レイトショーで
何とか時間を作って観た映画が二本。
やっとの休みでも、昼間は人が多いし、雨が降っていたり…
それで待ちました。
レイトショーなら時間が取れるし、鑑賞料金も安い。
仕事が終わって、職場から30分くらいかけて自転車でシネコンに行きました。
レイトショーは、たいてい晩御飯を食べて車で行くのですが、仕事でムシャクシャしていたこともあり、半ばやけくそで自転車で行きました。
暑くもなく寒くもない夜の国道でした。
7日の夜でした。観たのは…
パンフレット
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」
週刊ジャンプで連載されていた「ジョジョの奇妙な冒険 第四部」のスピンオフで、NHKでもエピソードがドラマ化されています。
原作は読んだことがありませんが、NHKのドラマでも映画でも、主演の高橋一生という俳優に寄せる演出がなされているのだろう、という感想です。
これから原作を読んだとしたら、実写のイメージを離した読解をしなければならないだろうな、と感じてます。
夜21時過ぎなのに、シネマポイントデーでもあったし、原作ファンであったり、高橋一生ファンなのでしょうが、10人以上の観客がありました。
今年の終わりか来年の始めに、NHKBSで放送があるかも、と思っています。
終映は0時半。それから真夜中の国道を疾走。24時間営業のスーパーで晩御飯とビールを買いました。
帰宅して食べて呑んで、床に着く時は午前3時頃でした。
2日後の9日。昨日もまた仕事が終わった19時過ぎ。
自転車を漕いで劇場へ…
観たのは…
パンフレット
「クリードⅢ」です。
シルベスター・スタローンの「ロッキー」を引き継いだ物語も3作目ですが、今回スタローンは登場してません。
主人公・アドニス・クリードは、ボクサーを引退して後進指導に回っていますが、何だか世界観が違っている感じがしました。
過去と断ち切る為にリングに戻ったアドニスが、絶体絶命のピンチから回生する時に「ロッキー」のテーマが流れた時は少しだけ安心したのですが、ずっと気になってスクリーンに魅入っていたのが、アドニスの愛娘アマーラです。
彼女はろうあ者で、手話を使ってコミュニケーションをとっています。
英単語の順に手話がなされるのでしょうが、日本とは文法が違うので、字幕の文章とアメリカ手話の並びあてはまりません。でも日本と同じ手話じゃないのか、と思われる手話が少なくとも二つ。“集中する”と“コントロール”でした。
映画の後、主演のマイケル・B・ジョーダンが制作したアニメがオマケの上映でした。
この映画は三作目ですが、二作目の「炎の宿敵」も観てます。
過去に記事を作ってましたが、お蔵入りしました…
その時の画像だけ、引っ張り出します。
パンフレット
終映は23時半過ぎ。
観客はボク一人だけ。お一人さまでした!上映前、職員が2回確認に来たのですが、観客がいなかったら、途中で上映を中止していたのでしょうか…?
真夜中の国道を疾走しますが、暴走車もいて少し怖かったです。途中で裏道の旧国道に入ったくらいです。
先日、自転車に乗っていてこけた時の膝の痛みが治っていないのに、何十分も走る自分が自分でもアホじゃないか?と思いました。
ヤマザキ春のパンまつり
毎年、春になると、ついつい集めてしまうシール。
毎年、お世話になっている
『ヤマザキ春のパンまつり』
30点集めると貰えるのが、白いお皿。
いつもは、30点で、一枚もらうのが精一杯だったのですが、今年は…
二枚貰えました。
職場で
「シールを集めよるんよ」
と、言ったら、
「ウチに、ようけ(沢山)あるけぇ、あげる」
と、レターボックスの、ボクの専用引出しに、ペタペタ貼ってくれていて、短時間で60点分集まりました。
ヤマザキのパン一個に0.5、1、1.5 2点、とパッケージに付いているのですが、最低の0.5点のシールが付いているのは、100円越え(税抜き)です。
2点のシールが貼ってあるパンが、半額になっていると凄く得した気分になります。
0.5点を30点分集めるには60枚必要で、単純に計算しても、100円の商品が60個。
六千円分のシールが必要となります。
皿、二枚だから、一万二千円分。
“Wedgwood”か!?
と、一人突っ込みです。
この皿はフランスで作られています。
陶器、と言えば西洋。しかもフランス製となると、格式高いものを手に入れた気分になり、ちょっとした幸せを感じた令和5年の春です!
スーパーロボット魂2023
5月5日の出来事です。
随分と時間も経ってしまいましたが、PCR検査の結果が気になってました。
5日の行動で、感染してしまうと身も蓋もありません。
本日、検査の結果、陰性だと分かりました。
安心したことで、ボツにしようとしたネタを記事に起こすことにしました。
2023年5月5日。
大阪に行って来ました。4年振りの大阪です。
『スーパーロボット魂2023 大阪』です。
コロナ前、2019年の5月までは
『ふたりのアニソン』
として、水木一郎アニキ、ミッチ・堀江美都子両名によるライブで参加していたのですが、その後コロナ禍で中止。更に水木アニキの死去によって、ミッチとの共演は潰えてしまいました。
毎年5月。大阪では『ふたりのアニソン』と『スーパーロボット魂』というライブが開催されています。
『スーパーロボット魂』とは“スーパーロボット大戦”というゲームから派生したアニソンライです。
正直、ゲームはあまり関心がありません。ゲームの中で、アニメと同じ主人公による声や、実際の主題歌がBGMとして流れるそうです。ゲームの人気から、水木アニキの人気にも火がついて、ロボットアニメを唄うシンガー達が集合し、ライブが始まったようです。
毎年、4月下旬の東京公演と5月初旬の大阪公演が恒例でした。
毎年10年以上通った大阪でした。
いつもの『ふたりのアニソン』は、もうありません。もう一つ開催されていた『スーパーロボット魂』には時間的に参加出来る余裕はなかったのですが、今年、水木アニキはいないけれど、久しぶりに大阪へ行ってみたい、という気持ちが表れました。
抽選予約によるチケット購入から、チケットを手にした3月下旬に、ようやく実感が湧いたのですが、仕事に関する不安がよぎります。次月度のシフト表を5日までには完成させてなければなりません。毎日、パソコン画面とA3用紙の清書用手書きのシフト表とのにらめっこです。4月の下旬で2名の職員が辞めていきました。派遣会社との契約の関係上です。
海外からの実習生たちも見習いが終了して、夜勤業務、独り立ちすることにより、日勤帯業務が少なくなります。彼らが日勤から外れることによって、日中が少人数での業務を強いられることになります。ボクが5日に休むことによって、他の職員に重圧がかかるかも知れない、という自惚れもありましたが、シフト表作成に神経をすり減らしました。
大阪に行く前日まで、睡眠時間を減らして職員たちの勤務を調整していました。
天候の具合を考えて、何を着て行くか、また、デジカメやスマホのバッテリーの充電など、たいてい3日ぐらい前から準備しているのですが、今回は毎日毎晩遅くなって、前日の4日の夜にまとめて準備することになりました。
暑いのか寒いのか分からないので、いつものよれよれの春物のジャンパーを羽織るだけにしました。
大阪へは高速バスで行きます。
休みであっても、急な勤務変更が生じることがあります。
「今朝、体調が悪く、熱を測ったら38℃でした。今日、休ませて下さい」
と言う同じフロアの職員や
「〇〇さんの子どもさんが、急な発熱で休むことになりました。シフト表の調整をして下さい」
と、施設上部からのLINEが容赦なく入って来ます。それを覚悟して、A4判に縮小したシフト表を印刷して持って行くことにしました。
広島を出発するのが8時半前です。あいにくの雨でした。バスのシートに座ると、LINEに怯えながらも、クタクタだったので殆ど寝ていました。
高速道路は思ったより空いていて、予定通り14時半前の大阪へ到着。地下鉄に乗ってライブ会場に向かいました。
なんばHatch(ハッチ)という所です。
雨を覚悟していたのに、青空が広がっていました。空気も爽やかでした。
堀江ミッチの他、ささきいさお、MIQ、影山ヒロノブ、福山芳樹、遠藤正明、笠原弘子などの出演者が集ってます。観客もゲームファンからアニソンファンまで幅が広く、人数も多いです。
会場は思ったよりも広かったです。過去のライブ映像をソフトで観たことがあるのですが、オールスタンディングを覚悟してました。席は後方でしたが、座れることに安堵感が表れたのですが、MCの紹介により出演者たちがステージに現れると、次々に席から立つ人が!
“やっぱり立つのかよ!?”
と立ち上がります。立ったままの鑑賞は随分久しぶりでした。
トップバッターはミッチです。
「超電磁マシーンボルテスV」
のナマは迫力があります!
続いて
“MIQ”と言う名前が、まだ“MIO”の時に鑑賞して以来、20数年ぶりです。この方も声が変わらない!
他には、是非ナマで拝聴したかった
ささきいさお氏による「UFOロボ グレンダイザー」
「ゲッターロボ」のOPには疲れを忘れて興奮してしまいました。
作品名やシンガーの名前は存じ上げているのですが、アニメ自体がよく分からない歌がいくつかありました。
ゲームファンの若者だけでなく、アニメのオールドファンもいるのですが、皆、テンション高いな~、と付いていくのが精一杯でした。
『ふたりのアニソン』の時に、いつもデュエットで拝見している水木アニキと堀江ミッチらよる
の“CROSS FIGHT”は、水木アニキのパートは会場の観客による合唱でした。
改めて、水木アニキがいない現実を実感します。
水木アニキを偲んで
のOPや挿入歌が出演者たちによって唄われます。
アンコールでは、撮影が許されました。
分かっていたら、デジカメの設定を変えて備えていたのに、撮った中で一番いい画像は…
片手を伸ばしたまま、モニターとステージを同時に観るのですが安定しませんでした。
スマホで撮れば良かったのですが、モバイルバッテリーに接続したままもカバンにしまっていたので、取り出す暇がなかったです…
ライブが終わって、新大阪に向かい、21時2分ののぞみに乗りました。
家に帰ると23時半。
ライブの興奮が残ってましたが、職場からのLINEが来てなかったことの安心感から、心地よい疲れとなりました。
雨が止んで良かったのですが、翌日は土砂降りでした。仕事を休みに設定していたので、ゆっくり寝た後、この記事を用意する為に、ライブのセトリや画像を探し、今回の記事に備えました。
苦痛の月末と月初
毎月、月末と月始め、合わせて約一週間は、次月度のシフト表を組むのに頭を悩ませます。
夜勤をする人。夜勤が出来ない人。
早出と遅出。日勤と休みの調整。
休日の数は決まっていますが、連続して3日以上勤務があると、しんどいです。
遅出の翌日に早出を設定されるのもしんどいです。
夜勤が明けた次の日は休みです。
休み希望の日は、夜勤明けの翌日に組まれることが多いです。
シフト表の作成ソフトがありますが、
“先ずは休みの希望日”
を第一に設定したら…
“それぞれの職員に振り分けられる担当する業務の委員会の日は絶対的に勤務日にする”
“連続三日間の勤務を避ける”
“夜勤が少ないと収入も少ないので“この職員”は一ヶ月に最低〇日は夜勤を入れる”
“夜勤入りの日、夜勤明けの日、休みの日の連続三日間を固定”
“遅出の翌日は早出にしない”
“パート、派遣会社の職員は勤務終了時刻が他の職員と異なる場合があるので、一日当たりの勤務人数のバランスを調整する”
など、一日当たりの職員の数を、ソフト上で計算することは出来るのでしょうが、
「〇〇さん」と「〇〇さん」は、そりが合わないので、同日に絡みのある業務は設定を避ける、となると、計算が難しくなりそうです。
横の、勤務日と業務担当(入浴・排泄・清掃など)のバランス。
縦の、一日当たりの職員の人数。
ちゃんと調整していくのは、まるでナンプレのようです。
全体を観て、上手く組めたとしても、個々の職員が観ると、自分の勤務日に対して不満が起きてしまいます。
毎月、月末から翌月五日から一週間程度、エクセルに釘付けになります。
時間があれば、スマホでブログやツイッター、インスタグラム、フェイスブックは確認していますが、コメを残す余裕がなく“いいね”をクリックするのが精一杯です。
取り敢えず、5月4日でメドがつきました。
そこで5月5日は羽根を伸ばしましたが、クタクタの状態でした。
6日に記事にアップしようかと思いましたが、作成したシフト表を使って、同僚と勤務の打ち合わせをLINEでしなくてはなりませんでした。
5日の行動は、画像と文を整理して後日記事にしたいと思います。
ロストケア
「ロストケア」
観てきました。
パンフレット
職場でも話題になっています。
ボクの職場は特養(特別養護老人ホーム)ですが、映画では訪問介護センターが舞台です。
出演は松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、藤田弓子、柄本明。
42人殺した松山ケンイチ演じる斯波。
殺したのではなく“救った”と言う。
介護される側だけでなく、家族も救ったことになる…
検事・大友(長澤まさみ)の言うことは間違ってはいない。正論であるが、斯波のセリフも胸に突き刺さりました。
介護の仕事をしているので映画のシーンは日常。感情移入はないし、勿論、泣けない、と思っていたら、新人の介護士の女の子が、信じていたものに裏切られ、壊れて乱心してしまったことにこみ上げて来るものがありました。
この業界に、希望を持って臨んでいても、ことごとくひっくり返されてしまうことが多く、心が折れることが多いです。
福祉の学校に入って勉強して、せっかく資格を取って就職しても、1年後には8割が退職してしまう現実が、この介護業界にはあります。
当たり前に、殺人はいけないのですが、そこまで追い詰められてしまった加害者に対して、容赦なく正義面をぶつけるマスコミや、蓋をして突き放す行政に苛立ちを感じます。
我々は普通、利用者に対して手を挙げることはしませんが、利用者からの暴力はしょっちゅう受けてます。女性職員は男性利用者に触られることもあります。
手を出せば、虐待や暴力として職員は罰せられますが、利用者から暴力を受けても、あまり問題にはなりません。同僚の中には、引っ掛かれて出血までに及ぶ傷を作った人。蹴られた拍子にひっくり返ってしまい、その後も続く腰痛持ちになった人。杖で思い切り叩かれて、青あざを作った人。ボクも殴られたことが何回もあります。
でも、そこはキッチリと記録に残して、家族に伝えます。
劇中42人殺してますが、42家族のうち、2家族しか介護現場の壮絶さが描写されてません。
40家族それぞれドラマがあったと思うのですが、尺が短すぎ。
風俗のお姉ちゃんたちがニュースを目にするシーンもあったのですが、その辺をもっと追及して欲しくて、物足りなさを感じました。
原作を読みたいと思います。
この本を持っているのですが、手が空いたら読もう、と思って、そのまま何処かに行ってしまいました。
施設の現場で起きた殺人を取り上げた小説です。
ネットから画像を拝借しました。
もう一度観てみようかな、とも思う映画でした。
「シン・仮面ライダー」ふたたび
「シン・仮面ライダー」
昨日(4月4日)、観てきました。もっと後に観ようとしていたのですが、入場者特典のプレゼントがまだ残っている今のうちに観ておこうと思った次第です。
朝起きて、ネットで席を確保しておいて、昼前に出かけました。
自転車を使ったのですが、まだまだヘルメットをかぶっている人はいません…
すぐそばに公園があるのですが桜が綺麗でした。弁当を食べている親子連れが何組かいました。
ふたたび、と記述してますが、実は今回3回目の鑑賞です。
2回目の時は4DXで、サイクロン号によるカーチェイスや、アクションシーンによる振動を体感しました。その時の入場者特典がこれです。
本郷猛役の池松壮亮による自筆サイン入りのカードでした。
舞台挨拶の中継を観た時に“直筆サイン”と聞き間違えましたが“自筆”の印刷です。
それでもレアなカードです。
しかし、公開数日経っただけで、ネットでは沢山のサイン入りカードが出回っていました。
しかも、サイン入りがフルコンプというケースもあり、出品者はどうやって手に入れたのでしょうか?
今回3回目の鑑賞は4月4日。入場者特典は第3弾に突入しています。
それが貰えるのか?と思っていたら、色紙2枚とカードを渡されました。
これは第2弾で、
これが第3弾です。
そして…
1号ライダーと緑川ルリ子のカードです。第1弾の入場者特典です。
えっ!こんなに余ってるの? 大丈夫か「シン・仮面ライダー」!
賛否両論激しい評価に分かれるこの映画。
1971年に放映された「仮面ライダー」のイメージが強いと、この映画は随分と違和感があります。
先ず、
“改造人間”というワードが出てこない。
“ショッカー”は“SHOCKER”であり、声だけの首領と、その下で指示する如何にもボスと思われる存在がない。世界征服を狙う悪の秘密結社という感じではない。
石ノ森章太郎をリスペクトしつつ、当時、石森章太郎が制作した「仮面ライダー」の概念をひっくり返して新たな発想で作り変えた全く違う世界観と考えた方がいい映画でした。
R指定となっています。児童が観るには刺激的なシーンやセリフがありました。
パンフレット
ビニール袋に“ネタバレ注意”となってますが、開封しました。
冒頭のクモオーグ編のみ、放送された地域もあるようです。
CGの力もありますが、カメラアングルやスピーディーなバトルシーンは映画ならではで、1971年放送当時だったら不可能な演出に、目を奪われてしまいそうです。
まくしたてるような早口と理屈の長台詞。詰め込み過ぎて、一度観ただけでは理解出来ない部分もありますし、もっと掘り下げて描いて欲しいエピソードもありました。
全て描くには、2時間あまりの尺では足りないと思います。せめて前編と後編に分け、例えば前編が1号を中心。後編を2号を中心にすれば、ストーリーがもっとスッキリして、スムーズに頭に入るのでは?と個人的な見解です。
団時朗さん
もう一週間経ちました。
「帰ってきたウルトラマン」で、郷秀樹を演じた団時朗さんが、令和5年3月22日に亡くなられたことが報じられました。享年74歳。
テレビのニュースではWBCに隠れてしまいましたが、ネットでは今でも話題になっています。
前日の23日にネットのニュースを拝見して、翌日仕事に行く前にスーパーやコンビニで買い集めたスポーツ新聞です。
デイリースポーツ
サンスポ
スポーツ報知
どの新聞も、画像は同じカットですが、大きく取り上げています。
「ウルトラマン」も「ウルトラセブン」もテレビ放送を観ていましたが、夕方の再放送でした。
リアルタイムで初めて観たのが「帰ってきたウルトラマン」でした。
しかし、第一話は見逃しています。新聞のテレビ欄を観る習慣どころか、見方さえよく分からなかったのでチャンネルを合わせられず、翌日近所に住む幼馴染が熱く語っていたことから、毎週金曜日・夜七時から放送があることを知った次第です。
「帰ってきた~」とは言え、ハヤタ隊員が変身するウルトラマンが帰ってきたのではなく、違う容姿をしたウルトラマンでした。
ハヤタのウルトラマンとは違う、と言われていましたが、理論的な言葉に表せるボキャブラリはよく分からなかったけれど、
“ウルトラマンというのは世代を継ぐ名称”
のようなもので、二代目、三代目を名乗るウルトラマンがいる、という落語や歌舞伎界のような理屈を、子どもなりの解釈をしていたので、タイトルに対して奇異な感じはしませんでした。最もその頃は落語も歌舞伎も全く知らなかったのですが…
再放送も可能な限り観ていたので、刷り込まれて大人になっても忘れなかった言葉があります。
それは『ウルトラ5つの誓い』です。
団時朗さんの訃報を知った時、この言葉が去来したのですが、どうしても4つしか思い出せませんでした。
ネットで検索すると出ていました。
・腹ペコのまま学校に行かぬこと
・天気の良い日に布団を干すこと
・道を歩く時は車に気を付けること
・他人の力を頼りにしないこと
・土の上を裸足で走り回って遊ぶこと
思い出せなかったのは、4番目の
『他人の力を頼りにしないこと』
でした。
「帰ってきたウルトラマン」は変身するアイテムがありません。
「ウルトラマン」はベータカプセル
「ウルトラセブン」はウルトラアイで変身しますが「帰ってきたウルトラマン」は、郷秀樹がピンチになると、体内に宿ったウルトラマンが表面化して、変身する形をとってました。
人間体(郷秀樹の姿)で力を尽くして、それでも叶わないときにウルトラマンが表れるのだ、というのが、この番組のテーマだと理解したように感じます。
団時朗さんは他にも「少年探偵団」というドラマで怪人二十面相を演じておられ、顔出しだけでなく、本人の役でショックを受けたものです。
最近ではNHKの朝ドラでお姿を拝見しました。
74歳、というのは今の時代ではまだ若いかと思います。
声だけの出演だとしても、団時朗さんの「ウルトラマン」をまだまだ観たかったです。
御冥福をお祈りいたします。
さようなら郷さん