ジークフリートの遊ぶログ

そそっかしくて、キーボードタッチのミスに気が付かないことが多く、過去に投稿した記事も観直しながら編集しています。

7月17日と言う日…

 
本日は7月17日。
 
今をさかのぼること36年前・・・昭和52年。
西暦で言えば1977年のことである。
 
この日の夜、東京は日比谷野外音楽堂で日本中を驚かせた三人の女性がいた・・・
 
「普通の女の子に戻りたいんです」
 
こう言って泣き崩れた三人はアイドルグループ・キャンディーズだった。
 
この日は日曜日。
いつもの夜で私は家族と居間でテレビを観ていた。
関西のテレビ局制作の「さわやかな男(やつ)」を観ていた・・・
ふすま一枚隔てた隣の部屋で、野球中継をラジオで聴いていた父が、野球が終わってニュースになっても引き続いて聴いていたのだが、ふいに
キャンディーズが解散するで」
 
「!?」
 
何を言っているのか分からなかった・・・
 
「今、ニュースで言いよったで」
父親が続けた。
 
ンなバカな!
 
何かの間違いだと思っていたが、翌日の新聞に大きな見出しで確かにそれは載っていた。
 
キャンディーズは、初めて好きになった女性アイドルだった。
宇宙からの侵略者から地球を守ってくれる超人や、巨大なロボットのコクピット(操縦席)に入って悪と戦うヒーローに夢中になっていたガキが、色気づいてきた第一歩だったような思う。
当時は、森昌子桜田淳子山口百恵アグネス・チャン南沙織、そして天地真理などビッグなアイドルがいたが、いずれも随分な年上のお姉さんだった。
キャンディーズも随分と年上だったのだが・・・
 
いつも土曜日の夜はNETの「キカイダー01」や「ミクロイドS」、続いての「キューティーハニー」を観ていたのだが、昭和49年の3月に終了してから再びTBSのドリフに戻ると、向かって右側に並んでいた三人の女性がキャンディーズだった。
キカイダー01」が野球か何かで観れない時なんかはドリフを観ていたし、昭和48年9月1日に正式にデビューする、って言うのは、当時の小学館の学習雑誌で知っていたが、それまで特に意識はしてなかった。
それが、近所に出来た遊園地『広島ナタリー』のCMで毎日のように姿を見ていると、とても魅力的な女性としてすり込まれてしまったのかも知れない。
 
それから3年ばかし、ニキビもまだ出来てない少年だった私は、冒険王やコミックスを我慢して、キャンディーズのレコード代に月の小遣いを費やしていたのだが…
 
18日、19日…とワイドショーではキャンディーズの話題で持ちきりだったのを記憶している。
 
キャンディーズが解散宣言した日比谷野外音楽堂でのコンサートの模様は、後に
「キャンデイーズVSピンクレディー」とかのタイトルで放送されたのではないかと思う。
キャンディーズピンクレディーそれぞれのコンサートの模様を交互に編集しての放送があった。
ワイドショーで解散宣言した時の様子を紹介した際の舞台、衣裳などが、その番組とあまりにも酷似していたので、日比谷野外音楽堂でのコンサートは最初からテレビで放送するつもりだったのでは…?
音声だけでなく、宣言して泣き崩れる彼女達の姿の映像が存在するのはその番組の賜物だったのだろう、と後々思うようになった。
主旨が違うので「キャンディーズVSピンクレディー」の番組内で解散宣言のシーンはなかった。
キャンディーズの三人はテレビで発表する、と言う打算的な考えはなかった筈だから、テレビ局側でも面食らって、宣言する場面はアングルとしてテレビ的でなかったように思うのである。
 
あの時の新聞記事、録音したカセットテープ・・・
何処にいっただろう・・・
 
このブログを立ち上げる時、7月までに見つけるつもりでいたが、未だに見つからない・・・
 
因みに、7月17日は私の誕生日!