ばるぼら
転職が終了してから、職場の雰囲気にも慣れました。
でも、自分の頭で考えて行動して、それが結果的に要領を得ているかどうかの確実性は不明です。後輩が出来れば、指導側に周って、自分自身の勉強になるのですが・・・
もう一週間経ちましたが、撮影材料が見つかり、画像整理も出来たので、鑑賞した映画の感想をアップします。
「ばるぼら」
1973年13号~1974年10号連載。
タイトルは聞いたことがありますが、実際には読んだことはない漫画。
主演・稲垣吾郎、二階堂ふみ。手塚治虫氏の御子息・手塚眞監督。
劇場では、監督の手塚眞、稲垣吾郎、二階堂ふみのサイン入りポスターが提示されていた。
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この映画はR15指定となっている。
稲垣五郎演じる、小説家・美倉洋介は、新宿駅でアルコール依存症の少女・ばるぼら(二階堂ふみ)に出会い・・・
「十三人の刺客」で暴君を演じた稲垣吾郎もそうだが、「西郷どん」「エール」でのイメージが強かった二階堂ふみの演技、艶技?に惹かれる!
手塚治虫、と言えば「鉄腕アトム」や「リボンの騎士」など、児童漫画のイメージが大きいが“漫画”という大きなくくりで言えば、そのレパートリーは大人向けにも及ぶ。
さらに言えば、手塚キャラクターの特徴と言えば、両極端な二面性を備えたものが多い。
ロボットでありながら人間の心を持っている鉄腕アトム。
天才的外科手術をこなしながらも、医師の免許は持ってないブラックジャック、
大人になったり子どもになったりのメルモ。
人間なのに獣に変身するバンパイアなど・・・
手塚治虫自身、漫画家でありながらも医師の免許も持つ・・・
今回の「ばるぼら」も、著名な小説家でありながら、異常性欲者(人形プレイ、獣姦など)の美倉洋介に、美貌とアル中の極端を備えたばるぼらが身を置く裏社会(黒魔術)などなど・・・
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手塚治虫作品のパターンで、大人向けだな、と感じました。
また、時代設定は現代の筈なのに、雰囲気は70年代。この映画の原作が1973年という先入観を無しにしても、この頃流行ったサイケデリック的な演出は、何処かノスタルジーも感じます。
改めて原作を読みたくなりましたが、パンフレットに原作漫画の冒頭部分が綴じ込みされてます。
全編読みたくなりました!
手塚治虫全集、というのがあります。講談社から出版された全400巻からなるコミックスなのですが、社会人なって給料をもらうようになったら全巻買いたい、と思っていた高校生の頃の自分を思い出しました。(当時はまだ全300巻でした)
また、映画の中で美倉洋介演じる稲垣吾郎が、オールドパーをラッパ飲みしているシーンがあったのですが、やはり社会人になり給料を貰って小遣いが増えたなら、オールドパーなら毎月買っている、程度の生活レベルを送れているように、と社会進出を目指していた青春時代の自分も思い出しました。
アダルト、と言えば、手塚治虫が代表を務めていた虫プロアニメにもエロティックなテイストの作品があります。
この度、何年かぶりに押入れの奥から探しました。
記事の投稿が遅くなったのは、この行為の為でした。
虫プロアニメラマ・コレクション LD-BOX
「11PM」でも紹介され、その後深夜映画で観ることが出来て、興奮した思春期の思い出のあるアニメ映画です。
家電量販店でLD-BOXを見つけた時は驚喜して買いました。
特に「哀しみのベラドンナ」は下手なAVよりも、ドキドキコーフンしました。
今でも時々、橘まゆみによる主題歌をyoutubeで聴いています。
コロナ感染者が激増しています。ジワリジワリと身の周りに迫って来る不安が拭いきれません。誰がウィルスを持っていて、それにいつ感染したのか、曖昧で厄介な感染症です。
こういったネットで、おっびろげに言えませんが
『ほんま、腹が立つ!』
です。