想い出の宝塚劇場 その1
今から22年前のこと。
震災の前年の5月に宝塚市に行った時の想い出です。
作成する時間が十分ないので、この記事もまた二回に分けたいと思います。
1994年5月1日と2日。一泊二日で宝塚市に遊びに行った。
4月25日に手塚治虫記念館が開館したことがきっかけで、足を運びたくなったのだ。
そしてもう一つ、宝塚市と言えば・・・!
ビデオカメラを持って、新幹線に乗って新大阪で乗り換え、昼過ぎに宝塚へ到着。
ビデオカメラを持ってはいたが、VHS-Cテープの消費を抑える為に、ウエストポーチに入れていたコンパクトカメラで撮影した写真を画像としてアップします。
・・・アルバムに貼ってある写真を更に撮影。インデックスもフレームに収めました。
フラワー通り、という通り。
そこを抜けると・・・
・・・おおぅ! 手塚治虫記念館に到着。
午後1時半頃・・・
・・・凄い列じゃないか!
これじゃあ、簡単に入れそうもない。
ならば少し腹ごしらえ・・・
と、取り敢えず宝塚劇場へ入った。
「ベルサイユのばら」広島公演は観たことがあるが、どうせ行くなら、本場の宝塚劇場で何がしかの演目を観たいと思ってのことだった。
で、丁度その時、上演されている演目はこれだった・・・
プログラム表紙
・・・何と『ブラック・ジャック』だった。
そして第二部のグランドショーは『火の鳥』。
ブログラムより
劇場内の軽レストランで昼御飯を食べる。
確か、ハヤシライスを食べた、と記憶している。
食後にアイスコーヒーを呑む。
その時のコースターがこれ・・・
・・・こんなものを持って帰っているとは、自分でも可笑しくなった。
『ブラック・ジャック』の公演は午後3時から。
まだ時間があるし、重たい荷物をどうにかしようと、今夜の宿泊先である宝塚ホテルへ向かった。
チェックインして、ビデオカメラや、バッテリー、着替えの入ったバッグを置いて、再び宝塚劇場へ・・・
開場までロビーで並んで待つ。
さすがに女性ばかり。
男性は私を含めて三名ほど見かけた。その内の二名は高齢の夫婦の御主人だと思われた。
男は目立つのか、それとも慣れてない、と思われたのか
「ご不明な点はありますか?」
と、二回、それぞれ違うスタッフに声をかけられた。その内の一人は若い男性・・・
ここ、男でも働けるんだ、とその時思った。
どうも、女性だけの職場だと言うイメージが拭えない。
・・・これがチケットの半券。
予約は公演の一ヶ月前。“宝塚友の会”に入っているのならともかく、一般券でも、地方にいると、なかなかいい席が取れないのだ。
今はネットで予約出来るが、当時は直接電話して席を押さえたのだった。
その時は既に遅く、二階席の後ろの方しか取れなかった。
舞台は手前にオーケストラボックスがあって、それを囲むように花道みたいな通りがある。
上から観ていると、男女色々混ざっての楽団。指揮者もちゃんといた。
初めての生演奏による舞台に胸が躍った。
演目が始まる・・・
サブタイトルは「危険な賭け」
手塚先生の原作にはないオリジナル。
当然ながら出演者は全員女性。男役、娘役、と分かれているが、二階の後ろの方なので、口を動かしているのが誰なのかハッキリ追いかけられず、また、声の違いに慣れるまで時間がかかった。
出演は・・・
ブログラムより
・・・主人公・ブラック・ジャック
・・・メインキャラクター
アイリスとケイン
最近はテレビドラマでも見かける。
ケイン役はこの人・・・
・・・さて誰でしょう?
アイリス役は・・・
・・・森奈みはるさん
綺麗な人だ!
アイリスと言う役であるが、如月恵の役も演じられた。
つまりアイリスは、如月恵にそっくりで、ブラック・ジャックも動揺するのだ。
ン? 日本人とイギリス人が似ている?
しかしながら・・・今では男になっている如月恵。
女性が男性を演じる宝塚歌劇団とカブってしまう。
手塚先生は、如月恵を男にしたのには、宝塚歌劇を意識したのかなぁ?
物語の内容は・・・
元イギリス領の南米のとある国。独立国家を目指して、クーデターが起こり、女王暗殺が企てられる。
しかし女王の死は、ブラック・ジャックによって回避される。
一方、クーデターによって国家が独立するかどうかを武器商人と賭けをしていたケイン。
クーデターを企てていた連中に武器を売ったものの、女王暗殺に失敗したことによって武器の代金が支払われずに損害を負った武器商人。
賭けを画策したケインは相棒と一緒にロンドンから逃亡しようとする。
しかし、その武器商人によって相棒が捕われの身になり、奴らは相棒の命と引き換えに、イギリス情報部にアクセスする為のパスワードの盗み出しを要求する。
イギリス情報部に所属するアイリスは、かつてケインと恋人同士だった。
ケインは、アイリスを利用してパスワードを盗み出そうとするのだが、実は彼の体の中には大きな爆弾が・・・
アイリスとケインの気持ちの駆け引き・・・
そしてブラック・ジャックのメスは彼をどう救う?
こんな感じの内容だったと記憶している。
スパイ映画でもお馴染のMi-6も登場してくるし「アッチョンプリケ」のピノコもほんの少しだけ登場。
・・・プログラムにはシナリオが収録されている。
スカパーで放送されたのだが、契約チャンネルではないので視聴は叶わなかった。
でも、ビデオが出ているし、CDも出ている。
今一度出演者のアップ画像で観て、聴いて、読み比べてみたい。
さて・・・
稽古中の、素顔のタカラシジェンヌたち・・・
・・・稽古場風景。
ケイン役の人とは・・・
アップするとよく分かる。
・・・真矢みきさんだったのだ。
この頃の私は、彼女を全く知らなかった。
『ブラック・ジャック』の後は
グランドショー『火の鳥』だが、作成する時間がないので、その2に・・・
※ 仕事の都合もあって二~三日後になります。