヌ・ルパンの実の孫である別の可能性を検証してみたい。