監視カメラの意義
本日9月9日。
とある銀行に行きました。
ATMはガラガラで、その中の一つに歩を進めたのですが、機器の前に千円札が1枚落ちてました。
ボクが来る前に、この機器を使用した人が落としたのでしょう。
ラッキー!
と、思ったのですが、
監視カメラ!
このフロアは確実に映っている筈。もし、この落とし主が現れて、監視カメラの確認を銀行に申し出たら・・・
落とし主が千円札を財布に入れ損ねて、ヒラヒラと床に落ちるシーン。
そして、ボクが現れて、床の千円札を拾っているシーン。
カメラは回っている・・・
それらの流れの妄想が、ATM操作の間に駆け巡りました。
作業を終えて、その千円札を持ち、窓口に回りました。
ATMの前で拾ったことを伝えると、
何番のATMですか?
と、返してくる。
そんなん意識して使うか、普通?
と、言いたい。
真ん中でした、と・・・
と言うと、そのATMまで付いて来てくれるのかと思いましたが、
ここですか?
と、ATMのフロアゾーンの見取り図を見せられました。
改めて見せられても、
ウーン・・・
となってしまう。
そこで、先程使用した通帳を取り出して、
この通帳が使用されたATMの記録は残らないんですか?
と、指し示すと、行員の女性は、後ろに座っていた上司に相談。
これは、こちらで警察に届けます。落とし主が現れなかったら、お客様のものになりますので、こちらに御連絡先をお書き下さい。
と、一枚の紙を差し出されました。
え、監視カメラを確認したら、誰が落としたか映っているんじゃないんですか?
と、言うと
それは警察が立ち会わないと、我々も見ることが出来ないんです。
あーそうなんだ。監視カメラって、銀行員が普段、見ているものだと思っていたから拍子抜けした。
いちいち書くのはめんどくさいな。
と思っていると、
通帳、拝見出来ますか?
って、言われて、通帳を差し出したら、ハンドサイズの読み取り機で通帳の中のデータを読み取りました。
このデータと千円札を警察に届けるみたいで、受取りの証明用紙はくれなかったです。
半年経っても、落とし主が現れなかったら、連絡が行きます。
と、言われ、銀行を後にしました。
落とし主は現れるだろうか?
銀行に落としたことに気がついて、取りに来るだろうか?
拾ってくれた人(ボク)にお礼は?
と期待しました。
そもそも、誰が落としたか、監視カメラの録画を確認すればいいのではないのか?
客としても、銀行がそうやって誠意を示してお金を返してくれたら、銀行に対しての評価が違ってくるのでは?
設置した者が好き勝手に観れないという、監視カメラの存在意義を改めて認識しました。
さて、今日の日付から半年後。来年の3月8日になる前に、何か進展があるでしょうか?
千円落とした、と言う意識が働いて、警察に、銀行に、と相談に行くでしょうか?
諦める、としたら、落とした人が何だか可哀そうな気もします。
以前、お金を拾ったことがあり、警察に取りに行ったことがあります。警察は決して、半年経った、と言う通知はして来ません。
落とし主が名乗り出たかどうか、半年後、警察に行かなくてはなりません。
今日の日付をメモ用紙か何かに書いて、冷蔵庫のドアにマグネットクリップで貼っておこうかと思いましたが、
半年後にどうなったか?
も記事に出来そうだと思い、本日の出来事として、今回アップしてみました。
本音を言えば、半年後も、病気せず、事故を起こさず、無職にならず、災害にも負けず、それより何より、コロナに負けずに生きている!
と、自分を奮い立たせる為に今回の記事とさせていただきました。